鷺の停車場

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テレビアニメ「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」

テレビアニメ「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」を見ました。

mohunadeanime.com

2012年11月から小説投稿サイト『小説家になろう』に連載され、2016年7月から双葉社のMノベルスfで書籍化されている向日葵さんのライトノベル異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」、略称「もふなで」を原作にテレビアニメ化され、2024年1月から3月までの2024冬クールにTOKYO MXなどで放送された作品で、主要スタッフは、キャラクター原案:雀葵蘭、監督:北村淳一、シリーズ構成:赤尾でこ、キャラクターデザイン:宮崎麻美、制作:EMT スクエアード など。

もともとは、契約している配信サービスでの配信がなかったのと、機動戦士ガンダムアムロ役として有名な古谷徹がファンタジー作品に出演するというのに興味が湧いて、試しに録画してみたのですが、意外と悪くなかったので、最後まで見ることになりました。運よく、図書館で原作小説も借りることができたので、原作小説と比較しながら見ていきました。

 

公式サイトのイントロダクションから引用すると、

<27歳、過労死――。
こんな死に方は嫌だと思った矢先、神様が目の前に現れた。
異世界に転生して、人類が存続するべきかどうか見極めて欲しい。代わりに特別な力をあげよう」

それを聞いた主人公・みどりは、過酷な暮らしに疲れた心を癒やすため、思わずこう願ったのだった。

「もふもふ……もふもふ! したい!! この疲れた心を癒してくれるのは、可愛い動物のもふもふしかないの……!」

そんなこんなでみどりは異世界へ転生して、幼女・ネフェルティマとなる。ネマは《人間以外の生物から好かれる力》を授かっていた。動物はもちろん、白虎やドラゴンなどの聖獣、はてはゴブリンやフローズンスパイダーなどの魔物までもが、どうしてか彼女を好きになってしまうのだ!

しかしそんな彼女にも過酷な運命が待ち受けており――。
人間と生き物たちとの共存を目指してがんばるぞ!
ネマのもふもふなでなでライフ、始まります♪>

・・・という物語。

 

公式サイトで紹介されている主な登場人物とキャストは、次のとおりです。< >内はそのキャラクターが登場(声優が出演)する放送回です。

  • ネフェルティマ・オスフェ(ネマ)【加隈 亜衣】:主人公。赤銅の髪と青みがかった黒の瞳を持つ少女。秋津みどり(享年27歳)が過労死し、異世界に転生した際に神様より「人間以外の生き物に好かれる」能力をもらう。<第1~12話>

  • ヴィルヘルト・レガ・ガシェ(ヴィル)【大河 元気】:ガシェ王国王太子。藍色の髪と紫の瞳。聖獣天虎・ラースの契約者。愛称はヴィルだがネマのみヴィと呼ぶ。<第1~3・7~12話>

  • ラルフリード・オスフェ(ラルフ)【梅田 修一朗/日野 まり(幼少期)】:ネマの10歳上の兄。ハニーブロンドの髪に紺碧の瞳。跡取り息子。第4王位継承権持ち。普段は優しいが怒ると……<第1・3・4・7~12話(幼少期は第1話のみ)>

  • ラース【武虎】:聖獣天虎。契約者であるヴィル以外には心を開かないはずだが……<第1~4・7~9・11・12話>

  • 森鬼(シンキ)【前野 智昭】:元ゴブリンだったが、ネマと出会った事で鬼のような姿に進化した。ネマに忠誠を誓い、慕っている。<第6~12話>

  • デールラント・オスフェ(デール)【古谷 徹】:赤髪、碧の瞳。ガシェ王国の宰相兼北のオスフェ領の領主であり公爵。第3王位継承権持ち。普段は常識的な良き領主であるがネマが絡むと性格が変わる⁉<第1~8話>

  • カーナディア・オスフェ(カーナ)【岩⽥ 陽葵】:ネマの7歳上の姉。父親にそっくりで、火属性の魔法を得意としている。<第1~4・8・12話>

そのほか、劇中で登場する、個別に役名が付いているキャラクターとしては、次のような人たちがいます。< >内はそのキャラクターが登場(声優が出演)する放送回です。

  • セルリア・オルフェ(セルリア)【恒松 あゆみ】:ネマの母親<第1~4・8話>

  • ガルディー・ラス・ガシェ(ガルディー)【浜田 賢二】:ガシェ王国の王様で、ヴィルの父親。<第1~3話>

  • トリスタン・ディスドール(トリスタン)【バトリ勝悟】:ラルフをライバル視する少年。<第1話>

  • ディー【駒田 航】:オスフェ公爵家で飼っている大きな白い犬。ネマを背中に乗せて歩く。<第1・3話>

  • 神様【三木 眞一郎】:過労死した秋津みどりを転生させた神様。<第1話>

  • ソル【乃村 健次】:聖獣炎竜。火属性。寿命が長い正統派のため話すことができる。カーナに召喚された際、ネマに竜玉(オーブ)を授ける。<第2・4~6・11・12話>

  • ノックス【M・A・O】:ネマが5歳の誕生日のプレゼントにレスから贈られたレインホーク。<第3~5・7~9・12話>

  • オルトラーン【山本 颯侍】:デールラントの領地視察に同行した部下。<第4~6・8~10話>

  • カーディンス【観世 智顕】:デールラントの領地視察に同行した部下。<第4~6・8・9話>

  • ヒールラン・デュト【浜田 洋平】:キャスの町で会計監査役を務める役人だったが、町長と折り合いが悪く、ネマの協力者になる。<第7~12話>

  • オリヴィエ・ワイズ(オリヴィエ)【大井 麻利衣】:ガシェ王国の内務大臣。<第2・3話>

  • ゴーシュ・ゼルナン(ゴーシュ)【相馬 康一】:ガシェ王国の王国騎士団と宮廷近衛師団の長の将軍。<第2・3話>

  • サザール【高橋 伸也】:王立魔力研究所の所長。ガシェ王国で一番強く偉い魔術師。<第2話>

  • ダン・イェーツ(ダン)【中村 源太】:ガシェ王国の王国騎士団で竜騎部隊と呼ばれる第十二部隊の隊長。グウェンとは犬猿の仲。<第2~4話>

  • グウェン・フィールズ(グウェン)【浅沼 晋太郎】:ガシェ王国の宮廷近衛師団第二部隊の隊長。<第2・3話>

  • レスティン・オグマ(レス)【田丸 篤志】:ガシェ王国の特殊部隊・獣騎隊の隊長。<第3・4話>

  • パウル【住谷 哲栄】:オスフェ公爵家の見習い執事。<第3・4話>

  • リリーナ・ライナス・ガシェ(リリーナ)【名塚 佳織】:ガシェ王国の王妃。<第3話>

  • アンリー・デッサ【小林 沙苗】:ネマの家庭教師となった女性。創聖教の信者。<第4話>

  • ボブゴブリン【前野 智昭】:ネマが領地視察の際に出会ったゴブリンの群の長。ネマと出会って森鬼に進化した。<第5話>

  • ピィノ【徳留 慎乃佑】:森の中でゴブリンに捕らえられた男の子。<第5・6話>

  • ニィノ【田中 貴子】:森の中でゴブリンに捕らえられた女の子で、ピィノの妹。<第5・6話>

  • アリアベル・ライナ(ベル)【真野 美月】:キャスの冒険者組合で出会ったお姉さん。<第7・8話>

  • カイルス・マーカン【岡野 友佑】:ネマに同行した騎士団の騎士。<第8・9話>

  • ラッジ・ブローワ【辰守 伶郎】:ネマに同行した騎士団の騎士。<第8~10話>

  • ヤニック・ボーソン【竹中 悠斗】:ネマに同行した騎士団の騎士。<第8~10話>

  • ディラン・ノーチス【霧生 晃司】:王国騎士団第一部隊バーゼス方面隊の隊長。<第8・10・11話>

  • 鈴子【金澤 まい】:ネマが名を授けた雌のゴブリン。その前はボスゴブリンが補佐役として使っていた。<第7話>

  • 闘鬼【山口 智広】:ネマが名を授けた雄のゴブリン。<第7話>

  • フローズンスパイダー【日野 まり】:ネマが領地視察の際に遭遇したフローズンスパイダー。対決したボスゴブリンによって討伐されてしまうが、その子をネマに託す。<第6話>

  • グラーティア【日野 まり】:ネマが名を授けたフローズンスパイダーの子。<第9・11話>

  • 白【高槻 みゆう】:ネマが名を授けた子スライム。<第9・11話>

  • 雫【中野 さいま】:ネマに寄生したスライム。<第9話>

  • シシリー【明坂 聡美】:コボルトの群れの長。星読みの氏。<第9~12話>

  • シシリーの妹/スピカ【美波 わかな】:シシリーの妹の青狼。最初はネマを敵視していたが、慕うようになり、名を授かる。<第10~12話>

  • ハンレイ【伊藤 栄次】:癒しの氏のコボルト。真っ白でフワフワモフモフ。<第10・12話>

  • フィカ【山田 親之條】:草の氏長の三男、四番目のコボルト<第10・11話>

  • 武の氏長【平林 剛】:武の氏長のコボルト<第10・11話>

  • 匠の氏長【伊原 正明】:匠の氏長のコボルト<第10話>

  • 緑の氏長【富岡 佑介】:緑の氏長のコボルト<第10話>

  • たたらの氏長【喜屋武 和輝】:たたらの氏長のコボルト<第10話>

  • 賢の氏長【新田 京助】:賢者の氏長のコボルト<第10・12話>

  • 力の氏長【黒田 浩一】:力の氏長のコボルト<第12話>
  • 草の氏【山下 タイキ】:草の氏のコボルト<第11話>

  • ごーくん【白那美 アンジュ】:草の氏長の5番目の子。<第10・12話>

  • ろくくん【美波 わかな】:草の氏長の6番目の子。<第12話>
  • ユーガ【岩崎 諒太】:コボルト討伐に参加した冒険者<第11・12話>

  • ラック【木内 太郎】:コボルト討伐に参加した冒険者<第11・12話>

  • シャーリン【奥野 香那】:コボルト討伐に参加した冒険者<第11・12話>

  • セイラ【松嶌 杏実】:コボルト討伐に参加した冒険者<第11話>

  • 統括本部隊長【吉田 和生】:騎士団たちを統括する隊長。資金着服などの悪事を働いている模様。<第12話>

  • 森の主【麦人】:ネマたちがコボルトが暮らす集落を探して入ったレニス近郊の森の主。<第9話>

  • カーナの友人【真野 あゆみ】:町に買い物に出たネマとカーナがカフェに入った際に出会った友人。<第3話>

  • ターキー屋【山本 彬】:町に買い物に出たネマがターキーを買った屋台のおじさん。<第3話>

  • ペペ屋【日野 まり】:町に買い物に出たネマがペペ(お菓子)を買った屋台のお姉さん。<第3話>

  • マージェス【蓮 岳大】:オルフェ公爵家の家令。<第4話>

  • ワーナス・ジルヴァ【平野 俊隆】:北方にあるオスフェ領アーセンタの代主。<第4話>

  • 村長【村井 雄治】:ネマがデールの領地視察に同行した際に訪れた村の村長。<第4・5話>

  • 村長夫人【竹内 恵美子】:ネマがデールの領地視察に同行した際に訪れた村の村長夫人。<第4話>

  • 町長【伊原 正明】:キャスの町長。魔物による被害を誇張して不正の報告を行い、お金を横領していた。<第7話>

  • バーゼス公爵【高田 心人】:レニスを治める代主。<第8話>

  • ベルガー・クリエス【小泉 萌香】:レニスの路地でネマが遭遇した男の子。<第8・12話>

 

公式サイトのストーリーで紹介されているあらすじは、次のとおりです。

1話 この展開は聞いてない!

<過労死したみどりは神様から『他の生物を迫害する人間を滅ぼすべきか見極めてほしい』と頼まれ、『人間以外の生物に好かれる力』を持って異世界転生することに。
可愛らしい幼女・ネフェルティマ(愛称ネマ)として生を受けた彼女は、本当にあらゆる生物から好かれる様だった。「食べて寝て甘やかされてもふもふして、最高の暮らしだよ~!」と喜ぶ彼女の前に現れたのは、聖獣である白虎のラース、そして生意気な少年・ヴィで……。>

原作小説の第1巻「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」収載の「0 プロローグ」、「1 この展開は聞いてない!」、「2 王宮に行くことになりました。」、「3 学校へ行こう。お兄ちゃん編」と、「4 学校へ行こう。お姉ちゃん編」の前半におおむね対応しています。

2話 呼び出しくらいました

<ネマが出向いた兄姉の授業参観に、突然巨大な炎竜が召喚された!
兵士や魔術師たちが敵意を向ける中、ネマは炎竜を庇い兵士たちの前へ躍り出るのだった。ざわつく観衆をよそに、思わず「なでなでしたい……」とこぼすネマ。
炎竜は「不思議な子よのぉ」と心を開き、ネマへ特別なオーブを授けると、自分の住処へと帰っていく。これで一安心……と思いきや、一連の出来事を受け、ネマとその家族は審議に掛けられることとなってしまう。>

原作小説の第1巻「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」収載の「4 学校へ行こう。お姉ちゃん編」の後半、「5 呼び出しくらいました。」、「6 本当に恐ろしいのは……。視点:デールラント・オスフェ」、「7 で、結局どうなったんだろうね?」、「閑話 グウェン・フィールズの場合」、「8 ようやく出会えました!」、「閑話 ダン・イエーツの場合」におおむね対応しています。

3話 ステキな贈り物

<竜騎部隊長・ダンの心配を他所に、竜舎で楽しく竜たちと戯れたネマ。今度は彼に連れられて、珍しい動物がたくさん暮らすという、獣騎舎までやって来る。
そこでネマを案内してくれるのは獣騎隊の隊長・レスティン。彼のことを穏やかそうと感じるネマだったが、一方でレスはネマの来訪を「魔性の子到来」と受け止めており――。動物愛が故に負けられない!どっちが動物にモテるかバトル、密かに勃発!?>

原作小説の第1巻「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」収載の「9 サファリパーク♪ その1」、「10 サファリパーク♪ その2」、「閑話 レスティン・オグマの場合」、「11 お買い物に行こう。」、「12 ステキな贈り物。」におおむね対応しています。。

4話 勉強は嫌いです!

<新しくオスフェ家の一員となったレインホークのノックス。ダンたちはすっかり息のあったネマ&ノックスに感心するが、ネマはどこかしょんぼりとして不安げ。訳を聞けば「これからおべんきょーがはじまりゅ」ため、あまり王宮には遊びに来れなくなるとのこと。そうしてオスフェ家にやってきた家庭教師のアンリーは淑女然としていたが、ネマに対し歪んだ価値観で教育を施そうとして――。>

原作小説の第1巻「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」収載の「13 勉強は嫌いです!」と「14 ちょっと大変なことが起きました!」の中盤あたりまでにおおむね対応しています。

5話 森の魔物でびっくりです! 

<父・デールラントに連れられ、オスフェ領の視察へ向かうこととなったネマ。普段は魔物がいないはずの土地に、何故か魔物が出るとのことで、現地調査を行うのだ。早速村人に案内され森の中へと入っていくが、ネマは怪我をしたうさぎを助けるため、デールラントたちと逸れてしまう。無事にうさぎを保護したネマだったが、いつの間にか近付いていたゴブリンたちに誘拐されてしまい……!?>

原作小説の第1巻「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」収載の「14 ちょっと大変なことが起きました!」の最後の部分、「15 どーしてこーなった!?」、「16 すみません。パパンを舐めていました。」の最初の部分におおむね対応しています。

6話 強くなりたい気持ち

<暗い夜の森に、ノックスの鳴き声が響く。それはネマに対し警戒を促すもの。現れたのは巨大な体を持つフローズンスパイダーだった!明らかに戦闘態勢なフローズンスパイダーを迎え撃ったのは、ゴブリンの長であるホブゴブリン。ネマたちの目の前で、食うか食われるかの過酷な生存競争が繰り広げる。なぜゴブリンたちはこの森にやってきたのか。そしてなぜフローズンスパイダーは強い焦りを覚えていたのか。衝撃の理由にネマは――。>

原作小説の第1巻「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」収載の「16 すみません。パパンを舐めていました。」の途中からと、「17 お前もチートか!?」におおむね対応しています。

7話 お力になれると思います

<魔物たち同士の命を掛けた勝負を目の当たりにしたネマは、多くの魔物が本来の住処を追われ、不安定な住居環境と飢えに苦しんでいる実情を知る。そこでネマが考え出したのは人間と魔物の共存だった。甘い部分はあると言いつつも、デールラントは真剣にその計画を検討していくこととなる。そして次なる町・キャスでは町長の不正を糾弾するヒールランという男と知り合う。ネマは彼からコボルトによる魔物被害の噂を聞く――。>

原作小説の第2巻「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。2」収載の「1 風雲急を告げるかも? その1」と「2 風雲急を告げるかも? その2」におおむね対応しています。

8話 とりあえずいろいろ決まりました

<魔物と人間の共存を目指すシアナ計画を実現させるため、新たにヴィとラルフ、それにヒールランたちを仲間に引き込んだネマ。 周囲のゴブリンたちを説得しに行っていたホブゴブリン・森鬼とも合流し、一行は改めてレニスの街で商隊を襲撃したというコボルトの群れについて調査を始める。その数はおよそ100匹。しかしレニスの街はコボルト討伐に向け、既に冒険者を中心とした討伐隊を組織し始めているらしく……!?>

原作小説の第2巻「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。2」収載の「3 とりあえず決まった模様です。」、「4 そろそろ馬車に飽きてきた。」と「5 その頃オスフェ家では……。 視点:カーナディア・オスフェ」におおむね対応しています。

9話 森の主様お願いです・・・!

<レニスの街までやってきたネマたちだったが、街の中は不自然なほどに静まり返っていた。不審に思いつつも、子供にいじめられていたコボルトの子犬を森へ返すため、そしてシアナ計画について交渉するため、ネマ一行はコボルトたちの住処を探し近郊の森へとやって来る。そんな時目の前に現れたのは、乳白色をしたぷるぷるのスライムだった。森鬼曰く、「助けを求めている」という彼を追って森を進むネマ。そこに居たのは――。>

原作小説の第2巻「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。2」収載の「6 道のりは遠いです。」と「7 わんこたちとの出会い。」の前半部分におおむね対応しています。

10話 作戦会議をしよう!

<ついに犬のような魔物・コボルトたちが暮らす集落へたどり着いたネマたち。もふ もふ天国に大喜びのネマだが、持ってきたお土産も虚しく、群れの長であるシシリ ーからは冷たくあしらわれてしまう。彼女は討伐隊が来ることも既に予知しており 、それを迎え撃つつもりらしい。どうやら人間に襲われたコボルトをまとめている が故に、同じ人間であるネマに対する警戒は強い様だ。果たしてネマはコボルトた ちの信頼を得られるのだろうか……?>

原作小説の第2巻「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。2」収載の「7 わんこたちとの出会い。」の後半部分、「8 作戦会議をしよう!」と「9 救世主がいたようです。誰だろ?」の前半部分におおむね対応しています。

11話 私が選んだ道

<潜入捜査に出向いていたヒールランが戻ってくる。冒険者と騎士団の癒着を調べていた彼は、何やら街の黒い部分を見出した様だ。一方コボルトたちと協力関係を結んだネマは、冒険者達からの襲撃に備え作戦会議を執り行う。目標は冒険者たちを躱し、安全な場所に避難すること。とはいえ向こうは討伐するつもりで来るのだから、おそらく戦闘は避けられない。果たしてネマたちは無事コボルトの群れを守ることが出来るのだろうか……!?>

原作小説の第2巻「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。2」収載の「9 救世主がいたようです。誰だろ?」の後半部分、「10 いよいよことに運ぶそうです。」、「11 コボルト大討伐 視点:ある冒険者」におおむね対応しています。

12話 戦いのあとは

<討伐隊を迎え撃ったネマたちは、混乱に乗じコボルトの群れを安全な場所まで撤退させることに無事成功。しかし、それでもコボルト側には多数の犠牲が出ていた。仲間達の亡骸を前に嘆くコボルトたちに対し、ネマは力強く自分の思いを語る。一方で敵だった冒険者たちと一席を共にしたり、駆けつけたカーナと再会したり、ソルと夜の散歩に出かけたりと一時の平穏を過ごす中で、ネマ自身も改めてこの世界に思いを馳せるのだった。>

原作小説の第1巻「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」収載の「12 戦いのあとは。」、「13 慰労会の夜。」におおむね対応していますが、ラストのソルとの夜の散歩のシーンは、アニメオリジナルのようです。

 

(ここまで)

以上のように、原作のライトノベルでいうと、おおむね第1巻と第2巻で描かれているストーリーをアニメ化した形になっており、多少省略されている部分もあるものの、原作に基本的に忠実な展開になっています。

原作のラノベは、特に新たなキャラクターが多く登場する第2巻に入ると、いろいろなキャラクターが出てきて、頭に入りにくく読みにくい印象があったので、アニメで描かれることで、だいぶわかりやすくなっていたと思います。