鷺の停車場

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ラグビー・ワールドカップ2023を見る①

日本時間の9月9日(金)から、フランスでラグビー・ワールドカップが開幕し、予選プールの試合が続いています。

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4つある予選プールのうち、プールDに入っている日本は、初戦の格下のチリ戦は快勝しましたが、2戦目の格上のイングランドには、前半は食い下がったものの、後半には不運もあって突き放されて完敗、現時点では1勝1敗・5ポイントで、プールDの5チーム中2位タイとなっています。

決勝トーナメントに進出するのは、各プールの上位2チームなので、日本が決勝トーナメントに進出し、ベスト8に名を連ねるためには、残るサモア、アルゼンチンとの試合、いずれも現時点の世界ランキングでは日本よりも上位にあるチームとの対戦で連勝することが必要な状況になっています。もっとも、1勝1分けとなった場合でも、ボーナスポイントの獲得状況や他のチームの結果によっては、決勝トーナメント進出の可能性も残されてはいますが、現実的にそうなる可能性は極めて低いのではないかと思います。

5週間にわたり行われる予選プールは、2週目の試合までが行われ、各チームとも2試合または3試合を戦っていますが、他のプールも含めて、ここまでの試合結果を見ると、大番狂わせ、ジャイアントキリングと言えるほどの想定外な結果はありません。

個人的には、ニュージーランドがW杯の予選で初めて敗戦した開幕戦のフランス対ニュージーランド戦(プールA)、オーストラリアがフィジーに競り負けた試合(プールC)はやや意外な結果でしたが、これらの試合も、世界ランキング(ワールドカップ開幕時点のもの。以下同様です)でみれば、いずれも上位のチームが勝利していますので、番狂わせとまではいえないでしょう。

一方、世界ランキングだけでみれば、イングランド(8位)がアルゼンチン(6位)に完勝した試合(プールD)、ウェールズ(10位)がフィジー(7位)に競り勝った試合(プールC)などは番狂わせと言いうるのかもしれませんが、個人的には、その時点でたまたま世界ランキングが下位だっただけで、格上のチームが順当に勝ったように見えます。

3週目は、日本は試合がありませんが、南アフリカ(2位)アイルランド(1位)(プールB)、ウェールズ(10位)対オーストラリア(9位)(プールC)、アルゼンチン(6位)サモア(12位)(プールD)など、どちらに転ぶか予想しがたい試合も並んでいます。運よく、これらの試合は地上波でも中継されるようなので、楽しみにしたいと思います。