鷺の停車場

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映画「コーダ あいのうた」

仕事帰りに、TOHOシネマズ日比谷に映画を観に行きました。

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地下鉄の日比谷駅からミッドタウン日比谷へ。

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この日の上映スケジュール。

この日観るのは「コーダ あいのうた」(1月21日(金)公開)。公開当初から気になっていた作品で、映画情報サイトでの評判も良かったのですが、他の映画を優先して後回しになっていました。「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞を獲得した米アカデミー賞で作品賞を獲得したとのニュースに接して、ようやく観に行くことにしました。

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ロビーにはたくさんのお客さんがいました。

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上映は395+2席のスクリーン5。アカデミー賞の受賞発表直後ということもあって、かなりの入り。250人くらいは入っていたのではないかと思います。


日本では2015年に公開されたフランス映画「エール!」(原題:La Famille Belier)をリメイクした作品だそうで、監督・脚本はシアン・ヘダー。

原題のコーダ(CODA)とは"child of deaf adults"(ろう者の両親の子供)という意味だそうで、曲の終結部を意味する音楽記号でもあります。

 

公式サイトのストーリーによれば、

 

豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす高校生のルビーは、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聴こえる。陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、秘かに憧れるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選択するルビー。すると、顧問の先生がルビーの歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学の受験を強く勧める。だが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業の方が大事だと大反対。悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決めるが、思いがけない方法で娘の才能に気づいた父は、意外な決意をし・・・。

 

・・・というあらすじ。

主なキャストは、

  • ルビー・ロッシ【エミリア・ジョーンズ】:家業の漁業を手伝う高校生。家族の中で唯一耳が聞こえる。

  • フランク・ロッシ【トロイ・コッツァー】:ルビーの父。

  • ジャッキー・ロッシ【マーリー・マトリン】:ルビーの母。

  • レオ・ロッシ【ダニエル・デュラント】:ルビーの兄。

  • マイルズ【フェルディア・ウォルシュ=ピーロ】:ルビーが気になっていた同級生。後に恋仲になる。

  • ベルナルド・ヴィラロボス【エウヘニオ・デルベス】:所属する合唱クラブの顧問。

  • ガーティー【エイミー・フォーサイス】:ルビーの親友。マッチョなレオに恋をする。

など。

 

評判どおりのいい作品、アカデミー賞の作品賞、脚色賞を受賞しただけあって、成長、夢、恋などの要素がバランスよく織り込まれた優れた作品でした。ただ、個人的には、今一つ映画に入り込めない感覚もあって、感涙とまではいきませんでした。これは、下ネタを交えたユーモラスなシーンが多かったからかもしれません(裕福でなく漁業で生計を立てる家族のリアリティを出すのには役立っていましたが)。