鷺の停車場

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テレビアニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」

年末年始の休みの間、dアニメストアでもう1作品「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」を一気見しました。

otonarino-tenshisama.jp

小説投稿サイト「小説家になろう」に2018年12月から2021年7月まで連載され、2019年6月からGA文庫から文庫版が刊行されている佐伯さんの同名ライトノベルを原作にテレビアニメ化された作品で、2023年1月からの2023年冬クールにTOKYO MXで放送されています。主要スタッフは、監督:王麗花、シリーズ構成:大知慶一郎、キャラクターデザイン:野口孝行、制作:project No.9など。

先に「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」を見た後、同じproject No.9の制作作品として紹介されたので、見てみました。

 

公式サイトの紹介によれば、

『進学して一人暮らしを始めた高校一年生の藤宮 周。
彼の住むマンションの隣には、学校で一番の美少女・椎名真昼が住んでいる。
特に関わり合いのなかった二人だが、雨の中ずぶ濡れになった彼女に傘を貸したことから、不思議な交流が始まった。
自堕落な一人暮らしを送る周を見かねて、食事をつくり、部屋を掃除し、なにかと世話を焼く真昼。
隣同士で暮らす二人は、ゆっくり、少しずつ、お互いの心を通わせていく。

これは、可愛らしい隣人との、甘くて焦れったい恋の物語――。』

という物語。

 

主な登場人物は、

  • 藤宮 周(ふじみや あまね)【坂 泰斗】:一人暮らしの高校一年生。ぶっきらぼうで人付き合いが苦手だが、優しく思いやりのある性格。成績はそこそこ優秀。家事が苦手で自堕落な生活を送っていた。

  • 椎名 真昼(しいな まひる)【石見 舞菜香】:周のマンションの隣人で同級生。品行方正で成績優秀。学校一の美少女で、「天使様」と呼ばれている。面倒見の良い性格で、家事を完璧にこなす。

  • 赤澤 樹(あかざわ いつき)【八代 拓】:周のクラスメイト。恋人である白河千歳を大切にしており、周にノロケ話を聞かせては疎ましがられている。千歳とは結婚を視野に交際しているが、チャラいようで思慮深く、実は割とモテている。

  • 白河 千歳(しらかわ ちとせ)【白石 晴香】:周の同級生で樹の恋人。活発で明るく人懐っこい性格で、男女分け隔てなく接するムードメーカー。可愛いものが大好きで、真昼と仲良くなる。好奇心旺盛でよく周をからかっている。

公式サイトで紹介されている以上のキャラクターのほか、各話に登場する名前が付いているキャラクターとしては、次の人たちがいます。

  • 門脇 優太【小野 賢章】(第6・9・10・11・12話):周たちのクラスメイト。女子たちの人気を集め「王子様」と呼ばれている。2年になって周の友人となる。

  • 藤宮 志保子【金元 寿子】(第3・5話):周の母。真昼を気に入って連絡先を聞き出し、周の知らないところで真昼とやり取りしている。

  • 藤宮 修斗【古川 慎】(第5話):周の父。落ち着いた性格。

  • 椎名 小夜【中原 麻衣】(第7話):真昼の母。恋愛ではなく妊娠したことで結婚したため、

  • 東城【竹田 海渡】(第8・10話):周の中学時代の同級生。周は仲が良い友人だと思っていたが、おごってくれる金づるとしか思われておらず、周が一人暮らしして遠くの高校に進む原因となった。

 

公式サイトで紹介されているストーリーは、次のとおりです。

第1話 天使様との出会い

藤宮周は、人付き合いが苦手な一人暮らしの高校一年生。同じマンションの隣には、天使様と呼ばれる学校一の美少女・椎名真昼が住んでいる。ある日の学校帰り、周は雨の中ずぶ濡れになっている真昼を見かけ、傘を貸す。翌日、風邪を引いてしまった周を看病することになったことから、特に関わり合いのなかった二人の、不思議な交流が始まった――。

第2話 天使様と夕食

学校からの帰り道、周は猫を助けて足を挫いた真昼に応急処置を施し、背負って家まで送ってやった。翌日、総菜の入ったタッパーを持ってきて礼を言う真昼に対し、思わず周は本音を漏らす。「たまには出来たて食べてみたいよなぁ」。その言葉をきっかけに、二人は条件付きで周の部屋で夕食をとることに。真昼の手料理を美味しいと言って頬張る周の姿は、新婚夫婦のように見えなくもなく――。

第3話 天使様へのご褒美

周の住むマンションへ、突然母親の志保子が訪ねてきた!周の部屋を訪れていた真昼には急いで隠れてもらうが、結局見つかってしまう。真昼を周の彼女だと信じて疑わない志保子に戸惑う二人。息子想いの志保子の優しさに触れ、名前を呼んでもらったことを嬉しがる真昼を見て、周はそっと真昼の名前を呼んでみる。その日から、お互いを名前で呼び合う日々が始まった。

第4話 クリスマスの天使様

クリスマスパーティーに周の部屋に来ていた赤澤樹と白河千歳は、周の部屋のお隣が天使様こと真昼だと知るや、二人の関係に興味津々! 可愛いものが大好きな千歳は真昼を気に入り、すぐに仲良くなる。クリスマス翌日、真昼に熱があるのに気づいた周は、強がる真昼を説得し、自宅で看病することに。自分がしてもらった恩を返すように甲斐甲斐しく看病する周に、真昼も安心したようで……。

第5話 天使様と初詣

晦日の夜、真昼と周は一緒に年を越した。周は疲れて眠ってしまった真昼をやむなく自分のベッドに寝かせるが、無防備な寝顔に一人動揺してしまう。二日後、二人の元へ周の両親が訪ねて来る。四人で初詣に出かけることになるが、周は初めて見る真昼の着物姿に見惚れ、真昼も同じく、おしゃれをして格好良くなった周を見て頬を赤らめるのだった――。

第6話 天使様の贈り物

バレンタインデーの日、いつも通り二人で夕食を取った後、周は真昼からホットチョコレートをもらう。バレンタインデーだからと納得する周と、何か言いたそうにもじもじしている真昼。結局何も言わないまま真昼が帰った後、周は玄関にメッセージカードと小包があるのに気づく。中には、甘いのが苦手な周のために、真昼が手作りしたチョコが入っていた! ホワイトデー当日、周はお返しに、真昼にあるものをプレゼントする。

第7話 天使様との約束

春休み前日、周は父親と喧嘩をして家出した樹をしばらくの間自宅に泊めることに。それを聞いた千歳も、真昼の家に泊まりたいと言い出し、賑やかな「お泊り会」がスタート。その後日、周は真昼と母親の小夜が話している場面に出くわす。憔悴した真昼に異変を感じた周は部屋に招き入れ、ソファに並んで座る。周に手を握られ、真昼はおずおずと両親と自身の過去について語りだした――。

第8話 新学期の天使様

新学期になり、周は真昼と同じクラスになる。家では真昼へ料理をリクエストしたり、プレゼントを贈ったり、まるで夫婦のように仲睦まじい二人。一方、学校では真昼に対しあえて他人のようにふるまう周。樹や千歳に向ける態度とは違うことに、自分だけがのけ者のように感じる真昼は、少し不満げな様子。そんな中、少しずつ周へ近づくなら良いだろうと考えた真昼は……。

第9話 天使様とお出かけ

「ゴールデンウイーク、周くんとお買い物とかしたいです……」
真昼からのデートの誘いを受けて、周は一緒に出かけることに。デートの装いで手を繋ぎ、秘密のお出かけを楽しむ二人。そこへ事情の知らない優太が現れ、二人の関係性を知られてしまう! 翌日、周は樹と優太に呼び出され、真昼への気持ちを問いただされる。樹に真剣な眼差しで見つめられた周は……。

第10話 夢の中の天使様

周が一人暮らしをするきっかけになった、中学時代のとある出来事が明らかになる。周の悲しみを受けて、真昼は「自分にくらい甘えて欲しい」と周を抱きしめる。翌日、真昼はクラスメイトから休日に男の人と歩いていたことを聞かれ、素直にデートだと認める。真昼の爆弾発言に、会話を聞いていた周もびっくり! さらに真昼はその男性が「一番大切な人」と告白し――!?

第11話 お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた

中間試験を6位で終えた周。10位以内に入ったら何でも言うことを聞いてあげると言う真昼に、周はためらいながらも膝枕と耳かきをお願いする。珍しく甘えてきた周を見て微笑む真昼と、緊張しつつも心地良さにまどろむ周。その後、一緒に寝てしまった真昼を周は部屋まで送り届けるが、初めて入る真昼の部屋にドギマギ。さらに、寝ぼけた真昼は周に添い寝をねだり……!?

第12話 臆病だった自分にさようならを

真昼の好意に気づきながらも、周は過去の経験から自分に自信が持てず、一歩踏み込めずにいた。そんな中、二人は体育祭の借り物競争に参加することに。真昼はお題を見るや、周りの目も気にせず周の手を握りゴールへ走る。呆気に取られる周。周囲がざわめく中、真昼は周が自分の大切な人だときっぱり告げる。そんな真昼を見て、周は真昼へ告白する決心をする。

(ここまで)

 

人間不信から心を閉ざしていた男子高生の主人公と、隣に住む天使様のように振る舞うが実は愛情に飢えている同級生の女子高生が、偶然のなりゆきから一緒の時間を過ごしていく中で、互いに惹かれ合っていく物語。悪い言い方をすれば、モテない男子の願望丸出しという感じのストーリーではありますが、コメディ的な要素を交えず、もどかしい展開をストレートに描いているのには好感が持てました。

既に第2期の制作が発表されているそうです。放送がいつから始まるのかはまだ分かりませんが、次はリアルタイムで見てみたいと思いました。