(つづき)8月下旬の姫路・神戸旅行の初日の午後、姫路駅からJR神戸線の12時42分発の新快速長浜行きに乗り、神戸方面に向かいます。
定刻の13時21分に三ノ宮駅に到着、4分後に隣のホームにやってきた快速野洲行きに乗り換え、13時29分に六甲道駅に到着。
ここからは、神戸市営バスの16系統・六甲ケーブル下行きに乗って、六甲山に向かう六甲ケーブルの乗り場を目指します。(上の写真は降車した六甲ケーブル下で撮影したもの)
13時35分ごろにバスは出発、約15分で終点の六甲ケーブル下に到着しました。
六甲ケーブル下駅に行ってみると・・・。
何と、車両に不具合が発生したため、終日運休とのこと。
本来は、こんな感じのケーブルカーに乗れたはずが・・・
駅の奥では車両が停まったままになっていました。
ここからケーブルカーの終点の六甲山上まで、代行バスを運行していて、通常のケーブルカーの切符を買えば乗れるとのこと。この日は有馬温泉に泊まる予定なので、駅員さんから勧められた「六甲・有馬片道乗車券」(1,780円)を購入。
ここから有馬温泉までは、六甲ケーブルが片道600円、六甲山頂バスの六甲ケーブル山上駅~ロープウェー山頂駅が260円、六甲有馬ロープウェーが片道1,030円で、合計1,890円かかるところが、110円の割引、しかも六甲山頂バスは乗降フリーなので、さらにお得です。
代行バスは14時ちょうどに出発。途中、この大きさの観光バスでは相当大変であろう細い道もあり、14時20分過ぎに六甲山上駅に到着します。ケーブルカーの時刻表での所要時間は10分なので、倍以上の時間がかかったことになります。
空には晴れ間ものぞきますが、あまり眺望は良くありません。
一応、駅の屋上にあり、夜景の名所らしい天覧台に行ってみます。
天候が良ければ神戸の街並みがきれいに見えるはずですが、看板の奥にあるように、一面に霧がかかって何も見えません。
本当に一面の霧でした。
一角には、運行が休止されている六甲有馬ロープウェーの旧表六甲線の表六甲駅が見えます。ここから現在の六甲有馬ロープウェーの六甲山頂駅までの2.3kmを結んでいましたが、2004年以降、運行休止となっています。後で乗ったロープウェー内での説明によると、国立公園の中にあることから、廃止すると全て設備を撤去する必要があり、安全面・費用面で問題があるため、休止という扱いになっているそうです。
15時前に六甲山頂バスに乗って「六甲ケーブル山上駅」バス停を出発します。
5~6分乗車して、「ミュージアム前」バス停で下車し、「ROKKO森の音ミュージアム」に行ってみます。
かつては「六甲オルゴールミュージアム」という名前の施設でしたが、昨年7月16日(金)にリニューアルオープンし、現在の名前になったようです。
入口でもらったリーフレット。
入館すると、ちょうど1時間に1回行われているコンサートが行われていました。(コンサート中は撮影禁止のため、上の写真は終了後に撮影したもの)
コンサートのトリを飾ったのは、この巨大な自動演奏楽器。1938年製のデカップ・ダンス・オルガン「ケンペナー」というダンスホールなどで使われていたものだそうで、音量もかなり大きかったです。
そのほかにも、数多くのオルゴールなどの自動演奏楽器が展示されています。
こうした古典的?なタイプのオルゴールもありました。
1時間弱の滞在の後、16時ごろに再び六甲山頂バスに乗車。
4分ほどで、「六甲ガーデンテラス」バス停で下車。
六甲ガーデンテラスの案内図。
六甲ケーブル山上駅の天覧台では全く見えなかった景色が少しは見えないかと、見晴らしの塔に上ってみます。
まだ霧がかかっていますが、ほんのわずかに霧が薄まり、下の景色を望むことができました。
おそらく六甲アイランド。
さらに東の大阪方面も見えました。十分とは言えませんが、少し時間が経つと再び霧で見えなくなってしまったので、ちょっととはいえ景色を一望することができてラッキーでした。
ガーデンテラスにも来てみました。ここも眺望スポットですが、ここに着いた時には既に再び霧がかかってしまっていました。
30分弱の滞在の後、16時35分ごろに三度六甲山頂バスに乗車。
1分ほどで、終点の「ロープウェー山頂駅」バス停に到着。
駅でもらったロープウェーのリーフレット。
15分ほど待って、16時50分にロープウェーが出発します。
出発してすぐは、ご覧のとおり一面の霧で、景色は何も見えません。
中間部で、有馬温泉駅からやってきた対向車とすれ違います。
山を越えると、霧が晴れて眺望が良くなってきました。遠くの市街地は三田あたりのようです。
約12分の乗車で、有馬温泉駅に到着します。