鷺の停車場

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テレビアニメ「さよなら私のクラマー」

テレビアニメ「さよなら私のクラマー」を見ました。

sayonara-cramer.com

今年4月~6月にTOKYO MXなどで放送された作品。先日、劇場版アニメ「さよなら私のクラマー ファーストタッチ」を観て、時系列的には劇場版の後の高校時代を描くテレビアニメ版も配信で見てみました。

さよなら私のクラマー」は、月刊少年マガジンに2016年から連載された新川直司さんの同名コミックをアニメ化したもので、監督:宅野誠起、シリーズ構成:高橋ナツコ、キャラクターデザイン:伊藤依織子、アニメーション制作:ライデンフィルムなどの主要スタッフ。

 

女子高生サッカープレイヤー・ 恩田希は、進学先の蕨青南高校で、待望の女子サッカー部へ入部する。俊足のウィング・ 周防すみれや、中学生全国3位のボランチ・ 曽志崎緑など個性的な新入生が揃い、コーチには元日本代表のレジェンド・ 能見奈緒子が加わり、次々に現れる強豪チームを前に、蕨青南は仲間と共に立ち向かっていく──という物語。

主な登場人物は、

など。

 

公式サイトに掲載されているストーリーは、次のとおりです。

第1話「みんな」

中学最後の冬、恩田希は自分の進路を決めかねていた。高校でも男子サッカー部でのプレーを望んでいた希だったが、顧問である鮫島の勧めで蕨青南高校女子サッカー部、通称“ワラビーズ”への入部を決める。入部初日に新入生と2年生に分かれて行われた紅白戦でのチームメイトには、中学時代にチームを全国3位まで導いたボランチ・曽志崎緑と、俊足のウイング・周防すみれの姿があった。

第2話「インパクト」

女子サッカー日本代表・能見奈緒子をコーチに迎えたワラビーズ。サッカー指導者としての経験を積むためにやってきた彼女に、いきなり他校との練習試合の予定があると知らされる。現役時代「なまはげ能見」と呼ばれた新コーチの恐ろしさを身をもって知った一同。来たる新生ワラビーズの初戦の相手は、春夏の選手権を連覇した強豪、久乃木学園女子サッカー部だった。

第3話「地獄の門

0対7という大差をつけられて折り返した久乃木学園との練習試合。相手のレベルの高さを目の当たりにした希は、折れるどころかむしろ輝きを放ちはじめる。希のプレーで勢いを取り戻し、徐々に久乃木学園のゴールに迫るワラビーズだが、点差はひらいていく一方だった。そんな中、自分の得意なプレースタイルを完封され影を落としていた周防に、希は発破をかけるのだった。

第4話「フロンティア」

希の右足から放たれたシュートが久乃木学園のゴールネットを揺らす。その場に居合わせた誰をも驚かせた鮮やかなゴールは、チームメイト・白鳥綾の反則によって無効となってしまう。同時に試合終了を告げる笛が鳴り、振り返れば0対21という大敗。悔しさを隠しきれないワラビーズ一同だったが、希・曽志崎・周防が加わったことでこれからチームとして本当の意味で生まれ変わろうとしていた。

第5話「恋わずらい」

ワラビーズに新たな問題が発生。能見が用意した奇抜なデザインのユニホームだけに留まらず、男子サッカー部からグラウンドの明け渡し要請を受けるなど、前途多難な状況にあった。田勢たち2年生は状況を打開すべく、男子サッカー部監督の飛鳥へ男子サッカー部との合同練習を提案するも一蹴されてしまう。それでも諦めきれず、彼女たちは再び彼の元を訪れるのであった。

第6話「追う者、追われる者」

男子サッカー部との合同練習を実現させるべく、飛鳥監督の説得を試みる田勢たち2年生。一方希たちは、ユニフォーム代を手に入れるために優勝賞金付きのフットサル大会に出場していた。その場に居合わせた井藤と佃を仲間に加え、勝ち進んでいくワラビーズ。ついに迎えた決勝戦、賞金獲得に燃える彼女たちの前に立ちはだかったのは久乃木学園の2人と因縁のある選手だった。

第7話「躍進のチーム」

ついに埼玉県予選が始まる。ワラビーズとしての初公式戦を前に興奮を隠せない希は、まったく寝付けずにいた。 試合当日、昨年3位の朝霞商業を相手に躍動するワラビーズ。 後半に3対3と同点の場面、絶対に失点は避けたい状況で朝霞商業に絶好のチャンスを与えてしまう。 絶体絶命のワラビーズを救うため、希は果敢にペナルティエリアに飛び込むのだった。

第8話「追いかけてくる過去」

埼玉県予選リーグ第2戦に勝利したワラビーズは、決勝トーナメント進出にあと一歩のところまできていた。翌日、体育授業でソフトボールをしている最中、ボールを無理やり蹴り飛ばした希は、足を負傷してしまう。そして迎えた運命の第3戦、怪我をおして出場していた希は次第に増していく足の痛みに苦しむが、曽志崎らチームメイトに心配されながらもピッチに立ち続けるのであった。

第9話「赤の軍団」

埼玉県予選決勝トーナメントに駒を進めたワラビーズ。初戦の相手は、中学時代に曽志崎とコンビを組んでいた桐島千花を筆頭に癖のある選手が揃う強豪、浦和邦成高校女子サッカー部。試合を数日後に控え、浦和邦成は偵察隊の花房圭による調査結果を元に、ミーティングを行っていた。一方ワラビーズでは、桐島への想いと打倒浦和邦成を胸に、練習に励む曽志崎の姿があった。

第10話「傷だらけの王者」

ついに始まった決勝トーナメント初戦。相手は埼玉県予選優勝候補“常勝”浦和邦成高校女子サッカー部。曽志崎は序盤から厳しいマークにあいながらも機転を利かせチャンスを演出するが、浦和邦成の堅い守備によってことごとく阻まれてしまう。次第に浦和邦成の変幻自在のフォーメーションによって追い詰められていくワラビーズ。そんな中、桐島は去年の久乃木学園との試合を思いだしていた。

第11話「隣を走る人」

浦和邦成戦はいよいよ後半戦へ。守備陣の献身により0対0のスコアドローで前半を凌いだワラビーズ。 雨で悪化するピッチコンディションに後半は両チームともに苦戦する中、 予選リーグ中は思うようにプレーができず偵察の結果「地蔵」と称された希が、 深津のある指示を受け、敵味方問わず驚愕のプレーで敵陣へと切り込んでゆく。

第12話「野心と選択」

希を中心とした猛攻で浦和邦成ゴールに迫るワラビーズだが、あと一歩のところで先取点を奪えないでいた。拮抗する両チーム。その最中に一瞬の隙を突かれ、異色のFW・安達太良アリスにあっさりと先制点を奪われてしまう。まず1点を取り返すべく奮起するワラビーズに対し、浦和邦成はFWの天馬・安達太良を中心にさらなる猛攻をしかける。

第13話「根幹をなすもの」

決勝トーナメント1回戦、浦和邦成に破れたワラビーズ。明くる日、希は気持ちの整理がつかず、一人ゴールに向かっていた。訪れた深津に自分の気持ちを打ち明けるが、「そのままでいい」というアドバイスをもらっても腑に落ちないままでいた。練習グラウンドに続々と集まってくるワラビーズ一同は、「強くなる」その気持ちを胸に再出発を果たそうとしていた。 

 

(ここまで)

新川直司さんの「四月は君の嘘」がアニメ・原作コミックともに良かったので、同じ新川原作作品と知って、劇場版に続いて見てみましたが、演出もあるのか、コメディ的な部分のウェイトが多めで、期待したほどには響きませんでした。映像的にも「四月は君の嘘」の方が良かったかなあ。