鷺の停車場

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新型コロナ:12月の経過

前年に続いて新型コロナウイルス感染症で大きな影響を受けた2021年が終わり、新年を迎えました。

さて、昨年12月の1か月間の主な経過をまとめてみます。

  • 12月1日(水):国内の新規感染者数が121人、累計感染者数が1,727,430人に。

    各国の感染者数は、ロシアで950万人、トルコで880万人、フランスで780万人、オランダで270万人、モロッコで95万人、ジョージアで85万人、アルバニアで20万人を超え、死亡者数も、ロシアで27万人を超える。

    医療従事者への追加接種(3回目接種)が始まる。11月29日にペルーから入国した男性がオミクロン株に感染していたことが判明(国内2例目)。オミクロン株の感染拡大を受け、国土交通省が日本に入国するすべての国際線飛行機の新規予約を12月まで停止するよう航空各社に要請していたことが判明。

  • 12月2日(木):国内の新規感染者数が127人、累計感染者数が1,727,560人に。

    各国の感染者数は、ドイツで600万人、ベルギーで180万人、ギリシャで95万人デンマークで50万人、ウルグアイで40万人を超える。

    国土交通省が航空各社への一律の予約停止要請を取りやめ、帰国需要に十分配慮するよう改めて要請。日本スケート連盟が政府の入国制限強化を受け、9日から大阪で開催予定だったフィギュアスケートのグランプリファイナルの中止を発表。

  • 12月3日(金):国内の新規感染者数が145人、累計感染者数が1,727,701人に。

    各国の感染者数は、フランスで790万人、ドイツで610万人、スペインで520万人、ポーランドで360万人、南アフリカで300万人、チェコで220万人、スロバキアで120万人、ブルガリアで70万人を超え、死亡者数も、インドで47万人、イランで13万人、オランダで2万人を超える。

    米メルク社の日本法人が厚生労働省に経口薬「モルヌピラビル」の承認を申請。東京都が独自の変異株検査を開始。厚生労働省が14日以内に海外渡航歴がある全ての陽性者を入院させるよう自治体に通知。

  • 12月4日(土):国内の新規感染者数が131人、累計感染者数が1,727,828人に。

    世界全体の感染者数が2億6,500万人を、各国の感染者数は、アメリカで4,900万人を超える。

    日本航空全日空が国際線の予約受付を再開。

  • 12月5日(日):国内の新規感染者数が115人、累計感染者数が1,727,942人に。

    各国の感染者数は、ロシアで960万人、トルコで890万人、フランスで800万人、ドイツで620万人、イタリアで510万人、メキシコで390万人、ベトナムで130万人を超える。

    オミクロン株が44の国・地域に拡大。

  • 12月6日(月):国内の新規感染者数が60人、累計感染者数が1,728,015人に。33府県で新規感染者数がゼロに。

    各国の感染者数は、オランダで280万人、オーストリアで120万人を超える。

    臨時国会が召集され、政府が2021年度補正予算案を提出。国内3例目、日本人では初めてのオミクロン株感染者が確認される。感染拡大が続く韓国で行動制限の強化が開始。

  • 12月7日(火):国内の新規感染者数が126人、累計感染者数が1,728,123人に。

    各国の感染者数は、ドイツで630万人、ポーランドで370万人を超え、死亡者数も、アメリカで79万人、南アフリカで9万人を超える。

    後藤厚生労働相が第5波のピーク時の約3割増の約3万7,000人が入院可能な体制が整ったと発表。塩野義製薬が開発中のワクチンの初期段階の治験で一定の有効性が確認されたと発表。欧州医薬品庁などがワクチンの混合接種(交差接種)を認めることを勧告。

  • 12月8日(水):国内の新規感染者数が136人、累計感染者数が1,728,237人に。

    各国の感染者数は、ロシアで970万人、フランスで810万人、サウジアラビアで55万人、ノルウェーで30万人、ジンバブエで15万人を超える。

    中外製薬が関節リウマチ治療薬「アクテムラ」が欧州で重症コロナ治療薬として承認されたことを発表。政府がワクチン累計接種人数が1億人を超えたことを公表。イギリスが13日からイングランドで行動規制を強化することを発表。

  • 12月9日(木):国内の新規感染者数が165人、累計感染者数が1,728,410人に。

    各国の感染者数は、フランスで820万人、ドイツで640万人、ウクライナで370万人、ベルギーで190万人、スイスで110万人、アゼルバイジャンで60万人、韓国で50万人を超え、死亡者数も、ロシアで28万人を超える。

    アメリカ食品医薬品局ファイザー社製ワクチンの追加接種の対象を16・17歳まで拡大。

  • 12月10日(金):国内の新規感染者数が146人、累計感染者数が1,728,548人に。都道府県別の感染者は、京都府で3.6万人、群馬県で1.7万人を超える。

    各国の感染者数は、トルコで900万人、南アフリカで310万人、チェコで230万人、ヨルダンで100万人、フィンランドで20万人を超える。

    韓国が追加接種までの間隔を3か月に短縮。新たに8人のオミクロン株感染が判明。自民党公明党が2022年度税制改正大綱を決定。

  • 12月11日(土):国内の新規感染者数が149人、累計感染者数が1,728,689人に。

    各国の感染者数は、ロシアで980万人、フランスで830万人、ドイツで650万人、イタリアで520万人、ポーランドで380万人、オランダで290万人、クロアチアで65万人、デンマークボリビアで55万人を超え、死亡者数も、世界全体で530万人、フィリピンで5万人を超える。

    国内13例目のオミクロン株感染者が判明。

  • 12月12日(日):国内の新規感染者数が120人、累計感染者数が1,728,820人に。

    世界全体の感染者数が2億7,000万人を、各国の感染者数は、ベトナムで140万人、ギリシャで100万人、ガンビアで1万人を超える。

    世界保健機関(WHO)がデルタ株がオミクロン株に置き換わることになるとの見解を示す。

  • 12月13日(月):国内の新規感染者数が79人、累計感染者数が1,728,906人に。

    各国の感染者数は、アメリカで5,000万人、スペインで530万人を超える。

    デジタル庁が20日から提供を開始するワクチン接種証明書アプリを公表。空港検疫で新たに4人のオミクロン株感染が判明。中外製薬が関節リウマチ治療薬「アクテムラ」のコロナ治療薬としての適用を厚生労働省に申請。イギリスでオミクロン株による死亡が世界で初めて確認。

  • 12月14日(火):国内の新規感染者数が144人、累計感染者数が1,729,035人に。

    各国の感染者数は、フランスで840万人、ドイツで660万人、南アフリカで320万人、ハンガリーポルトガルで120万人、アンドラで2万人を超え、死亡者数も、アメリカで80万人、カナダで3万人を超える。

    ファイザー社が開発中の経口薬「パクスロビド」の治験で入院・死亡リスクを約9割低下させる効果を確認したとの最終結果を発表。

  • 12月15日(水):国内の新規感染者数が175人、累計感染者数が1,729,208人に。

    各国の感染者数は、イギリスで1,100万人、ロシアで990万人、トルコで910万人、フランスで850万人、マレーシアで270万人、スロバキアで130万人、中国で10万人に達する。

    政府が18歳以下の子どもへの10万円相当の給付について全額現金支給も認める指針を自治体に通知。松野官房長官が昨年3月以降政府が調達し約8,200万枚が在庫となっている布製マスク(いわゆる「アベノマスク」)について希望する自治体などに配布する方針を明らかに。空港検疫で陽性が確認された15人がオミクロン株に感染していることが判明。

  • 12月16日(木):国内の新規感染者数が190人、累計感染者数が1,729,401人に。

    各国の感染者数は、ドイツで670万人、スペインで540万人、イタリアで530万人、コロンビアで510万人、ポーランドで390万人、ジョージアで90万人、韓国で55万人、ジンバブエで18万人、アイスランドで2万人を超え、死亡者数も、ポーランドで9万人を超える。

    韓国で行動制限を緩和する「ウィズコロナ」を事実上撤回し18日から本格的に規制を強化することを発表。厚生労働省がモデルナ社製ワクチンの18歳以上への3回目接種への使用を特例承認。武田薬品工業厚生労働省にノヴァックス社製ワクチンの承認を申請。海外から帰国し東京都内で自宅待機中の女性のオミクロン株感染が判明。

  • 12月17日(金):国内の新規感染者数が183人、累計感染者数が1,729,582人に。

    各国の感染者数は、フランスで860万人、ベトナムで150万人、デンマークで60万人を超え、死亡者数も、トルコで8万人、ブルガリアで3万人を超える。

    16日にオミクロン株感染が判明した女性の濃厚接触者の男性など3人のオミクロン株感染が判明し、国内で確認されたオミクロン株感染は計50例に。

  • 12月18日(土):国内の新規感染者数が11月17日以来に200人を超える202人、累計感染者数が1,729,777人に。

    各国の感染者数は、ロシアで1,000万人、ドイツで680万人、オランダで300万人、アイルランドで65万人、リトアニアで50万人、オーストラリアで25万人を超え、死亡者数も、ロシアで29万人を超える。

    イギリスで1万人を超えるオミクロン株の新規感染者が確認され、ロンドンで重大事態宣言。

  • 12月19日(日):国内の新規感染者数が177人、累計感染者数が1,729,964人に。

    各国の感染者数は、フランスで870万人、南アフリカで330万人、チェコで240万人、レバノンで70万人、ノルウェーで35万人を超える。

    オランダで1月14日までのロックダウン(都市封鎖)が開始。

  • 12月20日(月):国内の新規感染者数が151人、累計感染者数が1,730,112人に。

    世界全体の感染者数が2億7,500万人を、各国の感染者数は、アメリカで5,100万人、スペインで550万人、イタリアで540万人、ベルギーで200万人、カナダで190万人、ボツワナで20万人を超える。

    沖縄県の米軍キャンプ・ハンセンで少なくとも180人が感染するクラスターの発生が判明。デジタル庁が接種証明書アプリの提供・運用を開始。2021年度補正予算が成立。EUがノヴァックス社製ワクチンの使用を承認。

  • 12月21日(火):国内の新規感染者数が249人、累計感染者数が1,730,335人に。石川県の感染者数が8,000人を超える。

    各国の感染者数は、トルコで920万人、フランスで880万人、アルゼンチンで540万人、スイスで120万人、スロベニアで45万人、ラオスで10万人を超え、死亡者数も、アメリカで81万人、ベトナムで3万人、ギリシャで2万人を超える。

    政府が水際対策を当分の間延長して、オミクロン株感染者の濃厚接触者に14日間の施設待機を要請すること、ワクチンを接種できない12歳未満の子どもなどが無料で検査できるようにすることを公表。

  • 12月22日(水):国内の新規感染者数が262人、累計感染者数が1,730,602人に。

    各国の感染者数は、フランスで890万人、ドイツで690万人、スペインで560万人、ポーランドで400万人、ウクライナで380万人を超える。

    大阪府で国内初のオミクロン株の市中感染例が確認される。アメリFDAファイザー社製の経口薬「パクスロビド」を緊急使用許可。

  • 12月23日(木):国内の新規感染者数が295人、累計感染者数が1,730,905人に。

    各国の感染者数は、スペインで570万人、イタリアで550万人、タイで220万人、ルーマニアで180万人、ベトナムで160万人、ジンバブエで20万人、コンゴ民主共和国で7万人を超え、死亡者数も、ドイツで11万人、ウクライナで10万人を超える。

    京都府でもオミクロン株の市中感染例を確認され、国内で確認されたオミクロン株感染例が200例に達する。政府が18歳以下の子どもへの10万円相当の給付の実施要領を公表。アメリFDAがメルク社の経口薬「モルヌピラビル」を緊急使用許可。

  • 12月24日(金):国内の新規感染者数が302人と約2か月ぶりに300人を超え、累計感染者数が1,731,199人に。福島県の感染者数が9,500人を超える。入院治療等を要する者の数(現在患者数)が47日ぶりに2,000人を超える。

    各国の感染者数は、フランスで900万人、韓国で60万人、アンゴラで7万人、シリアで5万人を超える。

    政府が2022年度予算案を閣議決定大阪府京都府が全府民対象の無料検査を開始。東京都でもオミクロン株の市中感染例を確認。厚生労働省がモデルナ社などと2022年に1,800万回分のワクチンの追加購入で合意。厚生労働省がメルク社製の経口薬「モルヌピラビル」の使用を特例承認。

  • 12月25日(土):国内の新規感染者数が322人、累計感染者数が1,731,515人に。

    各国の感染者数は、アメリカで5,200万人、フランスで910万人、イタリアで560万人、南アフリカで340万人、アイルランドで70万人、オーストラリアで30万人、マラウイで7万人、マリで2万人を超える。

    東京都が全都民対象の無料検査を開始。福岡県でもオミクロン株の市中感染例を確認。

  • 12月26日(日):国内の新規感染者数が263人、累計感染者数が1,731,789人に。

    各国の感染者数は、トルコで930万人、フランスで920万人、ドイツで700万人、オランダで310万人、チリで180万人、アラブ首長国連邦で75万人、キプロスで15万人を超える。

    福岡県・沖縄県も全県民対象の無料検査を開始。愛知県・広島県でもオミクロン株の市中感染例を確認。

  • 12月27日(月):国内の新規感染者数が214人、累計感染者数が1,732,007人に。

    世界全体の感染者数が2億8,000万人を、各国の感染者数は、イギリスで1,200万人、スペインで590万人、カナダで200万人、エチオピアで40万人、コンゴ民主共和国で2万人を超え、世界全体の死亡者数が540万人を超える。

    塩野義製薬が開発中のワクチンの最終段階の治験をベトナムで開始したと発表。経口薬「モルヌピラビル」の患者への投与が始まる。フランスが1月3日から在宅勤務可能な職種の企業に週3日以上の在宅勤務を義務付けることを発表。

  • 12月28日(火):国内の新規感染者数が385人、累計感染者数が1,732,369人に。

    各国の感染者数は、アメリカで5,300万人、フランスで940万人、スペインで600万人、イタリアで570万人、アルゼンチンで550万人、ポルトガルで130万人、ギリシャで110万人、デンマークで70万人、ルクセンブルクで10万人を超え、死亡者数も、アメリカで82万人、インドで48万人を超える。

    神奈川県・埼玉県・千葉県・富山県岐阜県静岡県和歌山県広島県大分県も全県民対象の無料検査を開始。沖縄県でもオミクロン株の市中感染例を確認。

  • 12月29日(水):国内の新規感染者数が74日ぶりに500人を超える501人、累計感染者数が1,732,835人に。

    各国の感染者数は、フランスで960万人、ドイツで710万人、スペインで610万人、イタリアで580万人、カナダで210万人、スウェーデンで130万人、デンマークで75万人、クロアチアで70万人、マダガスカルで5万人を超え、死亡者数も、ロシアで30万人を超える。世界全体の新規感染者数が130万人を超える。

    新潟県・石川県・滋賀県兵庫県熊本県も全県民対象の無料検査を開始。米軍岩国基地で新たに80人の感染者を確認。

  • 12月30日(木):国内の新規感染者数が516人、累計感染者数が1,733,325人に。入院治療等を要する者の数(現在患者数)が63日ぶりに3,000人を超える。

    世界全体の感染者数が2億8,500万人を、各国の感染者数は、アメリカで5,400万人、フランスで980万人、トルコで940万人、スペインで620万人、イタリアで590万人、アルゼンチンで560万人、ベトナムで170万人、スイスで130万人、アイルランドで75万人、モザンビークで18万人、マルタで5万人を超える。

    香川県も全県民対象の無料検査を開始。米軍横須賀基地で新たに75人、岩国基地で27人の感染者を確認。

  • 12月31日(金):国内の新規感染者数が510人、累計感染者数が1,733,788人に。

    各国の感染者数は、イギリスで1,300万人、フランスで1,000万人、イタリアで610万人、ポーランドで410万人、ベルギーで210万人、ギリシャで120万人、デンマークで80万人、フィンランドザンビアカタールで25万人、トーゴで3万人を超え、死亡者数も、モルドバで1万人を超える。

    山梨県鳥取県も全県民対象の無料検査を開始。外務省が在日米軍から日本に入国する在日米軍関係者に入国後24時間以内の検査実施を決定したとの通知があったと発表。韓国が行動制限の強化の2週間の延長を発表。

 (注)感染者数などのデータは、基本的に翌日発表の厚生労働省資料に基づいています。

 

新たな変異株のオミクロン株の感染拡大もあり、欧米を中心に、新規感染者数が過去最多を更新するなど、感染が再拡大しています。日本では、9月末に緊急事態宣言などが全面解除されて以降、感染の減少が続いていましたが、11月末を底にじわりじわり微増傾向に転じ、12月下旬になると、オミクロン株の市中感染も確認されるようになり、増加傾向がより顕著になってきています。

第6波の到来は時間の問題でしょうが、その波をどの程度まで抑えられるかは、日頃の対策を含め感染防止対策が重要なのだろうと思います。