鷺の停車場

映画、本、グルメ、クラシック音楽、日常のできごとなどを気ままに書いています

劇場アニメ「特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~」を再び観る

休日の午前、MOVIX柏の葉に行きました。


休日の9時ごろ、朝イチの上映が既に始まったスクリーンが多いのか、ロビーにはそれほど人は多くありませんでした。


この日の上映スケジュールの一部。この日は、27作品・30種類の上映が行われていました。

この日観るのは、「特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~」(8月4日(金)公開)。公開初週に1度観ていましたが、子どもが観たいということだったので、同伴して再び観に行くことに。


上映は360+3席のシアター2。公開初週の前回よりも大きいスクリーンになっていましたが、お客さんは前回よりは少なく、50人くらいだったでしょうか。

 

本作の概要・あらすじは、前回観たときの記事で触れましたので、ここでは省略します。

reiherbahnhof.hatenablog.com

作品の印象についても、前回観たときから基本的には変わりませんが、前半に出てきた、音大受験のために部活引退後も1人練習を続けている3年生・オーボエの鎧塚みぞれの「窓を開けるのが上手」「窓を開けてくれて嬉しかった」との台詞は、前回観たときにはよく分かりませんでしたが、これは、自分が音楽の道に進む決心をするのを後押ししてくれた久美子に対する感謝なのだろうと感じました。

ただ、これは、アニメでは「リズと青い鳥」で描かれた時間軸のエピソードが下敷きになっているわけですが、主人公の黄前久美子とみぞれ、久美子と傘木希美(3年生・フルート)の会話でそれぞれの心情が描かれていた原作小説に対して、アニメでは、久美子は介さずに直接互いの思いが話されるので(久美子はモブの1人として登場するのみ)、原作小説(具体的には「波乱の第2楽章」の下巻)を読んでいない方には、この含意はよく分からないかもしれません。

初めて本作を観た子どもは、省略が多い、という感想でしたが、久しぶりに「響け!ユーフォニアム」シリーズを観て関心が蘇ったのか、テレビアニメシリーズなどを改めて視聴し直していました。


なお、公開4週目の入場者特典をいただきました。本編前半のシーンを使用した35mmフィルムでした。偶然ですが、どちらも久美子を描いたシーンのフィルムでした。左側は、鎧塚みぞれに声を掛けられる直前、校舎の外で嘆くシーン、右側は、冒頭、部員ミーティングに部長として臨むシーンだったと思います。

公開5週目には、本編後半のシーンを使用した35mmフィルムが配布されるそうです。