鷺の停車場

映画、本、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いています

映画「サマーフィルムにのって」

8月後半の水曜日、TOHOシネマズ流山おおたかの森に行きました。

f:id:Reiherbahnhof:20210818130402j:plain
世間的には平日ですが、TOHOシネマズは、水曜日がTOHOシネマズデーとなっていて、割引料金で映画が観られるとあってか、ロビーはけっこう人がいます。

f:id:Reiherbahnhof:20210818130410j:plain
この日のスケジュールの一部。1席ずつ間隔を開けての販売で、残席わずかとなっている上映回もありました。

観るのは「サマーフィルムにのって」(8月6日(金)公開)。

f:id:Reiherbahnhof:20210818130418j:plain

f:id:Reiherbahnhof:20210818130425j:plain
上映は105席のスクリーン3。全国31館という小規模での公開、まだ2週目、1日1回の上映ということもあって、3~40人は入っていました。平日の朝の上映回ということを考えれば、かなり多いのではないでしょうか。

f:id:Reiherbahnhof:20210926135051j:plain

f:id:Reiherbahnhof:20210926135101j:plain
撮りたい時代劇を撮れずにくすぶる映画部の女子高生が、主役にぴったりの男性との運命的な出会いをきっかけに、映画制作に挑んでいく姿を描いた作品で、主なスタッフは、監督・脚本:松本壮史、脚本:三浦直之など。

 

公式サイトのストーリーによれば、

 

勝新を敬愛する高校3年生のハダシ。
キラキラ恋愛映画ばかりの映画部では、撮りたい時代劇を作れずにくすぶっていた。
そんなある日、彼女の前に現れたのは武士役にぴったりな凛太郎。
すぐさま個性豊かな仲間を集め出したハダシは、
「打倒ラブコメ!」を掲げ文化祭でのゲリラ上映を目指すことに。
青春全てをかけた映画作りの中で、ハダシは凛太郎へほのかな恋心を抱き始めるが、
彼には未来からやってきたタイムトラベラーだという秘密があった――。

・・・というあらすじ。

 

主な登場人物は、

  • ハダシ【伊藤万理華】:時代劇オタクの高校3年生。所属する映画部で、撮りたい時代劇が撮れずにくすぶっていたが、凛太郎との出会いをきっかけに、映画作りに打ち込んでいく。

  • 凛太郎【金子大地】:ハダシが運命的に出会った男性で、ハダシが撮る時代劇の映画「武士の青春」の主役を務めることになる。実は、ある目的のため、未来からタイムトラベルしてきていた。

  • ビート板【河合優実】:ハダシの親友で天文部。映画の撮影を務める。

  • ブルーハワイ【祷キララ】:ハダシの親友で剣道部。殺陣指導など映画制作をサポートする。ハダシに合わせて時代劇好きを装っているが、実はキラキラ恋愛ものが大好き。

  • ダディボーイ【板橋駿谷】:ハダシと同じクラスの男子生徒で筋トレ好き。スカウトされて映画の準主役を務める。

  • 駒田【小日向星一】:もとは野球部の男子生徒。ハダシにスカウトされて録音を担当する。

  • 増山【池田永吉】:同じく野球部の男子生徒で、駒田とともに録音を担当する。

  • 小栗【篠田諒】:電飾でデコレーションした自転車に乗る男子生徒。ハダシにスカウトされて照明を担当する。

  • 花鈴【甲田まひる】:映画部で文化祭に向けて制作するキラキラ恋愛映画の監督・ヒロインを務める。

  • 隼人【ゆうたろう】:映画部で制作する恋愛映画でヒロインの恋人役を務める男子生徒。

など。

映画部が制作するキラキラ恋愛映画のワンシーンから映画が始まり、個々のシーンはややデフォルメ気味、展開もベタな感じで、途中までは、失敗したかも、と不安になりながら観ていましたが、終盤になるにつれて次第にいい感じになってきて、ラストの方では、予想外に涙腺が緩むシーンもあったりして、爽やかな後味が残る佳作でした。