鷺の停車場

映画、本、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いています

新年を迎えて

明けましておめでとうございます。

新型コロナウイルス感染症に振り回され続けた2020年が終わり、新しい年を迎えました。

といっても、GoToトラベルなどの一時停止、飲食店への営業時間短縮要請など引き続き大きな影響が出ているこの年末年始、我が家も、すぐ近く、同じ首都圏内にある一方の実家には顔を出すことにしたものの、例年ならともに帰省している遠い方の実家への帰省は見送ることになりました。

例年だと、だいたい正月、GW、お盆と年3回程度帰省しているのですが、コロナが本格化した昨春からは見送っているので、一年以上も顔を出さないことになります。帰省すれば、どうしても同じテーブルを囲んで飲み食いすることになってしまうでしょうし、親の年齢を考えれば、もしもの時のリスクは高いので、仕方ないことではありますが、やはり残念です。

一方、リモートによる配信やテレワークといったこれまでそれほど普及していなかった生活様式が大きく広がり、飲食店も、店舗での営業に制約が出る中、テイクアウトやデリバリーが広がったことは、ひとつの大きな変化でもありました。

外出やイベントなどの自粛が求められる中、苦肉の策という面が大きかったにせよ、仮に新型コロナが収束したらなかったことのように忘れられてしまうのはもったいない感じがします。転んでもタダでは起きない、というか、ある種危機的な状況で得た経験が、社会全体でうまく活かされるようになるといいのになと、漠とですが思います。

昨年に引き続いて、社会的にも経済的にも、新型コロナウイルス感染症の動向に大きな影響を受ける一年になることは間違いないでしょう。途中ではいろいろなことが起こるのだろうと思いますが、年の瀬は笑顔で迎えることができる一年となることを願っています。