休日の昼、丸の内TOEIで映画を観ました。
ここに来るのは、1年前の5月頃に「この世界の片隅に」を観に来て以来。
(以前もらったチラシ)
大杉漣の最後の出演作品と聞いて、前からぜひ観たいと思っていましたが、行きやすい映画館での上映はないまま終了してしまいそうなので、珍しく休日に都内に出てきました。
スクリーンは511席のTOEI①。
2階席もありますが、混雑時のみ開放とのことで、この日は1階席のみでした。
お客さんはざっと見渡した印象では100人ちょっとという感じ。
農大でワインソムリエを目指す詩織(川栄李奈)は、単位取得やフランス短期留学のために必要な実習の行先もワイナリーを希望するが、抽選で広島県西条の乃神酒造になってしまう。過去の飲み会での失敗もあって日本酒嫌いの詩織だったが、フランス短期留学のためと、酒蔵での酒造りに飛び込み、日本酒造りに挑んでいく中で、日本酒の奥深さに惹かれ、蔵元(大杉漣)やその息子完爾(小野塚勇人)、杜氏(小市慢太郎)、蔵人の美咲(宮地真緒)など酒造りにかかわる人々との交流で成長していく・・・というあらすじ。監督は瀬木直貴。
父親に反目して好き放題やっているどら息子にしか見えなかった完爾が、実は蔵の将来を真剣に考えていて、葛藤を乗り越えて新酒の醸造に挑戦していく姿はじーんときました。酒造りの魅力に次第に惹かれていく中で、恋を抱いていく詩織の姿も印象的。川栄李奈をはじめ主要キャストの演技はまあまあという感想ですが、大杉漣など実力派の俳優が脇を固め、うまくいき過ぎと思える展開もありましたが、爽やかに感動できる作品になっていました。
劇場ロビーには、サイン入りポスターをはじめ、本格的な展示もありました。
都内での上映はもはやここだけで、この館でも11/29(木)で終了とのこと。もう少し上映が広がってもいい作品だと思うのですが・・・