休日の朝、MOVIX柏の葉に行きました。
オープン直後の時間帯、ロビーにはけっこうお客さんがいました。
この日の上映スケジュールの一部。全部で20作品が上映されていました。席に余裕のある上映回がほとんどでした。
観たのは、「余命10年」(1月25日(金)公開)。数年前に原作となる小説を読んで印象に残っていたので、観に行くことにしました。
上映は103+2席のシアター5。入ってみると、お客さんは15人ほどでした。
チラシの表裏。
公開日公表前に映画館で配布されていたチラシ。
先に書いたとおり、小坂流加さんの同名小説を映画化した作品で、主要スタッフは、監督:藤井道人、脚本:岡田惠和・渡邉真子など。
公式サイトのストーリーによれば、
数万人に一人という不治の病で余命が10年であることを知った二十歳の茉莉。彼女は生きることに執着しないよう、恋だけはしないと心に決めて生きていた。 そんなとき、同窓会で再会したのは、かつて同級生だった和人。 別々の人生を歩んでいた二人は、この出会いをきっかけに急接近することに——。 もう会ってはいけないと思いながら、自らが病に侵されていることを隠して、どこにでもいる男女のように和人と楽しい時を重ねてしまう茉莉。 ——「これ以上カズくんといたら、死ぬのが怖くなる」。 思い出の数が増えるたびに失われていく残された時間。二人が最後に選んだ道とは……?
・・・というあらすじ。
メインの登場人物は、
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高林 茉莉【小松 菜奈】:数万人に一人という不治の病で、余命が10年であることを知る
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真部 和人【坂口 健太郎】:茉莉と恋に落ち、茉莉を変えていくきっかけを作る青年
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富田 タケル【山田 裕貴】:茉莉と和人の中学の同級生
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藤崎 沙苗【奈緒】:茉莉の大学の同級生で親友
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三浦 アキラ【井口 理】:茉莉の友人・美弥の彼氏
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高林 桔梗【黒木 華】:茉莉の姉
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平田【田中 哲司】:茉莉の主治医
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高林 百合子【原 日出子】:茉莉の母
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梶原 源【リリー・フランキー】:和人のバイト先の店主
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高林 明久【松重 豊】:茉莉の父
など。
原作小説よりも泣かせる恋愛ものに寄せて再構成した作品という印象。物語の骨格と登場人物の名前は原作に沿ったものですが、細部の設定やエピソードは、基本的にオリジナルで、小説は原作というより原案といった程度の位置付けに思えます。大きなところで言えば、小説では、茉莉は沙苗とコスプレに打ち込みながらマンガを描き、和人は茶道の家元の息子で、茉莉の励ましで茶道の道に戻っていくのですが、映画では、茉莉は沙苗の誘いでコラムライターとして働きながら小説を書き、和人は親とほとんど離縁状態で、居酒屋で働き始め、茉莉の存在を支えに自分の店を構える、という設定になっています。ただ、ここまで原作と違うと、逆に違和感なく、原作とは別の物語として新鮮に観ることができました。
なお、入場者特典のオリジナル・ポラロイド・フォトカードをいただきました。茉莉、和人、沙苗、タケルの4人が過ごした夏の思い出のシーンの写真でした。