週末、ユナイテッド・シネマズ テラスモール松戸に行きました。
ショッピングモールもオープンした10時台の時間帯ですが、それほど人は多くありません。
この日の上映スケジュール(の一部)。この週末から公開の「ゴジラvsコング」は字幕・吹替・4D・IMAXと4パターンで計13回の上映です。
この日観たのは「夏への扉―キミのいる未来へ―」(6月25日(金)公開)。
上映は145席のスクリーン2。お客さんは6~7人でした。
ロバート・A・ハインラインの小説を原作にしたSFだそうで、監督は三木孝浩、脚本は菅野友恵。
公式サイトのストーリーによれば、次のようなあらすじ。
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将来を期待される科学者の高倉宗一郎は、亡き養父である松下の会社で研究に没頭していた。
早くに両親を亡くしずっと孤独だった宗一郎は、自分を慕ってくれる松下の娘・璃子と愛猫ピートを、家族のように大事に思っていた。
しかし、研究の完成を目前に控えながら、宗一郎は罠にはめられ、冷凍睡眠させられてしまう。
目を覚ますと、そこは30年後の2025年の東京、宗一郎は研究も財産も失い、璃子は謎の死を遂げていた―
失って初めて、璃子が自分にとってかけがえのない存在だったと気づく宗一郎。
人間にそっくりなロボットの力を借り、30年の間に起こったことを調べ始めた宗一郎は、ある物理学者にたどり着く。
驚きの事実を知った宗一郎は、再び1995年へと時を超える。
ただ、璃子を救うために―
彼女は言ってくれたんだ。
「あきらめなければ、失敗じゃないでしょ」と――
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主な登場人物は、
- ロボット開発に打ち込む主人公・高倉宗一郎:山﨑賢人
- 亡き養父の娘・松下璃子:清原果耶
- 目覚めた宗一郎をサポートするロボット(ピート):藤木直人
- 宗一郎を罠にはめる会社役員・白石鈴:夏菜
- 璃子を育てる宗一郎が勤める会社の社長・松下和人:眞島秀和
- 坪井剛太:浜野謙太
- 遠井教授:田口トモロヲ
- 佐藤みどり:高梨臨
- 佐藤太郎:原田泰造
など。
いわゆるタイムリープものですが、よく構成された作品でした。冒頭から出てくる「ピートは夏への扉を探している」の意味は最後までよく理解できませんでしたが、前半部の舞台となる1995年の空気感も巧みに表現されていて、終盤に伏線が回収されていく部分も鮮やかでした。
三木孝浩監督の作品をスクリーンで観るのはこれで4本目。個人的な評価は多少の差はありますが、いずれの作品もがっかりさせられることはなく、一定以上の質を確保している印象で、うまい監督さんなのだと思いました。
俳優陣では、主演の山﨑賢人、清原果耶も良かったですが、人間型ロボットを演じた藤木直人が特に印象的でした。
余談ですが、本作はもともと2月19日公開予定だったものが、新型コロナなどの影響で延期されたもの。このように一度作ったポスターやチラシも作り直しで、営業的にはなかなか厳しいものがあるのでしょうね。