鷺の停車場

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ラグビー・ワールドカップ2023を見る③

日本時間の9月9日(金)に開幕した、ラグビー・ワールドカップのフランス大会、現地時間の10月14日(土)から始まった決勝トーナメント(ノックアウト・プール)は、南アフリカが2019年の日本大会に続く連覇を達成して、10月28日(土)(現地時間)に幕を閉じました。

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今大会では、開幕戦でニュージーランドが予選プールの試合で初めての敗れ、過去優勝2回のオーストラリアが初めて予選プールで姿を消すなど、予選プールでは北半球のチームの活躍が印象的でしたが、決勝トーナメントに入ると、ウェールズアイルランド、フランスの3チームが準々決勝で姿を消し、決勝の顔合わせは、結果として、南アフリカニュージーランドと、過去のW杯でそれぞれ3回の優勝を果たしている強豪同士の本命ともいえる対戦となりました。

個人的には、世界ランキング1位だったアイルランド、開催国で一時は世界ランキング2位だったフランスと、いずれもこれまでW杯で優勝していないチームの躍進に期待していたので、結果についてはとても残念だったのですが、準々決勝以降の8試合をみると、アルゼンチンがウェールズに12点差を付けて勝利した準々決勝の1試合目、さらにそのアルゼンチンを38点差もの大差でニュージーランドが破った準決勝の1試合目を除けば、決勝を含めた3試合が1点差、残りも3点差、4点差、6点差と、最後まで逆転があり得る接戦で、予選プール以上に競った好ゲームが多かったのではないかと思います。

次回のワールドカップ(第11回大会)は、2027年にオーストラリアで開催されます。オーストラリアで開催されるのは2003年の第5回大会以来となります。今回の大会で、予選プール(プールD)の3位に入った日本は、次回大会の予選が免除され、第1回大会から11回連続となる本選出場が確定しています。次期のワールドカップに向けたヘッドコーチが誰になるのかをはじめ、4年後にどのような状況になっているのかを見通すことはできませんが、次こそは、他国開催では初めてとなる決勝トーナメント進出を期待したいと思います。