(つづき)9月の鹿児島旅行の2日目、8時半ごろに指宿白水館を出発し、県道238号(下里湊宮ケ浜線)を6キロほど走り、「大園原」交差点を右折して国道226号を北上し、鹿児島市方面に向かいます。26キロほど走った後、9時10分ごろ、「産業道路南入口」交差点を直進して、通称「産業道路」(県道219号(玉取迫鹿児島港線))に入り、4.5キロほど先の「交通安全教育センター前」交差点からは県道217号(郡元鹿児島港線)となり、さらに5キロほど進んだ「脇田浜橋」交差点で左折、すぐ先の「脇田橋」交差点を右折して国道225号線に入ります。
2キロほど進んだ「紫原団地入口」交差点で県道20号(鹿児島加世田線)に入ると、鹿児島市電との並走区間となりました。さらに4キロちょっと進んだ「平之町」交差点を右折して国道3号(中之平通り)に入り、400メートルほど進んだ「照国神社前」交差点を直進して国道10号に入ります。
そのまま3.5キロほど進んだところで車を停め、「異人館」に向かいます。


異人館は、正式には旧鹿児島紡績所技師館という名前なんですね。

入館料は大人200円・小中学生100円でしたが、前日の平川動物公園と同様、10月には市内居住者が大人300円・小中学生150円、それ以外が大人400円・小中学生200円に値上げになったそうです。

(入館時にもらったリーフレット)


旧鹿児島紡績所技師館は、江戸時代末期の慶応3年(1867年)に島津家の第29代当主の島津忠義により日本初の洋式紡績工場である鹿児島紡績所を設けた際に招いたイギリス人技師の宿舎として建てられたもの。日本で最も初期の洋風木造建築で、コロニアル様式のベランダなどもありつつ、日本の寸法により設計された和洋折衷の建築様式になっています。昭和37年(1962年)に国の重要文化財に指定され、平成27年(2015年)年7月には「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産・旧集成館の建造物の一つとして、世界文化遺産に登録されているそうです。

中に入ると、異人館の建設の経緯やその後の変遷、和洋折衷のその建築様式などの解説のほか、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産群の紹介などもありました。
異人館を見た後、少しだけ車を移動して、仙厳園の駐車場に車を停めます。

仙厳園の入口。

その脇には、島津家の第28代当主の島津斉彬が西洋の技術を導入して軍備・産業の近代化に取り組んだ「集成館事業」の紹介がありました。

こちらは仙厳園の案内。仙巌園は、万治元年(1658年)に島津家の第19代当主の島津光久が築いた別邸で、桜島や錦江湾を庭の借景として取り入れた庭園で、島津家・薩摩藩の迎賓館の役割も果たしていたそうです。
入場料は大人1,600円・小中高生800円です。


(入館時にもらった仙厳園のマップ)


反射炉跡。当時は石組の上に16mほどの煙突型の炉が立っていましたが、火災により失われてしまったのだそうです。

ショップの脇を通って順路を進みます。

正門。

御殿に入ってみます。


(入館時にもらったリーフレット)

かつて島津家歴代が暮らした別邸で、幕末以降は国内外の賓客をもてなすための施設としても使われていたそうです。

祖霊社跡には園内の神社に奉納されていた神馬が展示されていました。

謁見の間近くの縁側から庭園の眺望。背後に桜島が見えますが、残念ながら山頂部には雲がかかっています。

賓客と面会するために使われた「謁見の間」。

御小座(化粧の間)には、実際にこの部屋で使われていた金襖の複製が飾られていました。かつては、他の部屋でも金襖が使われていたそうです。

中庭。

庭園の方からみた御殿。

獅子乗大石灯籠。明治17年(1887年)に29代当主の忠義が造らせた国内最大の石灯籠だそうです。

庭園の樹木はきれいに手入れされています。

茶室「秀成荘」。こちらは昭和62年に建てられたものだそうです。

曲水の庭。江戸時代半ばに築かれた庭です。

さらに順路に沿って進むと、猫神社なるものがありました。



戦国時代、島津家第17代当主の島津義弘が戦場に連れていった7匹の猫のうち、帰国した2匹を祀った神社だそうです。

仙厳園ブランドショップ。

外に出ると、すぐそばには薩摩切子ギャラリーショップ「磯工芸館」がありました。この建物も国の登録有形文化財に指定されているそうです。
このほか、島津家の歴史・文化を紹介する博物館「尚古集成館」などもありましたが、この後の日程も考慮してパスすることにしました。
11時すぎに仙厳園を出発し、国道225号線を右折してすぐ左斜めの道に入り、約3キロ・5分強で、鹿児島港の桜島フェリーターミナルに到着。桜島もレンタカーで回る予定なので、11時10分すぎ、係員の案内に従い、港に停泊していたフェリーの車輌甲板にそのまま車を乗り入れます。

フェリーの船上から乗船口の方を眺めたところ。
桜島フェリーは、鹿児島港と桜島港を約15分で結んでおり、おおむね、朝6時~夜20時台は毎時2~4便・夜21時~朝5時台は毎時1便の24時間運航で、運賃は、大人(中学生以上)250円・小児(1歳~小学生)130円、自動車航送運賃(運転手1名分の運賃を含む。)は、全長3~4m(軽自動車~小型の5ナンバー車)が1,700円・全長4~5m(中型の5ナンバー車~3ナンバー車)2,350円などとなっています。ただし、今年10月からは、24時間運航は見直しとなり、深夜0時~3時台の運航は停止になったそうです。

桜島は相変わらず雲がかかっています。


間もなく、港に桜島港からのフェリーがやってきました。
入港してきたフェリーが隣のバースに到着するのを待って、ほぼ定刻の11時20分ごろ、桜島港行きのフェリーが出港しました。

フェリーはゆっくりと桜島に進んでいきます。

出港して15分ちょっとすると、桜島港フェリーターミナルが近づいてきました。


自動車乗降用のスロープも設置され、無事に到着です。