鷺の停車場

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テレビアニメ「聖女の魔力は万能です」Season2(第2期)④第10話~第12話

2023年10月からの秋クールにTOKYO MXなどで放送されたテレビアニメ「聖女の魔力は万能です」第2期の「聖女の魔力は万能です SEASON2」、ここでは、魔物の討伐が終結した後を描いた第10話から最終回の第12話までを紹介します。

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カドカワBOOKSから刊行されている橘由華さんの同名ラノベを原作にテレビアニメ化した作品で、主なスタッフは、監督:井畑翔太、シリーズ構成:渡航、キャラクターデザイン:石川雅一、アニメーション制作:ディオメディアなど。

 

前回の繰り返しになりますが、公式サイトで紹介されている主な登場人物は、次のとおりです。

  • セイ(小鳥遊 聖)【石川 由依】:朝から深夜まで仕事漬けだった20代の会社員。スランタニア王国の「聖女召喚の儀」によって、突然見知らぬ異世界に喚び出されてしまう。元々植物好きだったこともあり、自ら望んで薬用植物研究所で働く。真面目な性格と探究心の強さに聖女としての魔力が加わり、魔法やポーション作りで5割増しのパワーを発揮する。ただし、恋愛方面はちょっと不慣れ。

  • アルベルト・ホーク【櫻井 孝宏】:王宮第三騎士団の団長。ホーク辺境伯家三男。騎士団では所属する騎士たちからの信頼も厚く、よきリーダーとしての姿を見せる。ブルーグレーの瞳を持ち、そのクールな印象の外見と氷属性魔法の使い手であることから、多くの女性たちに「氷の騎士様」と呼ばれている。だが、セイの前では柔らかな表情を見せることも……。

  • ヨハン・ヴァルデック【江口 拓也】:薬用植物研究所の所長。ヴァルデック伯爵家次男。王宮を飛び出したセイの事情を知りながら、研究所にあたたかく迎えてくれる。セイが持つ魔力の特異性には早々に気づくが、必要以上に口出しはせず、いつもおおらかに見守っている。アルベルトとは幼なじみで、次第に接近していくセイとアルベルトの関係を秘かに楽しんでいる様子。

  • ユーリ・ドレヴェス【小林 裕介】:宮廷魔道師団の師団長。もとは一般庶民であったが、魔法適性の高さを買われドレヴェス侯爵家に養子として迎えられた。人当たりのいい好青年に見えるが、当人は魔法や魔力の研究にしか興味がないという変わり者。魔法の使い手としては王国で敵う者がいないほどの実力を持ち、人に対して鑑定魔法を使える唯一の人物でもある。儀式によって聖女を召喚した張本人で、セイの未知数な魔力にはもちろん興味津々。

  • ジュード【八代 拓】:薬用植物研究所の研究員。セイを最初に研究所へ案内し、その縁で教育係を担当することになる。人懐っこく面倒見のいい性格で、セイが気軽に接することができる貴重な存在。

  • アイラ(御園 愛良)市ノ瀬 加那】:セイと同時に召喚された女子高生。聖女ではない自分が歩むべき道を模索し、セイのアドバイスで宮廷魔道師団に入団。新人魔道師として魔法の勉強をしている。セイとエリザベスのお茶会友達。

  • エリザベス・アシュレイ【上田 麗奈】:侯爵令嬢。王宮図書室での出会いをきっかけにセイと親しくなる。賢さと行動力を併せ持ち、誰に対しても分け隔てなく接する才女。セイの友人兼よき理解者として、彼女の幸せを願っている。

  • エアハルト・ホーク【梅原 裕一郎】:宮廷魔道師団の副師団長。ホーク辺境伯家次男。アルベルトの兄だが、弟以上にクールな雰囲気の持ち主。真面目な常識人で、上司であるユーリの破天荒な行動にいつも振り回されている。

  • オスカー・ドゥンケル【逢坂 良太】:セイが開発した商品を取り扱う新たな商会を立ち上げるために、ヨハンが呼び寄せた商人。同僚のフランツと共に、基本的な店舗経営や商品の生産管理などを担当する。(なお、第6話以降には登場してきません)

  • テンユウ【小林 千晃/稗田寧々(幼少期)】:ザイデラ国の第十八皇子。母は皇帝の七番目の側室。ある目的のため、スランタニア王国の王立アカデミーに留学する。植物への造詣が深く、薬用植物研究所の視察も希望する。(なお、第7話以降には登場してきません)

  • セイラン【三木 眞一郎】:ザイデラ国の交易船の船長。モルゲンハーフェンの港で負傷した船員を助けてくれたセイを、交易品倉庫に招く。そこにあった積み荷の数々で、セイを感激させることになる。(なお、第7話以降には登場してきません)

公式サイトで紹介されている以上の11人のほかに、第10話から第12話までに登場する、名前が付けているキャラクターとしては、次の人たちがいます。

  • ヴォルフ【熊谷 健太郎(第10・12話):王宮第三騎士団の団員。

  • ヘルムート・ホーク辺境伯【てらそま まさき】(第10話):アルベルトとエアハルトの父の辺境伯

  • クラウディア夫人【増田 ゆき】(第10話):ヘルムートの妻。

  • ジークフリート・スランタニア【山野井 仁】(第11話):スランタニア王国の国王。

  • ドミニク・ゴルツ【加藤 亮夫】(第11話):スランタニア王国の宰相。

  • マリー【磯辺 万沙子】(第11話):王宮でセイのお世話をする侍女。

  • ドレヴェス侯爵【辻 新八】(第11話):ユーリの養親の侯爵。

各話ごとのあらすじは、次のとおりです。< >内が公式サイトで紹介されているストーリーになります。

Episode 10「思慕」

<巨大魔獣を倒して「黒い沼」も消滅させたセイたち。領主の屋敷では一行を労る宴会が開かれ、セイは美味しい料理を夢中で味わう。翌日、ホーク領の市場を訪れてはしゃぐセイを、同行したアルベルトは眩しそうに見つめていた。>

聖女の術を発動させ、巨大な魔獣・アンデッドドラゴンを倒し、黒い沼を浄化したセイたち。野営地に戻った騎士たちは、凄かったな、さすが聖女様、と聖女・セイの活躍を称賛する。アルベルトは、黒い沼は消えたが経過観察が必要、数日ここに残って魔物が減ったか確認したいと言い、ヴォルフとユーリに巡回を依頼する。そして、セイには、あんなことがあったばかりだ、あまり遠くへ行かないでくれ、心配になってしまう、と言い、セイは顔を赤らめる。

巡回が終わるのを待つ間、セイはアルベルトとともに周辺を散歩し、調査のため植物を採集する。セイはアルベルトに同行してもらうのを申し訳なく思うが、アルベルトは、仕事というだけでなく、自分がセイのそばにいたいんだ、と言い、セイは照れる。照れ隠しにそばにあったライラックの花に駆け寄るが、アルベルトの言葉に、自分ももう少し近づいてみてもいいかのかもしれないと思い、顔を赤らめながら、ライラックを使った香水を作ってプレゼントしたいと申し出る。

経過観察が終わり、セイたちが領主の屋敷に戻った夜、討伐から帰還した兵士たちを労う無礼講の宴会が開かれ、セイはチーズなどホーク辺境伯領の料理に舌鼓を打つ。サラミが気に入ったセイに、侍女は市場にこれを作った店が出店していると言い、次の日にアルベルトと市場に行くことになる。せっかくの休暇の日に時間を取らせてしまうことを気遣うセイに、アルベルトは私がセイと一緒に行きたいんだ、と言い、セイは顔を赤らめて受け入れる。

翌日、セイは商人の娘風に変装して、アルベルトと市場に行く。お店を回り、王都では見かけなかったキャベツを見つけて喜ぶ。それを見て、日本で食べていたロールキャベツが食べたくなり、厨房を貸してもらって自分で作ることにする。セイの新作料理が食べられると喜ぶアルベルトの反応を見て、セイはちょっと可愛いかも、と思う。

ソーセージ店に行った2人に、おかみさんは、お相手が決まったのですね、おめでとうございます、と誤解して祝福するが、アルベルトは王都の同僚だと紹介して誤解を解き、セイはサラミなどを興味深々で見る。その様子を見守るアルベルトは、私の心は決まっている、と心の中でつぶやく。

セイは、自分で作ったロールキャベツを領主夫妻とアルベルトにふるまう。楽しく語らうアルベルトとセイを領主夫妻は微笑ましく見守る。そして、夫妻はもうしばらく滞在する間、温泉がある別荘に行くことを勧め、セイも喜んでそれを受ける。

アルベルトと馬車に乗って別荘に向かうセイ。途中の休憩で、王宮に勤める人はたいてい馬に乗れると聞いたセイは、自分も乗馬を習った方がいいのではないかと思い始める。アルベルトは、セイは乗る機会があまりないだろうと言うが、セイと一緒に遠乗りに出かけられるのは魅力的、王都にもいい場所がある、と乗馬を教えてくれることになる。

別荘に着き、温泉に浸かるセイは、聖女業もこれで終わりか、とこれまでのことを振り返り、これからどうなるのだろうと思いを巡らせる。これからやりたいことを考え始めたセイが、アルベルトとのことを心の中で想うと、聖女の術が発動しかかり、金色の光の粒が舞い始める。それに気づいたセイは、慌てて聖女の術が発動しないように自分を抑える。そして、これが恋なんだ、と思うのだった。

セイたちが王都に戻る日がやってくる。セイは領主夫妻と別れの挨拶を交わし、アルベルトのエスコートで馬車に乗り込み、領主の屋敷を出発する。

Episode 11「観劇」

<魔物討伐の終結により、セイの聖女としての使命はひとつの区切りを迎えた。そんなある日、ユーリのもとに養父のドレヴェス侯爵から演劇の招待状が届く。何かを思いついたユーリはセイを誘うが、それが波紋を呼ぶことに……。>

ある夜、ドレヴェス侯爵はある書類を宮廷魔導師団に届けるよう執事に命じ、変わり者のユーリは自分の思い通りに動くだろうか、だが、うまくいけばホーク家に対抗できるだけの力を手に入れられる、と語る。

一方、王宮で、ドミニクから討伐が終わったとの報告を受けたジークフリートは、聖女の使命もひとつの区切り、と言う。ドミニクが、万能薬の開発、薬草・料理研究などセイの業績は多岐にわたる、今後セイ自身が使命という名の仕事を求めるかもしれない、と言うと、ジークフリートは、王子時代にドミニクと隠居後に何をするか話をした思い出を語り、実際にはそうはなっていないことに、我々は自分の使命に慣れ過ぎてしまった、だが、セイの人生は今後も続く、どうしようもなく自由になったとき、セイは自らの手で好きなものを選び取ることができるだろうか、と気に掛けるのだった。

宮廷魔導師団で書類仕事から目を逸らすユーリは、届いた書類を紙飛行機にして飛ばす。そこにエアハルトに託された書類を届けにアイラが、そしてユーリの仕事ぶりを監視しにエアハルトもやってくる。エアハルトが紙飛行機を開くと、それはドレヴェス侯爵から届いた劇の招待状だった。劇に興味のないユーリは最初は無関心だったが、アイラの話からセイの前の世界にも劇があったことを知って目を輝かせ、セイに魔術の講義をした後に、セイを観劇に誘い、その強い押しにセイはそれを受ける。

ヨハンにジュードと食事に行こうと誘われたセイは、その夜ユーリと観劇に行くことになったことを話すと、ヨハンは、ドレスが必須、王宮の侍女に相談した方がいい、準備は昼間からすることになるだろうと話し、セイは落胆する。

観劇の日、マリーたち侍女によってドレス姿になったセイをユーリが馬車で迎えにくる。後援者用の入口から劇場に入り、2人は貴賓席に案内される。魔法が使われているシャンデリアの話から、セイの前の世界での照明の話になり、セイは、今は照明の色を変えたり強さを調整することができると話す。魔法で似たようなことができるといいのだがと言うユーリに、セイは、できるんじゃないですか、と言って自分の魔法で出した灯りの色を変えて見せると、ユーリは大興奮し、ライトは点けて消すだけという思い込みがあった、おかげで新しいことに気づけた、固定観念はよくない、と感謝し、好きなものにはちゃんと近づいて、自分の手で触れてみる、そうすることで新鮮な感情が得られるのだろうと語る。そして劇が始まる。

その後、エリザベスが王宮を歩いていると、お似合いの2人、と話している令嬢たちが、エリザベスに話しかけ、目を輝かせてユーリとセイが婚約するという噂を話す。彼女たちが直接には2人を見ていないことを確認したエリザベスは、セイにはセイの考えがあるのだろうから、静かに見守るべき、と咎める。

エリザベスとお茶会で会ったアイラは、王立アカデミー時代に前の世界とこの世界で常識が違うせいで迷惑をかけたと謝り、自分のときとは違うからセイの噂はじき収まると思うけど…と話すが、エリザベスは、自然発生した噂ならそうだが、身内の誰がセイと親密だと広まれば得をすると思う人も多いだろうと語る。

そのころ、ヨハンは、騎士団に書類を届ける用事を部下に頼むが、第三騎士団には自分で届けに行き、アルベルトに、ユーリとセイが噂になっていること、セイに聞くと噂はでたらめで魔法の話で盛り上がって劇の内容を覚えていない、色恋とは何の関係もなさそうだと話す。アルベルトは2人を見ていれば想像がつく、と反応するが、ヨハンは、今回の件はドレヴェス侯爵が絡んでいるだろう、セイとの仲を喧伝することで外堀を埋め、ユーリをセイの婚約者にし、さらなる権力を手に入れたいのではないかと話し、自身の人生のためにもそろそろ行動を起こした方がいい、相手のペースを大事にしたい気持ちはわかるが、待っているだけではダメなこともある、好きなものは自分でつかみ取らなければいけない、と忠告するのだった。

Episode 12「Blessing」

<セイとの初めての出会いやこれまでのことを振り返りながら、自らの想いと向き合うアルベルト。一方のセイはエリザベスから、自分の気持ちを大事にするようにと諭される。周囲の誰もが、不器用な二人の様子を見守っていた……。>

2年前に初めてセイと出会ったときからのことを回想するアルベルト。西の森で魔物のサラマンダーと戦って瀕死の怪我を負ったアルベルトは、夢うつつの中で、必死にポーションを飲ませるセイと出会ったのだった。あまりに現実離れしていた状況に、目覚めてからもセイの幻影を追い求めるアルベルトは、薬用植物研究所の人がポーションで治したと聞いて、居ても立ってもいられなくなり、薬用植物研究所の所長で友人のヨハンを訪ねる。セイがどんな人か質問し、一度個人的に礼をしたいと申し出たアルベルトは、日を改めて研究所を訪れ、セイと再会し、一目で恋に落ちたのだった。

ヨハンに行動を起こした方がいいと忠告されたアルベルトは、この思いをどう伝え、どう形にすればいいのだろうかと考える。

一方のセイは、エリザベスとのお茶会で、セイとユーリが婚約するかもという噂が最近王宮を騒がせていると聞かされる。セイはそれを否定するが、男女2人きりで観劇に行くなど、噂をしてくれと言っているようなものだ、こんな噂を聞いたらアルベルトも不安に思うだろう、自ら身を引くなんてことにもなりかねない、貴族社会には面倒なしがらみがあるが、自分の気持ちを大事にしてほしい、セイが聖女としてではなくひとりの女性として生きていくために、やるべきことは決まっているのでは、と諭す。

研究所に戻ったセイは、本当は頭ではわかっている、しかし、その思いを言葉にしたわけでも形にしたわけでもない、確かめることなんてできない、どうしたらいいだろうと悩む。そして、男の人と親しく話すと噂になってしまうのではないかと過敏になったセイは、研究所でもぎこちない振る舞いをするようになる。

一方、宮廷魔導師団のユーリは、劇場でセイが見せてくれた魔法に興味津々で、魔法の講義を受けに来るセイを楽しみに待つが、セイとユーリの噂が気になるエアハルトは、ユーリの講義を隠れて覗き見する。講義を終えてセイが廊下に出ると、ユーリは今日の講義は身が入ってなかった、あの噂のせいか、と言う。動揺するセイに、大丈夫だ、私は興味以上の感情はないし、私の家も無理強いする気はないだろうと言うユーリは、聖女の術の発動条件について気づいた、セイの気持ちに何か秘密があるのでは、と言い、セイは分からないふりをして話をごまかす。
いつものようにセイを出迎えに来て、その様子を眺めていたアルベルトに、ユーリは歩み寄り、耳もとで何かを囁く。それを見て何を吹き込んだのかと問い質すエアハルトにユーリは、何も、聖女の術の力の源泉に気づいたからその先も見てみたくなった、と言う。それを聞いて何かに気づいたエアハルトは、そんなことはとうの昔に分かっていた、とアルベルトに視線を向けるのだった。

アルベルトが乗る馬で研究所まで送ってもらったセイは、足早に立ち去ろうとするが、アルベルトは、今度の休みに一緒に出掛けないか、見せたいものがある、とセイを誘う。アルベルトから誘われるのは嫌じゃない、噂になるのも嫌じゃない、だがアルベルトは嫌だったりしないだろうか、と思うセイだが、その誘いを受ける。

約束の日、王宮で侍女たちに身なりを整えられ、アルベルトに贈られた髪飾りを付けて姿を現したセイに、アルベルトは、今日は誘いを受けてくれてありがとう、と声を掛け、2人は馬車に乗って、夕日が照らす中を進む。

アルベルトがセイを連れてきたのは、王家だけが使える場所だった。特別に許可をもらったと言うアルベルトは、セイを美しい花のイルミネーションが輝く場所に案内する。とても綺麗です、嬉しい、と言うセイにアルベルトは、これからもずっと君と同じ景色が見たい、本当はセイの気持ちを考えてもっとゆっくり距離を詰めた方がいいと思っていたが、ゆっくりしていられなくなってしまった、セイを他の者に取られたくない、一生大切にする、結婚してほしい、と自分の思いを告白する。その瞬間、祝福の金の光の粒が空へ舞い上がる。なおも、私でいいのですか、と言うセイに、君でなければだめなんだ、とアルベルトが言うと、セイはアルベルトの胸に身を寄せ、アルベルトはセイを抱きしめる。金色の光の粒が空を舞うのを見て、侍女たちやヨハン、エリザベスたちは恋の成就を確信し、宮廷魔道師団ではユーリが目を輝かせ、ジークフリートも感慨深くそれを見つめるのだった。

(ここまで)

 

原作のライトノベルは未読ですが、完結しているわけではないようなので、このアニメのエンディングは原作とは多少異なるのかもしれません。ただ、大きな骨格としては、互いのことを思っていながら相手に思いを伝えることができない奥手で不器用なセイとアルベルトの恋が成就するハッピーエンドに落ち着くことは間違いないのでしょう。

第1期ほどの大きな展開はありませんでしたが、最後は落ち着くべきところにきれいに落ち着いて、いい余韻が残る作品でした。