テレビアニメ「SPY×FAMILY」、2022年4月から6月まで第1クール、10月から12月まで第2クールが放送されたSEASON 1に続いて、昨年10月から12月まで放送されたSEASON 2も見てみました。
2019年3月から「少年ジャンプ+」で連載されている進藤達哉さんの同名コミックをアニメ化した作品で、監督・シリーズ構成:古橋一浩、キャラクターデザイン:嶋田和晃、アニメーション制作:WIT STUDIO、CloverWorksなどの主要スタッフ。
スパイの主人公・ロイドが、任務遂行のため、市役所に勤める若い女性だが実は殺し屋のヨルを妻に、超能力者の孤児・アーニャを子に迎え、家族として暮らしていく物語。
主な登場人物は、
-
ロイド・フォージャー【江口拓也】:西国情報局(WISE)に所属する敏腕諜報員(エージェント)。暗号名(コードネーム)は〈黄昏〉(たそがれ)。並外れた観察眼と記憶力を持ち、百の顔を使い分ける変装のスペシャリスト。東西の戦争を回避するため、偽装家族を作り子供を名門校に入学させる任務に挑む。
-
アーニャ・フォージャー【種﨑敦美】:とある組織の実験で偶然生み出された他人の心を読める超能力者。孤児院にいたところ、ロイドに引き取られる。超能力については周囲に秘密にしているが、ロイドがスパイであることに気づき、陰ながら彼の力になろうと奮闘している。
-
ヨル・フォージャー【早見沙織】:幼少期から殺人術を叩きこまれた、凄腕の殺し屋。暗号名(コードネーム)は〈いばら姫〉。大切な弟を安心させたいという思いと、周囲から怪しまれずに殺し屋を続けたいという思いから、妻を探していたロイドと利害が一致し偽装結婚する。
-
ボンド・フォージャー【松田健一郎】:フォージャー家の番犬。元は軍事研究の実験体で、未来を予知する能力を持つ。テロリストに爆弾犬として利用されるところをアーニャと出会い、家族として迎えられる。
-
フランキー・フランクリン【吉野裕行】:情報屋であり、〈黄昏〉(たそがれ)の協力者。任務のサポートをする発明品を制作したり、アーニャの子守をしたりなど、たびたびロイドにこき使われている。明るく気さくな性格だが、モテないことを気にしている。
-
シルヴィア・シャーウッド【甲斐田裕子】:西国情報局の管理官(ハンドラー)。〈黄昏〉(たそがれ)の上司で、時として無理難題を課す。戦争を心から憎み、世界の平和のため、オペレーション〈梟〉(ストリクス)の成功に尽力する。
-
ヘンリー・ヘンダーソン【山路和弘】:イーデン校の寮長(ハウスマスター)。担当教科は歴史。エレガントであることを最も重視する。曲がったことを嫌う良識人。
-
ユーリ・ブライア【小野賢章(幼少期:熊谷 海麗)】:ヨルの弟。表向きは外交官だが、実際は〈秘密警察〉と呼ばれ恐れられる東国オスタニア国家保安局の少尉。真面目で仕事熱心な好青年。姉の安全のため、姉が住む東国を守るべく動いている。
-
ダミアン・デズモンド【藤原夏海】:ロイドの標的であるドノバン・デズモンドの次男。アーニャのクラスメイト。プライドが高く傲慢な一方、父親に認めてもらいたいという健気な一面も。ある目的のために"皇帝の学徒"(インペリアル・スカラー)を目指している。
-
ベッキー・ブラックベル【加藤英美里】:アーニャのクラスメイトで、大手軍事企業ブラックベルCEOの娘。入学当日、アーニャがダミアンを殴ったのは自分のためだと勘違いしてから、アーニャと友達に。何かとアーニャの面倒を見てくれる少女
-
フィオナ・フロスト【佐倉綾音】:ロイドの同僚で、西国情報局(WISE)に所属する諜報員(エージェント)。暗号名(コードネーム)は〈夜帷〉(とばり)。感情を一切表に出さないため周りからは敬遠されている。先輩である黄昏(たそがれ)に恋情を抱いており、密かに妻の座を狙っている。
公式サイトで紹介されている以上のキャラクターのほか、各話に登場する名前が付いているキャラクターとしては、次の人たちがいます。
-
イーデン校関係
-
-
エミール・エルマン【佐藤 はな】(MISSION:27・28・29・35):ダミアンの取り巻きのイーデン校のクラスメイト。
-
ユーイン・エッジバーグ【岡村 明香】(MISSION:27・28・29・35):ダミアンの取り巻きのイーデン校のクラスメイト。
-
ジョージ・グルーマン【堀江 瞬】(MISSION:35):イーデン校のクラスメイト。
-
グリーン【白熊 寛嗣】(MISSION:27):イーデン校の生活指導員の先生。
-
ドノバン・デズモンド【土師 孝也】(MISSION:27):ダミアンの父で東国の国家統一党総裁。ロイドの任務である「オペレーション〈梟〉」のターゲット。
-
マーサ【津田 匠子】(MISSION:36):ベッキーの世話係である年配女性の執事。
-
-
〈ガーデン〉関係
-
〈ガーデン〉店長【諏訪部 順一】(MISSION:29・30):ヨルが殺し屋を務める「ガーデン」の店長。
-
マシュー・マクマホン【堀内 賢雄】(MISSION:30・31・32・33・34):市役所の部長で「ガーデン」の一員。表裏両方の仕事でヨルをサポートする。
-
-
市役所関係
-
テレビの登場人物
-
ヨルの護衛対象関係
-
オルカ・グレッチャー【遠藤 綾】(MISSION:30・31・32・33・34):ヨルの護衛対象となった母親。殺されたマフィアのボスの妻で先代ボスの娘。
-
ファーシル・グレイ【寺島 惇太】(MISSION:30・31・32・33・34):オルカと同行するマフィアの部下。オルカに好意を抱いている。
-
グラム・グレッチャー【大井 麻利衣】(MISSION:30・31・32・33・34):生まれたばかりのオルカの幼い息子。
-
オルカ・グレッチャーの父【高橋 伸也】(MISSION:32):オルカの父。
-
-
オルカたちを狙う殺し屋
-
情報屋【こばやし まさふみ】(MISSION:30・31・32):情報収集を担うオルカたちを狙う殺し屋の一味。
-
殺し屋のリーダー格【鳥海 浩輔】(MISSION:31・32・33・34):オルカたちを狙う殺し屋のリーダー格。
-
刀使い【鳥海 浩輔】(MISSION:33・34):最後にヨルと対決した殺し屋。
-
鎖鎌のバーナビー【こばやし まさふみ】(MISSION:31・32):鎖鎌を使うオルカたちを狙う殺し屋。
-
-
その他
-
フランクリン・バーキン【田所 陽向】(MISSION:28):ユーリたちのターゲットとなった元新聞記者。
-
フランクリン・バーキンの父【中 博史】(MISSION:28):フランクリンと同居している父。
-
バーキン宅の大家【八百屋 杏】(MISSION:28):フランクリンと父が暮らすアパートの大家。
-
ジョセフ【佐久間 元輝】(MISSION:28):フランクリンの勤務先の郵便局の同僚。
-
国家保安局局長【斉藤 次郎】(MISSION:28):ユーリが勤める国家保安局の局長。
-
国家保安局中尉【加藤 康之】(MISSION:28・33・35):国家保安局のユーリの上司。
-
コンラッド【小林 康介】(MISSION:28):ユーリたち国家保安局に逮捕されるスパイ。
-
ケイシー【大井 麻利衣】(MISSION:29):フランキーが片想いした女性。
-
ベネット【熊谷 海麗】(MISSION:37):ロイドとボンドが散歩中に遭遇した火事の現場のアパートに住む女性。
-
デイジー【佐藤 はな】(MISSION:37):ベネットの愛犬の子犬。
-
公式サイトで紹介されているストーリーは、次のとおりです。
MISSION:26 ちちとははをびこうせよ
〈ガーデン〉の仕事で負傷したヨルは、痛みをこらえながら帰宅。その様子にロイドは、自分が彼女を不機嫌にさせたと勘違い! 翌日、ロイドはヨルの機嫌を取るためにデートに誘い、ヨルも普通の妻としての行動を学ぶため張り切ってこれを受ける。そしてお留守番のアーニャは、フランキーとともにデート中の二人を尾行するのであった。
原作では、EXTRA MISSION:2(単行本第3巻所収)に対応する部分。
MISSION:27 ボンドの生存戦略/ダミアンの野外学習
ボンドの生存戦略
不穏な未来を予知し、ヨルの手作りごはんが原因だと考えたボンド。運命を変えるため、ロイドを探しに家を出る! ロイドを見つけるボンドだが、〈WISE〉(ワイズ)の任務の最中ですぐに帰れそうになく……。
原作では、MISSION:40(単行本第7巻所収)に対応する部分。
ダミアンの野外学習
寝坊の罰で寮母を手伝うことになったダミアン。ダミアンを放っておけないエミールとユーインも、わざと罰を受けて合流する。そんな彼らにヘンダーソンは、グリーン先生との野外学習を命じて……!?
原作では、MISSION:39(単行本第7巻所収)に対応する部分。
MISSION:28 任務と家族/華麗なるボンドマン/子ども心/目覚まし
任務と家族
秘密警察の仕事に精を出すユーリ。この日は東国を揶揄する記事を西国に売っていると疑わしい元新聞記者を調査することに。調査を続けるユーリは、元新聞記者の胸中や家庭状況を知るが……
原作では、MISSION:41(単行本第7巻所収)に対応する部分。
華麗なるボンドマン
アーニャが大好きなアニメの主人公・ボンドマン。華麗なるスパイの活躍に迫る!!
原作では、SHORT MISSION:7(単行本第10巻所収)に対応する部分。
子ども心/目覚まし
フォージャー家やイーデン校生たちのゆかいな日常を紹介!!
原作では、OMAKE【子ども心Ⅰ・Ⅱ】(単行本第2巻所収)・OMAKE【目覚まし】(単行本第7巻所収)に対応する部分。
MISSION:29 知恵の甘味/情報屋の恋愛大作戦Ⅱ
知恵の甘味
イーデン校の学食に幻のスイーツが登場!食べた者は“皇帝の学徒”(インペリアル・スカラー)になれると言われる限定マカロンをめぐり、アーニャたちの熾烈な頭脳戦が開幕!!
原作では、MISSION:42(単行本第7巻所収)に対応する部分。
情報屋の恋愛大作戦Ⅱ
カフェの店員に恋をしたフランキーは、彼女のために逃げた飼い猫を探すことに。途中で出会ったヨルの協力も得て捜索を続ける中、フランキー自慢の発明品が威力を発揮する⁉
原作では、MISSION:43(単行本第7巻所収)に対応する部分。
MISSION:30 越境作戦
ヨルは〈いばら姫〉の任務として、豪華客船での市役所の業務を装いながら、裏組織のグレッチャー家の生き残り、オルカとその子どもを国外に逃がすため護衛することに一方、アーニャは福引でクルーズ船の旅行を引き当てる! その船は、奇しくもヨルが任務で乗る船と同じだった。大波乱のバカンスが始まる――!!
原作では、MISSION:44(単行本第7巻所収)・MISSION:45(単行本第8巻所収)に該当する部分。
MISSION:31 戦慄の豪華客船
クルーズ船に乗ったヨルは客室でオルカたちの護衛についていた。一方ヨルの上司・マシューは、オルカたちを狙う殺し屋を船内で発見。捕まえて問い質すと、大量の殺し屋たちが乗り込んでおり、それぞれが独自にオルカたちを狙っているという。その頃、ヨルが控えるオルカの部屋のドアを、何者かがノックして……。
原作では、MISSION:46・47(単行本第8巻所収)に対応する部分。
MISSION:32 誰がための任務
アーニャの機嫌を取ろうと、「楽しく愉快な父親」を目指してお土産を選ぶロイド。一方その頃、護衛任務中のヨルは、殺し屋の一人・鎖鎌使いのバーナビーと対峙していた。殺し屋たちの襲撃が激しさを増していくなか、ヨルは〈いばら姫〉として戦う理由を自問自答するのであった……。
原作では、MISSION:48~50(単行本第8巻所収)に対応する部分。
MISSION:33 船上の交響曲(シンフォニー)/姉のハーブティー
花火大会を前に賑わうクルーズ船のデッキ。アーニャもロイドと一緒に花火を楽しんでいた。その一方で、ヨルの任務はいよいよ佳境へ。オルカたちを脱出させようとするが、殺し屋たちに囲まれてしまった!夜空に綺麗な花火が打ち上がる中、ヨルは殺し屋たちとの死闘で鮮血を飛び散らせる!!
原作では、MISSION:51~53【船上の交響曲】、SHORT MISSION:6【姉のハーブティー】(いずれも単行本第8巻所収)に相当する部分。
MISSION:34 未来を繋ぐ手
ロイドは保安局員たちの動きから、船内に爆弾が仕掛けられていることを知る。急いでアーニャを託児所に預け、元軍人に変装して爆弾処理へ。そしてアーニャもまた、ヨルを助けようと託児所を抜け出していた。駆け付けた通路でヨルが落とした武器を見つけたアーニャは、武器を甲板へと放ち――!
原作では、MISSION:54・55(単行本第9巻所収)に相当する部分。
MISSION:35 リゾートを満喫せよ/休暇自慢
殺し屋の襲撃と爆弾騒動から一夜明け、クルーズ船はリゾート島に到着。ロイドとアーニャはヨルと合流して、家族一緒にバカンスを楽しむ!アスレチック、乗馬、シュノーケリングなど、数々のアクティビティを満喫してアーニャもすっかりご満悦!そんなアーニャの笑顔を見て、ヨルはこの平和を噛みしめるのであった。
原作では、MISSION:56【リゾートを満喫せよ】・MISSION:57【休暇自慢】(いずれも単行本第9巻所収)に相当する部分。
MISSION:36 バーリント・ラブ/〈夜帷〉(とばり)の日常
恋愛ドラマで盛り上がったベッキーは、写真で一目ぼれしたロイドに会うべくフォージャー家を訪れる! 必死にロイドにアプローチするベッキー。そしてアーニャも裕福になる暮らしを想像して、「なしじゃない」と少しだけベッキーの恋路を応援⁉ そこにヨルがボンドの散歩から帰ってきた。ライバル(?)との直接対決にベッキーの闘志が燃え上がり……!!。
原作では、MISSION:59【バーリント・ラブ】・MISSION:60【〈夜帷〉の日常】(いずれも単行本第9巻所収)に相当する部分。
MISSION:37 家族の一員
ロイドと一緒に散歩中のボンドは、道々で未来予知した事故を防ごうとしては騒動を起こし、ロイドに注意されてしまう。そんな中、今度は火事で燃え上がる建物と、その前で泣き叫ぶ女性の姿を予知する。注意されたばかりにも関わらず、現場へ駆け出してしまうボンド!ただならない様子にロイドもボンドを追う。たどり着いた先で見たものはーー。。
原作では、MISSION:58(単行本第9巻所収)に相当する部分。
以上のように、原作コミックでいうと、MISSION:39からMISSION:60まで、単行本ではおおむね第7巻から第9巻までの部分を描いた形になっています。Season1よりもコメディ要素が強くなったようにも思いますが、それなりに楽しんで見ることができました。
公開中の「劇場版SPY×FAMILY CODE: White」はまだ観られていませんが、近いうちに観に行こうと思います。