鷺の停車場

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テレビアニメ「聖女の魔力は万能です」Season2(第2期)①第1話~第3話

テレビアニメ「聖女の魔力は万能です」、2021年春クールに放送された第1期に続いて、今年10月からの秋クールにTOKYO MXなどで放送されている第2期「聖女の魔力は万能です SEASON2」も見ています。

seijyonomaryoku.jp

カドカワBOOKSから刊行されている橘由華さんの同名ラノベを原作にテレビアニメ化した作品で、主なスタッフは、監督:井畑翔太、シリーズ構成:渡航、キャラクターデザイン:石川雅一、アニメーション制作:ディオメディアなど。

公式サイトのイントロダクションでは、

「ある日突然「聖女」として異世界に召喚された20代の会社員・セイ。元々の植物好きを活かして薬用植物研究所で働き始めるが、仕事人間ゆえの生真面目さに“聖女パワー”が加わり、セイは効果5割増しのポーションを次々と作り出す。さらに、魔物討伐では凄まじい威力の浄化魔法を発動し、セイの評価は爆上がり!「聖女」であることも正式に認められ、スランタニア王国の救世主として、人々の尊敬を集めていく。そんな彼女を見守り支えてくれるのは、研究所のヨハンやジュード、宮廷魔道師団のユーリ、そして、互いに惹かれ合いながらも、いまだ恋人未満な“氷の騎士様”アルベルトだった。王国の最重要人物となってからも相変わらず研究三昧なセイだが、アルベルトとの仲は少しずつ深まって、恋模様にも新たな展開が――!?」

と紹介されています。

 

まずは、前半、第1話から第3話までを紹介したいと思います。

 

公式サイトで紹介されている主な登場人物は、次のとおりです。

  • セイ(小鳥遊 聖)【石川 由依】:朝から深夜まで仕事漬けだった20代の会社員。スランタニア王国の「聖女召喚の儀」によって、突然見知らぬ異世界に喚び出されてしまう。元々植物好きだったこともあり、自ら望んで薬用植物研究所で働く。真面目な性格と探究心の強さに聖女としての魔力が加わり、魔法やポーション作りで5割増しのパワーを発揮する。ただし、恋愛方面はちょっと不慣れ。

  • アルベルト・ホーク【櫻井 孝宏】:王宮第三騎士団の団長。ホーク辺境伯家三男。騎士団では所属する騎士たちからの信頼も厚く、よきリーダーとしての姿を見せる。ブルーグレーの瞳を持ち、そのクールな印象の外見と氷属性魔法の使い手であることから、多くの女性たちに「氷の騎士様」と呼ばれている。だが、セイの前では柔らかな表情を見せることも……。

  • ヨハン・ヴァルデック【江口 拓也】:薬用植物研究所の所長。ヴァルデック伯爵家次男。王宮を飛び出したセイの事情を知りながら、研究所にあたたかく迎えてくれる。セイが持つ魔力の特異性には早々に気づくが、必要以上に口出しはせず、いつもおおらかに見守っている。アルベルトとは幼なじみで、次第に接近していくセイとアルベルトの関係を秘かに楽しんでいる様子。

  • ユーリ・ドレヴェス【小林 裕介】:宮廷魔道師団の師団長。もとは一般庶民であったが、魔法適性の高さを買われドレヴェス侯爵家に養子として迎えられた。人当たりのいい好青年に見えるが、当人は魔法や魔力の研究にしか興味がないという変わり者。魔法の使い手としては王国で敵う者がいないほどの実力を持ち、人に対して鑑定魔法を使える唯一の人物でもある。儀式によって聖女を召喚した張本人で、セイの未知数な魔力にはもちろん興味津々。

  • ジュード【八代 拓】:薬用植物研究所の研究員。セイを最初に研究所へ案内し、その縁で教育係を担当することになる。人懐っこく面倒見のいい性格で、セイが気軽に接することができる貴重な存在。

  • アイラ(御園 愛良)市ノ瀬 加那】:セイと同時に召喚された女子高生。聖女ではない自分が歩むべき道を模索し、セイのアドバイスで宮廷魔道師団に入団。新人魔道師として魔法の勉強をしている。セイとエリザベスのお茶会友達。

  • エリザベス・アシュレイ【上田 麗奈】:侯爵令嬢。王宮図書室での出会いをきっかけにセイと親しくなる。賢さと行動力を併せ持ち、誰に対しても分け隔てなく接する才女。セイの友人兼よき理解者として、彼女の幸せを願っている。

  • エアハルト・ホーク【梅原 裕一郎】:宮廷魔道師団の副師団長。ホーク辺境伯家次男。アルベルトの兄だが、弟以上にクールな雰囲気の持ち主。真面目な常識人で、上司であるユーリの破天荒な行動にいつも振り回されている。

  • オスカー・ドゥンケル【逢坂 良太】:セイが開発した商品を取り扱う新たな商会を立ち上げるために、ヨハンが呼び寄せた商人。同僚のフランツと共に、基本的な店舗経営や商品の生産管理などを担当する。

  • テンユウ【小林 千晃】:ザイデラ国の第十八皇子。母は皇帝の七番目の側室。ある目的のため、スランタニア王国の王立アカデミーに留学する。植物への造詣が深く、薬用植物研究所の視察も希望する。(なお、第3話までには登場してきません)

  • セイラン【三木 眞一郎】:ザイデラ国の交易船の船長。モルゲンハーフェンの港で負傷した船員を助けてくれたセイを、交易品倉庫に招く。そこにあった積み荷の数々で、セイを感激させることになる。

公式サイトで紹介されている以上の11人のほかに、第1話から第3話までに登場する、名前が付けているキャラクターとしては、次の人たちがいます。

  • マリー【磯辺 万沙子】(第1・3話):王宮でセイのお世話をする侍女。

  • コリンナ【小山 芙美】(第1話):クラウスナー領の薬師。

  • フランツ【飛田 展男】(第1話):オスカーとともに、セイが開発した商品を取り扱う新たな商会を立ち上げるために、ヨハンが呼び寄せた商人。

  • ヴォルフ【熊谷 健太郎(第2話):王宮第三騎士団の団員。

  • レイン・スランタニア【市川 蒼】(第3話):スランタニア王国の第二王子。

  • ジークフリート・スランタニア【山野井 仁】(第3話):スランタニア王国の国王で、レインの父。

 

各話ごとのあらすじは、次のとおりです。< >内が公式サイトで紹介されているストーリーになります。

Episode 01「商会」

<聖女として認知されてからも、薬用植物研究所で研究三昧の日々を過ごすセイ。今は新しい化粧品を開発中だが、その効果の高さは侍女たちにも注目されていた。そんなとき、ヨハンはセイに新たな商会を立ち上げることを提案する。>

クラウスナー領から王都に戻って3か月が経ち、セイはこの世界に来てから2度目の夏を迎えようとしていた。王都に戻ってからも、王宮からの要請であちこち魔物の討伐に赴いては黒い沼を浄化する日々を送り、見つかっている黒い沼の浄化は完了して、少し余裕が出てきていた。

そんなころ、クラウスナー領から大量の薬草が届く。同封されていたコリンナからの手紙には、森が昔の元気な姿を取り戻したことへの感謝が記されていた。セイは研究中の新しい化粧品にその薬草を使うことにする。

ヨハンに呼び出されてセイが所長室に向かうと、ヨハンのもとにフランツとオスカーと名乗る2人の男性がいた。ヨハンは、混乱を避けるため、セイが作った化粧品などの商品を売るための新しい商会を立ち上げることにした、セイはこれまでと同じく製品の開発しかできないと話すが、ヨハンはそれで問題ない、そのためのこの2人だと言い、オスカーもセイが良ければ基本的な店舗経営や他の商品の品ぞろえ、商品の生産管理などは任せてほしいと話し、セイもそれを了解する。

そして、新しい商会がオープンする。セイはオスカーと一緒に遠目にその盛況ぶりを眺める。オスカーは寄り道に、と最近できた人気の喫茶店に行くことを勧め、オスカーと別れたセイは、警護に同行していたアルベルトとその喫茶店を訪れる。外国から取り寄せたというお勧めの飲み物はコーヒーだった。知っている飲み物が出てきたことにセイは驚くが、淹れ方が違うのか、日本で飲んでいたものと味が違っており、コーヒー豆を入手して自分で淹れようと考える。ヨハンが自腹でコーヒー豆を入手して飲んでいた。日本で主食だった米も入手したいと考えるセイは、ヨハンとジュードから東にある大きな港町モルゲンハーフェンなら王都の市場には出回らない輸入品が手に入るかもしれないと聞かされ、ヨハンの勧めで行ってみることにする。

Episode 02「異国」

<元いた世界と同じ農産物を探し求めて、港町モルゲンハーフェンを訪れたセイ。その船着き場で事故現場に遭遇するが、お忍びのため回復魔法は使えない。助けを求めるセイラン船長に手持ちのポーションを渡し、セイは立ち去るが……。>

せっかくだからゆっくりしてこいとヨハンに送り出され、ジュードと馬車でモルゲンハーフェンで行ったセイは、出迎えたオスカーとともに、ヨハンに用意されたかつらと眼鏡をつけて商家の娘風に変装して街に出て、店に並ぶ商品に目を奪われる。

そんなとき、船着き場で積み荷が崩れる事故が起き、下敷きになった者が出たと話しているのが耳に入ったセイは、居ても立ってもいられず現場に向かう。船着き場では、船員が足にひどい怪我をしており、船長のセイランは回復魔法を使える魔導師はいないか必死に探していた。ジュードや警護に同行していたヴォルフは、ここで目立つのはまずいとをセイが回復魔法を使うのを止めるが、何もしないのは我慢できないセイは非常用に持っていたポーションをセイランに手渡す。

その夜、セイたちがお店で食事をしているところに、セイを探していたセイランがやってくる。セイランはザイデラ国の交易船の船長だと名乗り、貴女のおかげで部下が助かったと感謝し、ポーションの代金を支払いたいと言う。セイはそれを固辞するが、オスカーは積荷の中にほしいものがあったら安く譲ってもらうことを提案し、話がまとまる。

翌日、セイランの船で運んできた積荷が運ばれた倉庫に行ったセイは、唐辛子、山椒、味噌などに目を奪われ、米があるのを見つけて狂喜する。

王都に戻り、セイはアイラにモルゲンハーフェンで入手した味噌などをお裾分けし、一口味噌を口にしたアイラも懐かしい味に喜ぶ。そして、セイは研究所の台所で、米を研いで炊き、料理を始める。料理ができるのが待ち遠しいヨハンのもとに、アルベルトがモルゲンハーフェンに同行した護衛からの報告書を届けに来る。アルベルトもセイから食事を振る舞う誘いを受けてやって来たのだ。ヨハンは、いつまでもお互い控えめではいられない、魔物の討伐で方々に顔が売れたセイには婚約の話が数多く来るだろう、もたもたしていると掻っ攫われるぞと忠告し、お前が行動を起こさないのなら、変な輩が婚約者候補に名乗りを上げる前に自分が名乗りを上げる、と冗談めかして行動を迫る。

セイが作った和食ができ上がり、ヨハンたち研究所の仲間のほか、アルベルト、アイラ、ユーリ、エアハルトもセイが作ったちらし寿司などを堪能する。

一方のセイランは、セイとの出来事をザイデラに報告する手紙を部下に託し、このポーションを作った薬師を探し出さなければならない、と語るのだった。

Episode 03「式典」

<王宮にて「聖女セイ」の正式なお披露目会と舞踏会が開かれることになった。注目されることが苦手なセイは戸惑うものの、アルベルトからのエスコートの申し出を受ける。当日、国王の隣には聖女のローブをまとうセイの姿があった。>

セイが研究所で植物に水をあげていると、ジュードから王宮から使いが来たと所長が呼んでいると呼び出される。それは聖女として国中の貴族や要人に紹介するため王宮で正式なお披露目会を開くというもので、国王の意向と聞いてしぶしぶ受け入れたセイだったが、その日の夜に開かれる王家主宰の舞踏会にも参加することになる。王宮からの使者を見送ったセイは、ヨハンに舞踏会への苦手意識をこぼすと、ヨハンは自分にも招待状が来ている、なるべく近くにいてやるから安心しろ、と言葉をかける。

そして、アルベルトから舞踏会でエスコートさせてもらえないかと申し出を受けたセイは、お願いします、と答え、前日から王宮入りして、お披露目会と舞踏会で衣装を替えることを伝えると、いつもと違う姿を楽しみにしている、と声を掛けられる。

前日に王宮入りして朝を迎えたセイは、気合の入った侍女たちに支度を調えられ、聖女のローブをまとってお披露目会に向かう。ジークフリートにより参加者に聖女として紹介されたセイは参加者に一礼する。

お披露目会を終えて王宮の客間に戻ると、セイの晴れ姿を間近で見たいとエリザベスとレインが訪ねてきていた。レインは一度セイに会いたかったと言い、兄カイルの一件について謝罪する。喜ぶエリザベスの言葉を聞いて、気が進まなかったが参加して良かったと思うセイだった。

ドレスに着替えたセイを、アルベルトが迎えに来る。セイはその姿に見惚れるが、アルベルトも綺麗なセイの姿に見惚れる。アルベルトのエスコートで舞踏会に参加したセイは、周囲の注目を浴びる中、2人で踊る。苦手なダンスに緊張するセイをアルベルトがリードし、無事に踊り終える。踊り終えたセイにヨハンが声をかけ、隙あらばセイと踊ろうと狙う周囲からセイを守るため、ヨハンはセイと踊り、アルベルトは援軍を呼びに行く。ヨハンとセイが踊っている間に、ユーリやエアハルトもやってきて、セイと踊る。

後日、エリザベスとアイラとお茶会をするセイ。エリザベスは、舞踏会でご婦人方の羨望を一身に集めたと楽しそうに語り、アイラはユーリやエアハルトは普段は舞踏会のような場には姿を現さないことで有名だったみたいと話す。ダンスのリードが人によってだいぶ違って勉強になったと話すセイに、エリザベスは誰のリードが一番だったかと聞く。アイラもセイの答えに注目するが、セイは分からない、とお茶を濁す

研究所での平和な日々が戻るが、ヨハンは、舞踏会でセイに近づけなかった男性たちが、聖女への夜会やお茶会への招待状を送っているはずだが、王宮の文官たちが丁重にお断りしているのだろうと話す。そこに、国王が折り入って相談したいことがあると王宮への呼び出しの知らせが入る。

(ここまで)

 

ここまでのところは、第1期で描かれたエピソードのように大きな展開はなく、穏やかに物語が展開していっている感じです。

第4話以降については、また改めて。