アクアシティお台場のユナイテッド・シネマで開かれていた爆音映画祭の一環で上映された「ガールズ&パンツァー 劇場版」(2015年11月21日(土)公開)を観に行きました。
(爆音映画祭のチラシ)
本作は、以前に柏のキネマ旬報シアターで、音響監督の岩浪美和さんが音響を調整した「ラスト センシャラウンド6.1ch音感上映」で観たことがありますし、その後も、「ガールズ&パンツァー 最終章」の上映にあわせて一時期行われていたネット配信でも何度か観ていましたが、配信で観てすっかり気に入ったらしい家族が一度スクリーンで観てみたいというので、一緒に行くことにしました。
予告編はなく、上映時間に本編の上映がスタートするとの注意もありました。
上映はこの映画館で一番大きい612席のスクリーン1。
予約していた席は、ちょうど真ん中あたりにあるペアシートで、仕切りはありません。
お客さんは全体で半分入っていたかどうかという感じでした。
上映時間になると、まずは、劇場版の前提となるテレビアニメ編のおさらいで、戦車道全国高校生大会の優勝までの道のりを簡単に紹介する「3分ちょっとでわかる!!ガールズ&パンツァー」が流れ、その終了後すぐに本当の本編が始まりました。
全国大会優勝を記念して大洗でエキシビション・マッチが開かれるが、その終了後、大洗女子学園のメンバーは8月末での廃校が決まったと告げられる。生徒会長の奔走で大学選抜チームに勝利すれば廃校を撤回するとの約束を取り付け、戦車の数など様々のハンデの中、対戦に臨む。しかし、高校生大会で出会った有力校のライバル達が、窮地を救うため一時転校という形でチームに加わって参戦、実質的に、高校選抜vs大学選抜の対決に。序盤は劣勢に立たされるが、熾烈な戦闘を経て、最後には勝利を収め、廃校を免れる・・・というあらすじ。
正直な感想としては、期待していた音響は今一つ。音響設備の能力の限界もあるのでしょうけど、重低音の迫力は期待していたほどではなく、実際は違うと思いますが、全体の音量を上げただけに近い印象。中高音域の抜けがあまり良くないので、オープニングテーマの部分など、耳障りに感じるシーンもありました。本作で観たキネマ旬報シアターの音感上映や、最終章で観たイオンシネマ幕張新都心のULTIRAや立川のシネマシティの極上爆音上映の方が、よく調整された衝撃力ある音響だったので、特別料金を取るならもっとちゃんと調整してほしかった、と勝手ながら思ってしまいました。
それでも、エキシビション・マッチや大学選抜チーム戦の戦闘シーンでの音響はさすがの迫力で、十分に楽しむことができました。家族も、家で観るのとはかなり異なる大画面&大音響に、すっかり満足したようで何より。熱心なファンも少なくないのでしょう、終了後には拍手も沸き起こっていました。