テレビアニメ「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」、先に紹介した第7話までの「迷えるシンガー編」「ナイチンゲール編」に続いて、8/23(土)から9/6(土)にかけて放送された「マイスチューデント編」の第8話から第10話までを紹介します。
繰り返しになりますが、電撃文庫(KADOKAWA)から刊行されている鴨志田一のライトノベル「青春ブタ野郎」シリーズを原作にアニメ化された作品で、原作小説の第1巻から第5巻(+第6巻の序盤)までがテレビアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」として2018年10月~12月の2018秋クールにTOKYO MXなどで放送された後、原作小説の第6巻と第7巻が劇場版アニメ「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」として2019年6月に、原作小説の第8巻が劇場版アニメ「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」が2023年6月に、原作小説の第9巻が劇場版アニメ「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」として2023年12月に、それぞれ公開されています。本作は、それに続く原作小説の第10巻以降を原作にテレビアニメしたもので、2025年7月からの2025夏クールにTOKYO MXなどで放送されている作品。タイトルは原作小説の第13巻から採られています。主要スタッフは、監督:増井壮一、シリーズ構成:横谷昌宏、キャラクターデザイン:田村里美、総作画監督:田村里美・野々下いおり・末田晃大・成瀬藍、制作:CloverWorksなど。

公式サイトで紹介されている主要登場人物・キャストのうち、第8話から第10話までのエンドクレジットで登場(声優が出演)しているのは、次のとおりです。<>内は、それぞれのキャラクターが登場する放送回になります。
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梓川 咲太【石川 界人】:主人公で市立横浜大学の統計科学学部の1年生。過去の経緯があって、スマホを持っていない。「思春期症候群」を発症した麻衣に出会って以来、様々な「思春期症候群」に遭遇している。<第8~10話>
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桜島 麻衣【瀬戸 麻沙美】:咲太の1学年上の人気女優。峰ヶ原高校に通っていた当時、周囲から認識されなくなる「思春期症候群」を発症し、咲太がそれを解決したことで、恋人の関係になる。1年先に同じ横浜の公立大学に入ったが、1年間休学していたため、今は咲太と同じ1年生。<第8~10話>
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姫路 紗良【小原 好美】:峰ヶ原高校の1年生で、咲太のバイト先の塾に通う生徒。<第8~10話>
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ミニスカサンタ【上田 麗奈】:咲太の前に現れた謎のミニスカートのサンタクロースの衣装を着た女の子。咲太以外の人間には認識されておらず、人気のネットシンガー「霧島透子」を自称している。<第8~10話>
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双葉 理央【種﨑 敦美】:咲太の峰ヶ原高校時代からの数少ない友人。国立大学の理系学部に進み、咲太と同じ塾でバイトしている。<第8~10話>
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広川 卯月【雨宮 天】:アイドルグループ「スイートバレット」のリーダー。愛称は「づっきー」。通信制高校を経て、咲太と同じ大学・学部に進学したが、退学した。咲太を「お兄さん」と呼んでいる。<第8話>
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赤城 郁実【山根 綺】:咲太と同じ大学の医学部看護学科1年生で、咲太の中学時代のクラスメイト。<第8話>
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美東 美織【石見 舞菜香】:咲太が基礎ゼミの懇親会で知り合った同じ大学の国際商学部の1年生。咲太と同じくスマホを持っていない。<第8・9話>
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梓川 花楓【久保 ユリカ】:咲太の妹。中学生時代にネットを通じたいじめを受けたことで、解離性障害を発症し、その後の2年間は、別人格の「かえで」となり、家に引きこもっていた。今は元の記憶が戻り、自身で選択した通信制高校に通っている。<第8・10話>
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古賀 朋絵【東山 奈央】:峰ヶ原高校の3年生。何度も同じ日を繰り返す「思春期症候群」を発症した際に咲太と知り合い、今は同じファミレスでバイトするバイト仲間。<第8話>
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豊浜 のどか【内田 真礼】:麻衣の異母妹で、アイドルグループ「スイートバレット」のメンバー。咲太と同学年で、今は咲太と同じ大学の国際教養学部の1年生。<第8話>
以上のほかに、第8話から第10話までのエンドクレジットで名前が出ているキャラクター・キャストとして、次の人たちがいます。<>内はその人物が登場(声優が出演)する放送回です。
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福山 拓海【岩中 睦樹】:咲太が大学で友達になった同じ統計科学学部の1年生。<第8・9話>
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山田 健人【広瀬 裕也】:峰ヶ原高校の1年生で、咲太のバイト先の塾の生徒。<第8・9話>
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吉和 樹里【山本 悠有希】:峰ヶ原高校の1年生で、咲太のバイト先の塾に通う生徒。<第8・10話>
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加西 虎之介【室 元気】:峰ヶ原高校の3年生で、咲太のバイト先の塾に通う生徒。理央に片思いしている。<第8・9話>
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塾長【小堀 真生】:咲太のバイト先の塾の塾長。<第8~10話>
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花輪 涼子【相川 奈都姫】:麻衣のマネージャー。<第10話>
- 紗良の母【森嵜 美穂】:紗良の母親。<第10話>
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電話アナウンス【香坂 侑】:大学の公衆電話から咲太がミニスカサンタのスマホに電話を掛けた時に流れた留守電のメッセージの声。<第8話>
- 生徒【吉野 貴大】:咲太のバイト先の塾の生徒。<第10話>
各話ごとのあらすじは、次のとおりです。(< >内は番組情報などで紹介されている各話の内容です。)
第8話 秘密と約束
<「霧島透子を探せ。麻衣さんが危ない」。郁実を通じてもうひとつの可能性の世界の咲太から届けられたメッセージを読んで、咲太は霧島透子を名乗るミニスカサンタに連絡を試みる。数日後、ミニスカサンタから12月2日であれば会ってもいいと電話を受ける。その日は麻衣の誕生日だった。
不本意にも麻衣との誕生日デートをキャンセルし、透子と対面した咲太は、周囲から認識されていない透子の状況を思春期症候群ではないかと話し、彼女の様子を伺うが……。>
11月28日、赤城郁実たちと別れた梓川咲太は、公衆電話からミニスカサンタのスマホに電話を掛けるが、応答はなく、留守電のメッセージが流れるだけだった。
その夜、咲太は、ファミレスで双葉理央に会って郁実からのメッセージについて相談する。理央は、霧島透子を理由に思春期症候群を発症した誰かが桜島麻衣を危険に晒すかもしれないと話し、咲太は、やはりミニスカサンタに会うしかないか、と漏らす。
12月1日、咲太はバイトしている塾で塾長から突然姫路紗良も担当してほしいと言われるが、それは夢で、目覚めてみると11月29日の朝だった。
大学の学食で咲太と一緒にお昼を食べる麻衣は、自身の誕生日である12月2日に入っていた仕事がなくなった、授業の後は空けておいて、連れていきたい場所がある、と咲太に話す。そこに郁実がやってくるが、ごめんなさい、ダメだった、と何も書かれていない手のひらを2人に見せ、向こうの世界の自分にこちらからのメッセージは届いていないと思うと話す。
授業の後、教室のパソコンで霧島透子について検索する咲太は、透子と麻衣が同一人物だと考える書き込みを多く目にする。
12月1日、咲太はバイトしている塾で塾長から紗良も担当してほしいと言われる。それは以前夢で見たのと全く同じだった。咲太は元々の受け持ち生徒である山田健人と吉和樹里に紗良を加えた3人を相手に授業を始める。
咲太が帰宅すると、ちょうどミニスカサンタから電話がかかってくる。咲太はどうしても聞きたいことがあると会う約束を取り付けようとすると、翌日の放課後なら会ってあげると言われてしまう。
12月2日、麻衣が運転する車に乗った咲太にそれを話すと、麻衣は、せっかくの準備が無駄になったと文句を言いつつもデートのキャンセルに理解を示してくれるが、咲太をランドマークタワーにあるアクセサリーブランドのお店に連れて行く。咲太はそのお店で誕生日のプレゼントとしてリングを麻衣に贈る。
その日の放課後、咲太が大学の門を出ると普段着姿のミニスカサンタが待っていた。ミニスカサンタに連れられてケーキ屋に入るが、ミニスカサンタは咲太以外の人には見えていないようだった。ミニスカサンタにモンブランをごちそうする咲太は、こうなったことに心当たりがあるのか、これからも誰かを思春期症候群にするのかと尋ねるが、ミニスカサンタは、動画を見てくれた人の声にこたえて歌を届けているだけ、何がいけないの?と言い、さらに、麻衣が嫌いだった、イブの夜に聞いてほしいクリスマスソングを用意している、大勢の人に自分の歌を聴いてもらうのは、こんなに気持ちのいいことはない、だからやめられない、などと話して去っていく。
咲太がそのケーキ屋でモンブランを買って帰宅すると、麻衣、豊浜のどか、広川卯月も来ていて、花楓、のどか、卯月は霧島透子のMVを見ていた。卯月とのどかが帰った後、咲太は麻衣にミニスカサンタと話したことを伝える。麻衣は、24日と25日は予定を空けておくよう伝え、箱根の温泉にでも行ってゆっくりしようと誘い、咲太は歓喜する。
クリスマスイブの日、藤沢駅で紗良と待ち合わせし、江ノ電に一緒に乗る。私の思春期症候群を治さないという約束を覚えてますか?と紗良に尋ねられた咲太は、紗良に指切りげんまんをさせられる。咲太が目を覚ますと、それは夢で、実際の日付は12月3日だった。
ファミレスでのバイトの休憩中、朝に見た夢が予知夢の可能性が高いと思う咲太は、紗良が思春期症候群であることに、まいったな、と言葉を漏らす。それを耳にした古賀朋絵は、紗良から咲太の連絡先を聞かれていることを話し、朋絵と紗良のメッセージのやりとりで、咲太はバイトが終わった後に紗良に会うことになる。
バイトを終えて紗良に会った咲太。紗良は、朝見た不思議な夢の話をするが、その内容は咲太が朝に見た夢と全く同じ内容だった。紗良は、ゴールデンウィーク開けの失恋がきっかけで思春期症候群になったこと、思春期症候群のおかげで吹っ切れたことを話し、思春期症候群を治さないでくださいね、と咲太に頼み、どんな思春期症候群なのか考えてください、正解したらお願いを1つ聞いてあげる、と宿題を出して帰っていく。
原作のライトノベルでは、シリーズ第12巻「青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない」の「第一章 十二月の贈り物」と「第二章 秘密と約束」の前半部分(1~3の途中まで)で描かれた部分におおむね対応しています。
第9話 I need you
<麻衣とのお泊りデートのはずのクリスマスイブに、アルバイト先の塾の生徒である姫路紗良とデートをするという夢を見た咲太。同じ夢を見た当の紗良は、自らが思春期症候群だと咲太に告げ、自分の思春期症候群を治さないでほしいと話した。
紗良は失恋後に思春期症候群になったことで、抱えていた不安が解消され、“モテる”毎日が楽しいのだという。
彼女を諭す咲太。すると、紗良は挑発するように尋ねる。「どうすれば、咲太せんせみたいに、人を好きになれますか?」>
12月4日、咲太が塾の授業を終えると、紗良は、私の出した宿題を忘れないでください、と念押しして帰っていく。そこに、理央が相談したいことがあるとやってくる。ハンバーガーカフェに入って話を聞くと、前日に加西虎之介から告白された、どうすればいいか、というものだった。咲太は、理央がしたいようにすればいい、考えたことがないならこの機会に考えればいい、と話す。帰宅した咲太は、麻衣から24日に箱根の旅館の予約をとったと電話で知らされ、それまでに宿題を終わらせないと、と思う。
12月9日、大学に行った咲太は、教室の窓からミニスカサンタが歩いているのを見つけ、教室を飛び出して追いかけると、ミニスカサンタはクリスマスソング用の動画素材の撮影をしていた。手伝いましょうか?と咲太が申し出ると、ミニスカサンタは自分のスマホで咲太に自分の姿を撮影してもらう。咲太は撮影して歩きながら、紗良の思春期症候群について聞いてみる。ミニスカサンタは紗良のことは知らないと言い、24日の午後4時にクリスマスソングの生配信をするから来てと咲太に一方的に約束して去ってしまう。
12月10日、バイトの塾に向かう咲太は、藤沢駅前で虎之介に声を掛けられ、もう1つのバイト先のファミレスで話を聞くことになる。虎之介は、紗良のことを気を付けてあげてほしい、塾の紗良を担当した先生は紗良が好きになって担当を代わった、高校でも紗良に告白した男子の話を聞いている、と咲太にお願いする。紗良とは幼なじみで、中学までは自分も紗良が好きなんだと思っていたが、理央を好きになって、恋愛感情だと思っていたものが、そうじゃなかったかもしれないと気づいたと話す。紗良は虎之介に事実上振られてから思春期症候群を発症し、妙にモテるようになったことがわかった咲太は、クリスマスイブに理央に振られる夢を見たと話す虎之介に、自分だったら第一志望に受かったら付き合ってくださいと言うかな、とアドバイスを贈る。
虎之介が先に塾に向かった後、咲太は理央と一緒になり、そこに紗良もやってくる。紗良はテストで100点を取ったことを嬉しそうに咲太に報告する。
塾で紗良、健人、樹里に授業をした後、紗良と駅前のカフェに入った咲太。紗良は、虎之介の好きな人が自分ではないとわかって大嫌いになった、すごくショックだった、周りも公認カップルみたいに言ってくれていたのに、今まで見ていた世界は全部間違いだったのかもと思って、何も信じられなくなったが、思春期症候群になって不安が解消したと話す。咲太は、そもそも虎之介が好きだったのか、周りにお似合いだと言われてそう思い込んでいただけに見えなくもない、と言うと、紗良は、どうすれば咲太のように人が好きになれるかと問いかける。
12月12日、咲太が大学の学食で麻衣とお昼を食べていると、美東美織がやってくる。咲太が紗良の話をすると、美織は、紗良が、誰かを好きになるよりも、誰かに好かれる自分を好きになったのではないかと指摘し、咲太に惚れさせてしまえばいいと言う。
12月14日、健人たちに授業をした後、紗良に別メニューで問題を教えるが、自分もうまく解けない問題に、咲太は教室の前を通り過ぎた理央に声を掛け、その問題を解説してもらう。その分かりやすい説明に、咲太は紗良に、理央に見てもらった方がいいと言うが、紗良は、私は咲太先生がいい、と感情をむき出しにして拒み、衝動的に言葉を発した自分自身も驚いた紗良は帰っていく。
12月15日、大学で会った福山拓海が見ていた学祭の歴代のミスター&ミスコン優勝者が紹介されているサイトを見た咲太は、昨年のミスコン優勝者がミニスカサンタで、名前は岩見沢寧々、当時国際教養学部の2年生で北海道出身であることがわかる。
原作のライトノベルでは、シリーズ第12巻「青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない」の「第二章 秘密と約束」の後半部分(3の途中から)と「第三章 I need you」の前半部分(1~3まで)で描かれた部分におおむね対応しています。
第10話 聖なる夜に
<咲太は友人の福山拓海が見ていたミスコンのウェブサイト上にミニスカサンタの姿を見つける。しかし、彼女の写真の下には霧島透子ではなく、岩見沢寧々という別人の名前が書かれていた。
さらに霧島透子について探っていた咲太は、紗良から協力の申し出を受ける。
思春期症候群によって、強くぶつかった相手の考えていることがわかる症状を発症していた紗良は、咲太が霧島透子を探していることを知っていた。
そして、クリスマスイブに行う新曲の生配信の場でミニスカサンタの心を読もうと提案する。>
12月15日、拓海と別れた後、咲太はパソコンで岩見沢寧々について検索し、高校時代から地元の北海道でモデル活動をしており、ミスコン優勝をきっかけにモデル事務所に所属していたが、サイトの更新は今年の4月だったことがわかる。それを見た咲太、その時期に周囲から認識されなくなったのだろうと考える。
咲太が帰宅すると、マンションの玄関に麻衣が待っていた。麻衣は翌日の福岡の映画祭の前乗りだと話し、迎えに来ていた車で出発していく。
12月16日、咲太が授業を終えて帰ろうとすると、樹里から相談したいことがあると声を掛けられる。樹里は、健人が紗良に告白して振られる夢を見たことを話し、健人が好きな樹里の思いを感じ取った咲太は、健人を振り向かせるためのアドバイスを贈る。
樹里と別れた咲太が駅前を歩いていると、今度は紗良が声を掛ける。紗良は前日の態度について謝るが、咲太のためにも自分の思春期症候群は治さない方がいいと思ったと話し、自分にはその人がどこで何をして、何を考えているのが見える、咲太の秘密もいっぱい知っている、でも、見えるのは少し強めにぶつかったことがある人だけだと話す。だから、霧島透子に会わせてせてほしいと話す。どうしてクリスマスイブに紗良と一緒にいたのかを理解した咲太は、紗良と24日に会う約束をする。
帰宅した咲太は、湯船に浸かりながら、紗良の思春期症候群の原因が量子もつれだとすれば、咲太の状態が紗良に伝達されているなら、咲太も紗良の状態を共有していて、自分がそれに気付いていないだけではないかと考える。そして、目を閉じると、24日の咲太とのデートを楽しみにしてスマホで検索する紗良の意識が見える。
12月24日、紗良との待ち合わせ場所の藤沢駅に向かうと、なぜか麻衣が現れて、自分も一緒に行くと言う。咲太は戸惑うが、そこにやってきた紗良は困惑する。
麻衣が運転する車に乗る咲太と紗良。紗良は車内での麻衣と咲太の仲の良いやり取りを見て、さらに困惑する。
鎌倉に着いて駐車場に車を停めた麻衣は、モンブランを買うために行列ができているお店に連れて行き、咲太に並ばせて、紗良を連れてのどかに頼まれたお菓子を買いに歩き出す。行列に並ぶ咲太は、紗良が心配になって、感覚を遠くに飛ばし、紗良の意識をのぞき見る。紗良は、麻衣がいるから全然こっちを向いてもらえない、予定が全部台無し、と不満を抱きながらも、どうしてこんな人が咲太と付き合っているんだろうと疑問を抱き、それを麻衣にぶつけるが、揺るがない麻衣の態度に、紗良の心は痛むが、麻衣はそこで一歩引いて、どうして咲太と付き合っているのかを話す。2人が付き合っているのは、ふたりで幸せになるため、そう思えるたった1人の人だから咲太を選んだのかもしれない、という麻衣の言葉に、紗良が、こんな人に勝てるわけない、と感じた瞬間、咲太は紗良の意識から断ち切られる。
そこで、麻衣からお店に咲太あての電話がかかってきて、紗良がいなくなったと伝える。紗良を探しに飛び出した咲太は、さっきのぞいた紗良の意識で見た、紗良が考えていたデートプランを頼りに探し回り、お寺の竹林に囲まれた細道で着物姿の紗良を発見するが、紗良は、もう何も見えない、と言葉を絞り出す。紗良を利用しないで済んで少しホッとしている、治ってくれて良かった、と言う咲太に、紗良は、自分が思春期症候群を使ってみんなの心を覗いて、気持ちを弄んだことを全部分かっているのに、どうして優しくするのか、と思いをぶつけ、気持ちが吹っ切れると、第一志望に合格したら改めて告白する、と宣言する。
そこに、それはダメよ、と麻衣が割って入り、モンブランを回収して大学に向かうが、大学に着くころには、生配信は終わっていた。咲太が大学の中庭に向かい、配信を終えたミニスカサンタに、岩見沢寧々さんですよね?と投げかけるが、ミニスカサンタは、私は霧島透子よ、と拒絶して歩き去っていく。しかし、一緒についてきた紗良には、もうミニスカサンタの姿は見えていなかった。
紗良と別れた後、麻衣と箱根の温泉旅館に着いた咲太は、湯船に浸かりながら浴衣姿の麻衣と話していると、理央から虎之介への入れ知恵への抗議の電話が掛かってくる。そしてその夜、咲太は、現実としか思えない不可思議な夢を見るのだった。
原作のライトノベルでは、シリーズ第12巻「青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない」の「第三章 I need you」の後半部分(4~7まで)、「第四章 December 24th」「終章 聖なる夜に」で描かれた部分におおむね対応しています。
上記のとおり、この第8話から第10話までの計3話で、原作小説のシリーズ第12巻「青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない」を描いた形になっており、これまでと同様に、各話のエンディング・テーマの最初には「青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない」とのサブタイトルが出てきていました。
第11話から最終話までは、本作のタイトルが取られている原作小説のシリーズ第13巻「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」の物語が描かれるはずです。
続きはまた改めて。
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