鷺の停車場

映画、本、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いています

RAINBOW SPICE@立川

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しばらく前になりますが、休日に立川まで出掛けた際、マサラカレーのお店「RAINBOW SPICE」(レインボウ・スパイス)でお昼を食べました。

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立川Walkerにも掲載されているお店のようです。

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店頭に掲げられていたメニュー。ライスは普通(200g)と大盛(300g)が選べます。ダブルカレー以外のメニューは、追加料金でルーや具の増量も可能なようです。

カウンター8席くらいの小さな店内。3人スタッフがいらっしゃいましたが、厨房も互いにすれ違えないのではと思えるほど手狭な感じ。

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ランチタイムサービスダブルカレー(900円)。右がチキンで左が野菜、ライスは大盛です。野菜の方はちょっと酸味が出た味わい。チキンはそれと比べると普通ですが、いずれも、サラサラしたルーで、胃にもたれる感じが全くなく、美味しかった。

めったに来ない場所ですが、他のカレーも食べてみたくなりました。

「リズと青い鳥」音感上映@キネマ旬報シアター

久しぶりにキネマ旬報シアターへ。

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この週の上映作品。

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観に来たのは、「リズと青い鳥」(4月21日(土)公開)。

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この日の上映は、ボリュームを上げて調整した「音感上映」。前回の上映のときは、普通の上映だけだったので、 今回は音感上映があるとのことで、あらかじめ予約してやってきました。 

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スクリーンは、過去2回の上映と同じ136席のスクリーン3。

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スクリーン脇には展示もありました。

当日の朝の時点では残り58席だったようですが、入ってみるとほぼほぼ満席。前の人の頭がスクリーン下端にかぶって気になりますが、まあこれは仕方ありません。

本編上映が始まると、正面のメインの音も大きめですが、それよりも両サイドのスピーカーから聞こえる鳥の鳴き声とか、背景音がさらに際立つ調整になっていて、これまで意識しなかった音がいろいろ聞こえたのは新鮮でした。場面によっては、静謐なこの映画からすると大き過ぎに思えるところもありましたが、山場の3楽章の通し練習のシーンは圧倒的で、心に刺さりました。みぞれのオーボエはこんなにも確信に満ちた演奏だったのかと初めて思いました。スクリーンではおそらく見納め、こうした上映で観ることができたのは良かった。

このスクリーンでの上映も11/16(金)まで、最終日には再び「音感上映」が行われるそうです。

 

映画「旅猫リポート」

仕事帰り、丸の内ピカデリーで映画を観ました。

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1階のチケット売場。

松竹系のメイン館であろう映画館、1年ほど前に「この世界の片隅に」の爆音上映をピカデリー3で観たことがありますが、この日はピカデリー1で「旅猫リポート」(10月26日(金)公開)を観ます。

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1階エレベーターホール上の看板。ピカデリー1と2の上映作品が反対ですが・・・

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エレベーター内の案内。
ピカデリー1・2は、ルミネが入っている有楽町マリオン有楽町センタービル)の9階にあります。かつては、2月に閉館した同じ有楽町マリオンにあった948席の東宝系の日劇1、さらにその前は、1,000席超の新宿ミラノ座など、より大規模なスクリーンもありましたが、現在では、このピカデリー1が座席数では802席で国内最多なのだそうです。

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9階の入口。手前がピカデリー1、奥がピカデリー2の入口です。

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1階の座席表。580席の1階席のほか、222席の2階席があります。

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1階席のほぼ真ん中あたりのI列に座りましたが、ちょっと画面に近すぎる感じ。傾斜も緩く見上げる感じだったので、2階席の前の方が見やすいのではないでしょうか。座席は一般的なシネコンと大差ありません。

2階席の様子は分かりませんが、お客さんはおそらく3~40人程度。平日とはいえ、このロケーション、仕事帰りでも間に合いそうな19時台の上映としては、寂しいなあというのが率直な感想。

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(以前もらったチラシ)

有川浩の同名の小説を映画化した作品。監督は三木康一郎

大まかなあらすじは、猫好きの宮脇悟(福士蒼汰)と、悟に助けられ飼い猫となったナナ(声:高畑充希)。自分でナナを飼えなくなった悟は、ナナの新たな飼い主を探して昔の友人たちを訪ねて旅をするが、悟から離れる気のないナナはなつこうとせず、結局悟はナナを、小学生の頃からお世話になってきた叔母(竹内結子)の許に連れて帰ることになる。その後入院することになる悟だが、ナナとの深い絆が失われることはない・・・というもの。

これ以上書くとネタバレになってしまいますが、その過程で、友人たちとのかつての思い出が回想シーンとして挿入され、悟の様々な過去が明らかになっていきます。原作を知らない私には予想もつかないような展開もありました。
ちなみに、チラシの裏面に「旅の終わりに明かされる、悟の「秘密」とは」とありますが、その「秘密」が、旅の終わりに明かされるのは、我々観客に対してであって、悟は以前から知っているという設定。

猫好きの人にはたまらない映画だろうと思います。ナナの演技?がシーンにとてもはまっていて、どうやってこう上手く撮れたのだろうと感心することしきり。
特に猫好きではない自分には、回想シーンはかったるいところもあって、最初の3~40分くらいは、途中で帰ろうかと思うくらいでしたが、旅が終わった後は、猫ってこんなに人間思いなのかなあという引っ掛かりは感じつつ、泣ける展開で、すっかりやられてしまいました。看護婦さん(戸田菜穂)の気の利いた対応は特に印象に残りました。