鷺の停車場

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新型コロナ:11月の経過

新型コロナウイルス感染症は、国内では11月も縮小傾向を維持したまま、12月に入りました。

この11月の1か月間の主な経過をまとめてみます。

  • 11月1日(月):国内の新規感染者数が昨年6月27日以来の二桁となる86人、累計感染者数が1,722,966人に。東京都の新規感染者数が昨年5月31日以来の一桁に。

    各国の感染者数は、アメリカで4,600万人、ロシアで840万人、シンガポールで20万人を超え、死亡者数も、世界全体で500万人、セルビアで1万人を超える。

    沖縄県で飲食店などへの営業時間短縮要請が解除。塩野義製薬が開発中のワクチンの最終段階の治験を11月中に開始することを明らかに。

  • 11月2日(火):国内の新規感染者数が221人、累計感染者数が1,723,162人に。

    各国の感染者数は、ギリシャで75万人、アイルランドで45万人、パプアニューギニアで3万人を超える。

    アメリ疾病対策センター(CDC)が5~11歳の子どもに対するファイザー社製ワクチンの接種を推奨すると発表。

  • 11月3日(水):国内の新規感染者数が265人、累計感染者数が1,723,395人に。

    各国の感染者数は、イギリスで920万人、トルコで810万人、ウクライナで310万人を超え、死亡者数もアメリカで75万人を超える。

    世界保健機関(WHO)がインドのバーラト・バイオテック社製ワクチンの緊急使用を承認。

  • 11月4日(木):国内の新規感染者数が158人、累計感染者数が1,723,599人に。

    各国の感染者数は、ロシアで850万人、ドイツで470万人、オランダで220万人、チリで170万人、ベルギーで140万人、オーストリアで85万人、エストニアで20万人を超える。

    アメリカが従業員100人以上の企業にワクチン接種か週1回の感染検査を義務づけると発表。イギリスがアメリカ・メルク社製の経口薬「モルヌピラビル」を治療薬として世界で初めて承認。

  • 11月5日(金):国内の新規感染者数が225人、累計感染者数が1,723,799人に。

    各国の感染者数は、フランスで730万人、チェコで180万人、ベトナムで95万人、スロバキアで50万人を超え、死亡者数も、インドで46万人、ルーマニアで5万人を超える。

    政府の新型コロナウイルス対策関係予算の約3分の1の21兆7,796億円が執行されず2021年度に繰り越されていたことが判明。厚生労働省中外製薬の抗体カクテル療法の治療薬「ロナプリーブ」の発症予防目的の使用を特例承認。大阪大学発の製薬ベンチャーアンジェスが開発中のワクチンについて治験で十分な効果が得られなかったことを発表。

  • 11月6日(土):国内の新規感染者数が241人、累計感染者数が1,724,037人に。

    各国の感染者数は、イギリスで930万人、ロシアで860万人、トルコで820万人、イタリアで480万人、ウクライナで320万人、フィリピンで280万人、マレーシアで250万人、ルーマニアで170万人、デンマークで40万人、スロベニアで35万人、オーストラリアで18万人を超え、死亡者数もロシアで24万人を超える。

    アメリカ・ルイジアナ州の連邦巡回裁判所が政府が発表した企業へのワクチン接種義務化の実施を差し止める暫定命令。ワクチンの2回接種完了人数が9,500万人を超える。

  • 11月7日(日):国内の新規感染者数が162人、累計感染者数が1,724,200人に。

    各国の感染者数は、ポーランドで310万人、ジョージアで75万人、クロアチアで50万人、バルバドスで2万人を超える。

    昨年8月2日以来1年3か月ぶりに新規死亡者数がゼロに。

  • 11月8日(月):国内の新規感染者数が107人、累計感染者数が1,724,319人に。

    世界全体の感染者数が2億5,000万人を超え、各国の感染者数は、ドイツで480万人、ハンガリーで90万人を超える。

    ビジネス目的の短期滞在者の待機期間を10日から3日への短縮などワクチンを接種した外国人入国者の水際対策が緩和。アメリカでも、ワクチン接種完了を条件に、入国禁止措置を約1年8か月ぶりに解除。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が医療提供体制を重視した新たな感染状況の指標をまとめる。重症者数が昨年8月4日以来に100人を下回る。

  • 11月9日(火):国内の新規感染者数が204人、累計感染者数が1,724,514人に。新潟県の感染者数が8,000人を超える。

    各国の感染者数は、イギリスで940万人、ロシアで870万人、イランで600万人、ギリシャで80万人、アゼルバイジャンで55万人、ルワンダで10万人に達し、死亡者数もメキシコで29万人を超える。

    イギリスがイングランドの医療従事者にコロナワクチン接種を義務づけると発表。入院治療等を要する者の数(現在患者数)が昨年7月8日以来で2,000人を下回る。

  • 11月10日(水):国内の新規感染者数が205人、累計感染者数が1,724,718人に。

    各国の感染者数は、トルコで830万人、アルゼンチンで530万人、ドイツで490万人、ポルトガルで110万人、オーストリアとスイスで90万人、モンテネグロで15万人、ラオスで5万人を超え、死亡者数もブラジルで61万人を超える。

    ファイザーなどが5~11歳の子どもを対象とするワクチンの製造販売承認を厚生労働省に申請したと発表。メルク社の子会社が開発中の経口薬「モルヌピラビル」160万人分の供給契約を日本政府と締結したと発表。アメリカが開催したオンライン外相級会議で紛争地域などにジョンソン・エンド・ジョンソン社製ワクチンを提供することに合意。特別国会が召集され、第二次岸田内閣が発足。

  • 11月11日(木):国内の新規感染者数が216人、累計感染者数が1,724,938人に。

    各国の感染者数は、ロシアで880万人、ウクライナで330万人、セルビアで120万人、ベトナムで100万人、ブルガリアで65万人、モルドバで35万人を超える。

    厚生労働省ファイザー社製ワクチンの18歳以上への3回目接種を特例承認。武田薬品工業がモデルナ社製ワクチンの3回目接種の承認申請を10日に厚生労働省に行ったことを明らかに。

  • 11月12日(金):国内の新規感染者数が201人、累計感染者数が1,725,121人に。

    各国の感染者数は、イギリスで950万人、ドイツで500万人、オランダで230万人、タイで200万人、レバノンで65万人を超え、死亡者数も、アメリカで76万人、ウクライナで8万人を超える。

    政府の新型コロナウイルス感染症対策本部が第6波に備えた対策の全体像をまとめる。オランダが感染拡大を受け部分的な都市封鎖措置の再導入を発表。

  • 11月13日(土):国内の新規感染者数が202人、累計感染者数が1,725,320人に。

    各国の感染者数は、アメリカで4,700万人、スリナムで5万人を超える。

  • 11月14日(日):国内の新規感染者数が234人、累計感染者数が1,725,456人に。

    各国の感染者数は、イギリスで960万人、ロシアで890万人、トルコで840万人、ポーランドで320万人、オーストリアで95万人、スリランカで55万人を超え、死亡者数も、世界全体で510万人、ロシアで25万人、タイで2万人を超える。

    オーストリアがワクチン未接種者を対象とする都市封鎖措置を発表。

  • 11月15日(月):国内の新規感染者数が今年最少の79人、累計感染者数が1,725,561人に。沖縄県の新規感染者数が昨年7月18日以来のゼロになるなど29県で感染者がゼロに。

    各国の感染者数は、ベルギーで150万人を超える。

    厚生労働省がワクチン3回目接種を公費負担とし、18歳以上を対象に2回目接種の8か月後を標準とするが、自治体の判断で最短6か月後から可能とすること、当面ファイザー社製ワクチンを使用し混合接種(交差接種)も認めることを決定。

  • 11月16日(火):国内の新規感染者数が154人、累計感染者数が1,725,696人に。

    各国の感染者数は、フランスで740万人、ドイツで510万人、チェコで190万人、韓国で40万人を超える。

    松野官房長官がワクチン2回接種完了者が人口の75%を超え、11月中に希望する人への接種をおおむね完了する見込みであることを発表。厚生労働省が5〜11歳のワクチン接種を早ければ来年2月ごろから開始する可能性があるとして準備を進めるよう都道府県などに要請。ファイザー社が開発中の経口治療薬「パスクロビド」の緊急使用許可をアメリカ食品医薬品局FDA )に申請。

  • 11月17日(水):国内の新規感染者数が204人、累計感染者数が1,725,901人に。

    各国の感染者数は、イギリスで970万人、ロシアで900万人、ドイツで520万人、ウクライナで340万人、ギリシャで85万人、クロアチアで55万人を超える。

    東京都が第6波に備え1日最大10万件の検査体制を確保すると発表。大阪市が大規模感染に備えた保健所体制の方針をまとめる。ワクチンの累計接種人数が1億人を超える。

  • 11月18日(木):国内の新規感染者数が163人、累計感染者数が1,726,063人に。北海道の感染者数が6.1万人を超える。

    世界全体の感染者数が2億5,500万人を、各国の感染者数は、トルコで850万人、オランダで240万人、オーストリアスロバキアで100万人、ヨルダンで90万人、ジョージアで80万人、リトアニアで45万人を超える。

    ドイツが感染者の入院率が一定水準を超えた地域でワクチン未接種者への行動制限を導入することを発表。

  • 11月19日(金):国内の新規感染者数が159人、累計感染者数が1,726,219人に。

    各国の感染者数は、ブラジルで2,200万人、イギリスで980万人、ドイツで530万人、イタリアで490万人、ポーランドで330万人、ドミニカ共和国で40万人を超え、死亡者数も、アメリカで77万人、ポーランドで8万人を超える。

    林外相がアストラゼネカ社製ワクチン約370万回分を国際的枠組「COVAX」を通じてエジプトやニカラグアなど9か国に無償提供すると発表。政府の新型コロナウイルス感染症対策本部が対策の基本的対処方針とワクチン・検査パッケージ制度要綱を決定し、会食・イベントなどの制限を緩和。政府がコロナ禍の長期化などに対応する財政支出55.7兆円規模の経済対策を閣議決定

  • 11月20日(土):国内の新規感染者数が112人、累計感染者数が1,726,333人に。

    各国の感染者数は、ロシアで910万人、デンマークで45万人、シンガポールで25万人を超える。

    アメリカの今年の死者数が昨年の約38万5,000人を上回ったことが判明。

  • 11月21日(日):国内の新規感染者数が143人、累計感染者数が1,726,474人に。

    各国の感染者数は、万人を超え、死亡者数も、マレーシアで3万人を超える。

    全国知事会がワクチン追加接種の基準明確化などを求める国への提言をまとめる。

  • 11月22日(月):国内の新規感染者数が今年最少の50人、累計感染者数が1,726,527人に。京都府で昨年6月24日以来、兵庫県で昨年7月3日以来でゼロになるなど、35府県で新規感染者数がゼロに。

    各国の感染者数は、イギリスで990万人、ロシアで920万人、ウクライナで350万人、オランダで250万人、チェコで200万人、ベルギーで160万人、ベトナムで110万人、ハンガリーで100万人、スイスで95万人、オーストラリアで20万人を超え、死亡者数も、ロシアで26万人を超える。

    フランスのカステックス首相の感染が判明。ファイザー社が12〜15歳を対象としたワクチンの治験で強い長期的な免疫効果を確認したと発表。

  • 11月23日(火):国内の新規感染者数が113人、累計感染者数が1,726,624人に。

    各国の感染者数は、トルコで860万人、ドイツで550万人、スペインで510万人を超え、死亡者数も、エジプトで2万人を超える。

    世界保健機関(WHO)が血液検査の特許などの無償提供についてスペイン国立研究評議会と合意したことを発表。感染が再拡大しているヨーロッパで来年3月1日までに死亡者が70万人増えるおそれがあるとWHOが警告。

  • 11月24日(水):国内の新規感染者数が77人、累計感染者数が1,726,705人に。

    各国の感染者数は、アメリカで4,800万人、イギリスで1,000万人、ポーランドで340万人、マレーシアで260万人、スロバキアで110万人、ギリシャで90万人、ノルウェーで25万人を超え、死亡者数も、ドイツで10万人を超える。

    WHOがデルタ株のまん延でワクチンの感染予防効果が約40%に低下していると警告。イタリアが12月6日から飲食店などの利用をワクチン接種者らに制限するなどを発表。

  • 11月25日(木):国内の新規感染者数が119人、累計感染者数が1,726,823人に。

    世界全体の感染者数が2億6,000万人を、各国の感染者数は、ロシアで930万人、フランスで760万人、ドイツで560万人、オーストリアで110万人、ラトビアで25万人、フィンランドで18万人、ベリーズで3万人を超える。

    塩野義製薬新型コロナウイルスを含む感染症対策でベトナム保健省と基本合意書を締結したと発表。東京都が医療体制の警戒レベルを最も低いレベルに引き下げ、12月1日から認証を受けた飲食店での会食の人数制限を4人から8人に緩和すると発表。感染が再拡大しているヨーロッパで、チェコスロバキアで抑制対策を強化するなど対策強化の動きが相次ぎ、欧州医薬品庁はファイザー社製ワクチンの5〜11歳への接種を承認。南アフリカで新たな変異株(オミクロン株)を検出。

  • 11月26日(金):国内の新規感染者数が121人、累計感染者数が1,726,944人に。

    各国の感染者数は、トルコで870万人、イランで619万人、ドイツで570万人、タイで210万人、ベルギーで170万人、アイルランドで55万人を超える。

    政府が新型コロナ対策の予備費からの中学生以下の子どもに対する1人5万円の現金給付に充てるための7,311億円の追加支出と補正予算案を閣議決定。WHOがオミクロン株を「懸念される変異株」に分類すると発表し、各国で入国規制などの対策強化の動きが広がる。

  • 11月27日(土):国内の新規感染者数が127人、累計感染者数が1,727,062人に。

    各国の感染者数は、オランダで260万人、チェコで210万人、ベラルーシで65万人、ラオスで7万人を超える。

    政府が南アフリカなど6か国からの入国者の水際対策を強化。重症者数が50人を下回る。

  • 11月28日(日):国内の新規感染者数が73人、累計感染者数が1,727,143人に。千葉県で昨年6月21日以来で新規感染者数がゼロになるなど31県で新規感染者数がゼロに。

    各国の感染者数は、ロシアで940万人、フランスで770万人、ドイツで580万人、イタリアで500万人、ポーランドで350万人、ベトナムで120万人、クロアチアで60万人、トリニダード・トバゴで7万人を超え、死亡者数も、ウクライナで9万人を超える。

    政府が水際対策強化の対象国にモザンビークなど3か国を追加。国立感染症研究所がオミクロン株を最も警戒レベルの高い「懸念される変異株」に指定。

  • 11月29日(月):国内の新規感染者数が82人、累計感染者数が1,727,221人に。

    各国の感染者数は、スイスで100万人を超え、世界全体の死亡者数が520万人を超える。

    Jリーグが来季から収容人数100%の有観客で試合を開催することを決定。政府がオミクロン株の拡大を受け全ての国を対象に30日から当面1か月新規入国を原則停止し、オミクロン株の感染者が確認された国からの日本人帰国者らには14日間の待機を求めることを発表。WHOが世界的に拡散する可能性が高く危険性が非常に高いとオミクロン株への警戒を呼びかけ。

  • 11月30日(火):国内の新規感染者数が132人、累計感染者数が1,727,304人に。

    各国の感染者数は、ドイツで590万人、ウクライナで360万人、カナダで180万人、スウェーデンで120万人、ハンガリーで110万人、ヨルダンで95万人、韓国で45万人、イエメン共和国で1万人を超え、死亡者数も、アメリカで78万人、フランスで12万人を超える。

    28日にナミビアから成田空港に到着した男性がオミクロン株に感染していることが判明し、国内で初めて確認。自衛隊が5月24日から東京と大阪に開設していた大規模接種センターが計約196万回の接種を実施し運営終了。

 (注)感染者数などのデータは、基本的に翌日発表の厚生労働省資料に基づいています。

 

ヨーロッパを中心に再拡大が続いており、韓国でも、8月の日本ほど爆発的ではありませんが、過去最大の規模で感染者が発生しています。国内ではまだ縮小傾向が続いていますが、冬の到来、海外での新たな変異株のオミクロン株の拡大など、不安要素は尽きません。いずれ第6波が来るのは確実でしょうけど、その規模をどこまで抑えられるかは、個々人の基本的な予防対策を含め、諸々の対策がどの程度効果を発揮するかにかかってくるのだろうと思います。