鷺の停車場

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香月美夜「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部 女神の化身Ⅰ」

香月美夜の小説「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」の第五部「女神の化身Ⅰ」を読みました。

ローゼマインの後見人だったフェルディナンドが結婚のためアーレンスバッハに旅立った後を描く第5部の第1巻。第4部に続いて読んでみました。

 

単行本の表紙裏には、次のような紹介文があります。

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フェルディナンドが旅立ったエーレンフェストの冬は重い。騒乱を好む「混沌の女神」のようなゲオルギーネに関する密告があったことで粛清が早められた。一方、貴族院の三年生になったローゼマインは喪失感を振り払うように、忙しく動き回る。寮内では旧ヴェローニカ派の子供達が連座を回避できるように説得し、院内では領主候補生の講義初日が開始。文官コースの試験に、新しい上級司書との出会い、専門コースの専攻など、一年前とは立場も環境も激変した日々へ突入していく。次第にらしさを取り戻す中、神々のご加護まで大量に得て、ますますローゼマインの暴走は止まらない!?「わたしの本好きウィルス、皆に広がれ!」

シリーズ最終章「第五部」開幕!ユルゲンシュミットの根幹へ―—聖女伝説が走り出す!

書下ろし短編×2本、椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!

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本巻は、プロローグ・エピローグと見出しで区切られた20節からなり、巻末に番外編が2編、著者によるあとがきの後にはイラストを担当している椎名優による巻末おまけの四コマ漫画が収録されています。各節のおおまかな内容を紹介すると、次のようなあらすじです。

プロローグ

春の終わりに開催される領主会議で、洗礼式を終えたヒルデブラント(中央の第三王子)のお披露目が行われ、ヒルデブラントとレティーツィア(順位3位の大領地・ドレヴァンヒェルから養子に入った順位6位の大領地・アーレンスバッハの領主候補生)との婚約が発表される。自分で結婚相手を選びたかったと浮かないヒルデブラントに、ラオブルート(中央の騎士団長)は、隠し部屋で聞くようにと魔術具を渡す。それを開けると、ラオブルートの声が、アーレンスバッハに向かいたくないならば、自身が王になるしかない、今の王が持っていない真実の王の証であるグルトリスハイトを探すのです、と語る。ヒルデブラントが母親に自分が欲しいものを望んでも良いか尋ねると、そのためには周囲に大きな恵みを与えなければならない、挑戦し続けなさい、と励ます。それを聞いたヒルデブラントは、グルトリスハイトを手に入れ、ローゼマイン(主人公。順位8位の中領地・エーレンフェストの領主候補生3年生で神殿長)に求婚することを決意する。

旧ヴェローニカ派の子供達

貴族院に到着したローゼマインは、旧ヴェローニカ(ジルヴェスターの母。現在は幽閉中)派のマティアス(中級騎士見習い5年生)から父親のギーベ(地方の領主)・ゲルラッハたち貴族の秘密の計画についての密告を聞き、それをエーレンフェストのジルヴェスター(エーレンフェストの領主でローゼマインの養父)に報告する。翌日、貴族院に到着したシャルロッテ(ジルヴェスターの娘の領主候補生2年生。ローゼマインの義妹)が持ってきた返事には、貴族院の寮内にいる旧ヴェローニカ派の子供達の監視と説得を任せると書かれていた。ローゼマインはマティアスやラウレンツ(中級騎士見習い4年生)と相談し、寮内の子供たちに状況を説明し、領主一族に名捧げをすることで連座を免れることを話すと、マティアス、ラウレンツとミュリエラ(中級文官見習い5年生)がローゼマインへの名捧げを希望する。グレーティア(中級側仕え見習い4年生)がローゼマインに名捧げをするか悩んでいると相談を受けたローゼマインは、側仕えとして遇することを伝えさせる。

親睦会(三年生)

進級式と親睦会の日を迎え、ローゼマインたちはヒルデブラントや他領の領主候補生たちと挨拶を交わす。

初めての講義合格

寮に戻ると、ライムント(アーレンスバッハの中級文官見習い4年生でヒルシュールの弟子)がフェルディナンド(ジルヴェスターの異母弟で元神官長。王命により結婚のためアーレンスバッハに向かった)の伝言を吹き込んだ魔術具を持ってくる。成績を落とせばローゼマインに与えた図書館を取り上げるとの伝言に、ローゼマインたちは、家族が心配で勉強が手につかない旧ヴェローニカ派の子供たちを説得して勉強に向かう。

新しい司書

翌日、初日の試験に合格したローゼマインは、新しい司書が中央から派遣されたと連絡を受け、昼食後に図書館に向かう。ソランジュ(中級貴族の図書館司書)やシュバルツとヴァイス(図書館の管理を手伝う魔術具)が出迎え、新たに領主候補生コースの講師となったエグランティー(順位1位の大領地・クラッセンブルクの元領主一族で、中央の第二王子・アナスタージウスの第一夫人)も立ち会って、新しい司書・オルタンシア(クラッセンブルクから中央に移った上級貴族で、ラオブルートの第一夫人)をシュバルツたちの管理者として登録し、本好きのお茶会を開く約束をする。

実技 神々の御加護

午後は、神の加護を得る実技に臨む。ヒルシュール貴族院の教師でエーレンフェストの寮監)は神々の名を正確に唱えることができなければ加護を得られないと話し、講義の説明をする。祈りの言葉を覚えた順番に儀式を行うことになるが、いつものお祈りの言葉とあまり変わらないため、ローゼマインは最初に覚えて儀式に臨む。全ての神々の名を唱え終えると、七色の光の柱が頭上に上がっていき、光の渦となってローゼマインに降り注ぐ。さらに、祭壇の神々の像が動いて出入り口のような穴が開く。最上段の最高神のところまで上がったローゼマインは、祭壇を上から見下ろして魔法陣を書き留める。

皆の儀式と音楽

ローゼマインが講堂に戻ると、ヴィルフリート(ジルヴェスターの息子のエーレンフェストの領主候補生3年生でローゼマインの義兄)が12の神々からご加護を得られたと喜んで戻ってくる。他領の学生も次々と儀式を行っていくが、ほとんどは自分の適性と同じだけの加護しか得られない。最後にフィリーネ(ローゼマインの側近の下級文官見習い3年生)とローデリヒ(ローゼマインに名捧げをした側近の中級文官見習い3年生)が儀式を行うと、フィリーネは英知の女神メスティオノーラの加護を、ローデリヒは全ての属性の加護を受けて帰ってくる。ヒルシュールは全属性の加護を得たことは周囲を混乱させると口外を禁止する。次の日の午後、ローゼマインが音楽の実技でフェシュピール(竪琴のような楽器)を弾いて歌うと、魔力が祝福となってあふれ出し、止めることができなくなる。

ヒルシュールと加護のお話

夕食の後、ローゼマインは寮にやってきたヒルシュールと、なぜフィリーネたちが複数の属性の加護を得られたのか探るうちに、神に祈りを捧げることで加護が得られるのではないかとの結論に至る。ヒルシュールは、それをローゼマインの研究成果として領地対抗戦で発表することを勧め、急に順位を上げたエーレンフェストが良く思われていないこと、フェルディナンドの愛弟子のローゼマインが注目を集めており、エグランティーヌやオルタンシアがそのために派遣されてきたことを話す。

領主候補生の初講義

ヒルシュールとの話し合いの後、ローゼマインはローデリヒと2人きりで話をする。ローデリヒは、全属性の加護が得られたのはローゼマインに名捧げをしたためだ、名捧げによる属性の増加は公表しない方がいい、名捧げは属性の増加目当てで行うことではないと話す。週明け、領主候補生コースの初講義に向かったローゼマインは、加護の儀式で属性が増えたハンネローネ(順位2位の大領地・ダンケルフェルガーの領主候補生3年生)も神に祈りを捧げていたことを知る。エグランティーヌの講義が始まるが、ローゼマインはあふれる魔力で次々と課題をこなしていく。

奉納舞(三年生)

午後の奉納舞の稽古を控え、祝福が飛び出すことを恐れるローゼマインは、急いで空の魔石などをかき集め、魔力を放出して稽古に臨む。魔力があふれ出ないよう注意して踊るローゼマインだったが、全身につけている魔石のお守りが激しく光り、周囲の注目を集めてしまう。

アウブとヒルシュールの面会

2日後、ヒルシュールからの面会依頼を受け、ジルヴェスターとフロレンツィア(ジルヴェスターの第一夫人でローゼマインの養母)貴族院にやってくる。ローゼマインは、シュタープ(自分の魔力を効率よく使うための道具)を取得するのは1年生ではなく昔のように成長期を終えた卒業前にしてほしいと切実にヒルシュールに要望する。ヒルシュールはジルヴェスターに、周囲のエーレンフェストに対する目が厳しいことを話し、加護を得る方法を、ダンケルフェルガーとの共同研究にして発表することを提案する。

儀式の研究と粛清の報告

ヒルシュールが去った後、ジルヴェスターに共同研究について聞かれたローゼマインは、領主候補生のハンネローネとお友達で話が通しやすいこと、複数の属性を得た学生がいること、ハルトムート(ローゼマインの側近の上級文官で神官長)の婚約者で自分の側近入りを希望しているクラリッサ(ダンケルフェルガーの上級文官見習い6年生)がいることから、ダンケルフェルガーが一番良いと話し、共同研究について打ち合わせをする。その後、ジルヴェスターから粛清の結果を聞き、実際に処刑された者が当初の予想ほど多くなかったことにローゼマインはホッとするが、ジルヴェスターは、ゲオルギーネ(ジルヴェスターの実姉でアーレンスバッハの領主の第一夫人)が自分にまで手が伸びないよう用意周到に手を回していると話す。

領主候補生の講義終了

翌日の朝食後、エーレンフェストの学生たちにヴィルフリートが粛清の詳細を説明する。ローゼマインは名捧げをしなければ生きられなくなったマティアスとラウレンツから名を受ける。午前中の領主候補生の講義で、ハンネローネからシュバルツたちに魔力供給をしていたら管理者になってしまったことを聞いたローゼマインは、それをエグランティーヌに相談し、ハンネローネには共同研究を一緒に行うことを提案する。講義が始まり、ローゼマインは課題を次々にこなし、領主候補生コースを最速で終了する。

グンドルフ先生の講義合格

領主候補生コースを終了したローゼマインは、文官コースの先生たちに個別に試験予約を出す。最初に予約が取れたグンドルフ貴族院の教師で順位3位の大領地・ドレヴァンヒェルの寮監)の研究室に向かったローゼマインは、グンドルフから共同研究の勧誘を受け、魔術具の紙についてドレヴァンヒェルと共同研究することになる。寮に戻ったローゼマインは、ヴィルフリートとシャルロッテと相談し、ドレヴァンヒェルとの共同研究を2人の側近の文官見習いを中心に行うことにする。次の休みの日にミュリエラの名捧げに必要な素材を採集しに行く話をすると、ユーディット(ローゼマインの側近の中級護衛騎士見習い4年生)から、グレーティアも名捧げをしたいので採集に同行したいと聞かされる。

グレーティアの事情と素材採集

ローゼマインはグレーティアと2人きりで話し、事情を聞く。グレーティアは青色巫女と青色神官の間に生まれた神殿の子であること、生母の兄とその第一夫人の子として洗礼式を受け、両親から可愛がられたこともないことなどを告白し、名を捧げる覚悟を固めたことを話す。ローゼマインは、グレーティアの名を受けることを決め、グレーティアたちも連れて素材採集に行く。

フラウレルム先生の講義

エーレンフェストを目の敵にしているフラウレルム貴族院の教師でアーレンスバッハの寮監)から試験予約の返事が来ないため、ローゼマインはそれをヒルシュールに相談する。ヴィルフリートやシャルロッテの側近たちとドレヴァンヒェルとの共同研究の大枠について打ち合わせを行い、次々と試験に合格していく中、フラウレルムから返事が届き、翌日の午前に試験が受けられることになる。ヒルシュールはライムントとの研究を共同研究として発表すればよいなどと助言する。フラウレルムの研究室に行ったローゼマインは試験を受け、共同研究の話をするため助言に従いヒルシュールを呼び出し、採点の監督をしてもらう。出された試験問題は5年生のものだったが、ローゼマインは問題なく解いていた。

ヒルシュール研究室の専属司書

文官コースの試験を終えたローゼマインは、ダンケルフェルガーとのお茶会の予定を決めるためにお伺いを立てるが、すぐにはお茶会にならないことを悟って、ヒルシュールの研究室に通うことにし、フェルディナンドへの手紙を消えるインクを使って書く。翌日、側近を連れてヒルシュールの研究室に向かったローゼマインは、散らかっている資料を整理していく。ライムントがやってきた後、共同研究について打ち合わせを行い、ライムントが作った設計図を見ながら魔術具の試作品を作り、ライムントには、フェルディナンドに直接届けてもらう手紙と、フラウレルム経由で届けてもらう手紙を託す。

王族からの依頼

エグランティーヌから本好きのお茶会の招待状が届き、ローゼマインはエグランティーヌの離宮で開かれるお茶会に向かうが、到着すると、アナスタージウスとエグランティーヌとその側近しかいない。早く呼び出したと話すアナスタージウスは、いきなり3領地と共同研究を行うことになったことについて問い、ローゼマインがエーレンフェストとしては断りようがなかったのだと説明すると、失敗がないように気を付けよ、常に狙われていると思え、と忠告する。そして、次の領主会議で行われる兄・ジギスヴァルド王子(中央の第一王子)の星結びの儀式(結婚の儀式)で神殿長として、本物の祝福をしてほしいと依頼する。ローゼマインは、王や領主、中央神殿の神殿長に許可を得ることなどを条件に、それを引き受けると答える。ハンネローネが到着した後、アナスタージウスは2人に、開かずの書庫に関することで協力してほしいと話す。

本好きのお茶会

図書館からソランジュとオルタンシア、そしてヒルデブラントも到着する。ソランジュたちは、シュバルツたちの管理者はハンネローネからオルタンシアに変わっていること、開かずの書庫に必要な鍵が3本あるが、1人では1本しか持てず、鍵が持てる人が3人必要なことなどを話し、アナスタージウスはハンネローネとローゼマインにオルタンシアとともに鍵の管理者になって書庫を開ける手伝いをしてほしいと依頼する。お茶会が始まり、ローゼマインは、ディッター物語と貴族院恋物語を配り、他の参加者が持ち寄った本は、順番を決めて貸し借りすることになる。ローゼマインはアナスタージウスが鍵の管理者となるための報酬として王宮図書館から持ってきた本、ソランジュが持ってきた本、オルタンシアが持ってきた本の3冊を借り、予想以上に楽しくお茶会を終える。

ダンケルフェルガーとのお茶会

寮に戻ったローゼマインは、隠し部屋でジルヴェスターへの報告書とフェルディナンドへの手紙を書く。翌日、ダンケルフェルガーからお茶会の予定が届き、2日後の午前、ローゼマインとヴィルフリートは側近たちを連れてお茶会に向かう。ローゼマインはレスティラウト(ダンケルフェルガーの領主候補生6年生でハンネローネの兄)から注文を受けていた髪飾りを渡し、共同研究の進め方について話をするが、ディッター前後の儀式を見るために、実際にディッターを行うことになってしまう。その後、印刷したダンケルフェルガーの歴史の本の現代語訳やディッター物語を渡すと、レスティラウトはディッター物語だけ挿絵がないことを指摘する。絵師が平民のため貴族院が舞台のディッターを挿絵にすることができないとローゼマインが答えると、絵が得意なレスティラウトが乗り気になって挿絵を描くことになる。

お返事

お茶会の後、少し熱を出して寝込んだローゼマインが回復した頃、エーレンフェストから共同研究を許可する返事や、魔木から作った研究用の紙が届く。ジギスヴァルドの星結びの儀式での祝福については、身の安全のため遠隔で行った方が良いのではないかと書かれていたが、失敗を避けたいならばその場にいないと無理、と答えることにし、エグランティーヌにはエーレンフェスト側の心配事を書いた手紙を書く。翌日、名捧げの石を持ってきたミュリエラとグレーティアから名を受け、ミュリエラの指導役にフィリーネ、グレーティアの指導役にブリュンヒルデ(ローゼマインの側近の上級側近見習い5年生)を付けることにする。ヒルシュールの研究室に向かったローゼマインは、ライムントから直接届けてもらったフェルディナンドへの手紙の返事を受け取る。図書館の話題に、王族から失われている情報が不自然なほど多すぎる、存在を秘されている資料などがあるのではないかとのフェルディナンドの指摘に、図書館の書庫についての情報をエグランティーヌたちに連絡すると、アナスタージウスから3日後に呼び出す返事が来る。

エピローグ

ダンケルフェルガー寮の多目的ホールで、ディッター物語に盛り上がるダンケルフェルガーの学生たちの中、ディッター物語の挿絵の構図を考えるレスティラウト。エーレンフェストが作り出した様々な流行に、ローゼマインが望んで領地の流行としたのか疑うレスティラウトは、ローゼマインは王族に取り込まれる可能性が高い、その前にダンケルフェルガーに取り込もうと考えるのだった。

 

さらに、番外編の書き下ろしが2編収められています。

本の世界と現実

本の世界に没頭するミュリエラは、ローゼマインに仕えることを決める。領主夫妻がエーレンフェスト寮にやってきて、アウブ(領主)はミュリエラに名捧げの対象となった経緯を説明する。領主夫妻の帰還後、新しく側近となる者たちがローデリヒから説明を受け、今までとの常識との違いに驚く。名捧げを終えたミュリエラは、本の話題で交流を深めようとするが、ローゼマインの側近たちと話が合わず、恋物語について熱く語り合えると思っていたミュリエラはがっかりするが、フィリーネの紹介で、ヨースブレンナーのリュールラディ(上級文官見習い)と会い、意気投合して話が盛り上がる。

自分の役目と知識の番人

ローゼマインの監視と警戒などのために王の希望を受け、貴族院の図書館に派遣されたオルタンシア。ソランジュと話をしているうちに、王ではなく、英知の女神メスティオノーラと契約した知識の番人だけが鍵を得られる特別な部屋があることなどを知り、知識の番人となって図書館を把握することが夫の中央騎士団長と王の望みだと考えたオルタンシアは、知識の番人となる契約を結ぶ。

 

さらに、著者によるあとがきの後に、「毎度おなじみ 巻末おまけ」(漫画:しいなゆう)「ゆるっとふわっと日常家族」と題して、「ローゼマイン観察報告書」「エコエネルギー」「遠い目」の3本の四コマ漫画が、その後には第3回人気キャラクター投票結果(1位はローゼマイン)が収録されています。

 

いよいよ最終章となる第五部に入りました。フェルディナンドが去り、貴族院の3年生に進んでも、ローゼマインは周囲を驚かせることを起こし、中央の王子や大領地であるダンケルフェルガーの領主候補生の注目を集めていきます。次巻以降どのように展開していくのか楽しみです。