鷺の停車場

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劇場アニメ「ガールズ&パンツァー 最終章 第4話」Dolby-ATMOS

週末の午後、TOHOシネマズ柏に行きました。


休日の15時半ごろの時間帯、ロビーにはかなりのお客さんがいました。


この時間以降の上映スケジュール。この日は、既に上映が終わった回も含めて21作品・22種類の上映が行われていました。

この日観るのは「ガールズ&パンツァー 最終章 第4話」(10月6日(金)公開)。ガルパンが好きな子どもと一緒に観に来ました。


上映は308+2席のスクリーン6。通常版の上映も行われていますが、せっかくならより音がいいDolby-ATMOSで観ることに。通常の料金(特別料金1,600円)に加えて、100円の追加料金がかかります。


チラシの表裏。


その前に配布されていた別バージョンのチラシ。


公開日アナウンス前に配布されていたチラシ。

 

要のあんこうチームを序盤で失うという、かつてないピンチに陥った大洗女子学園。
不敵に迫りくる継続高校に対し、残ったメンバーに打つ手はあるのか……?
冬季無限軌道杯準決勝、波乱の幕開けの結末やいかに……!!

一方、黒森峰女学園vs聖グロリアーナ女学院戦も、息もつかせぬ激戦に。
自分なりの戦車道を見つけた黒森峰隊長・逸見エリカを、
難敵である聖グロ隊長・ダージリンが迎え撃つ。

どちらのカードも、一瞬たりとも目が離せない!
勝戦への切符をつかむのは、誰だ――!?

 

・・・というあらすじ。

 

主な登場人物は、次のとおりです。

<大洗女子学園>

 (あんこうチーム)

  • 西住 みほ【渕上 舞】:大洗女子学園戦車道チームの隊長であり、Ⅳ号戦車H型(D型改)に搭乗するあんこうチームの車長。西住流戦車道家元である西住家の次女。第63回戦車道全国高校生大会に引き続き、学園の存続を懸けた大学選抜チームとの試合を勝利に導いた。ほんわかした性格だが、いざ事に臨んでは西住流の枠を超える臨機応変な戦術でチームを纏めあげる。

  • 武部 沙織【茅野 愛衣】:大洗女子学園戦車道チーム所属。あんこうチームの通信手。新生徒会広報。恋愛に憧れている夢見がちなところがあるが、料理上手で面倒見が良く下級生から慕われている。携帯メールの早打ちを得意とし、アマチュア無線の免許を取得するなど、コミュニケーション力の高さでチームに貢献。

  • 五十鈴 華【尾崎 真実】:大洗女子学園戦車道チーム所属。あんこうチームの砲手。新生徒会会長。華道家元という良家の娘でおっとりしているが、活ける華に力強さを加味したくて戦車道を履修した。芯の強さは折り紙つきで、華道で培った集中力を発揮し砲手としての能力も高い。以前からの親友である沙織には容赦なくツッコミを入れることも。

  • 秋山 優花里【中上 育実】:大洗女子学園戦車道チーム所属。あんこうチームの装填手。新生徒会副会長。大洗学園艦で理髪店を営む家庭の娘で、小さな頃からの根っからの戦車好き。装填手としての能力だけでなく、戦車に関する豊かな知識と単独で敵チームに偵察に乗り込む思い切りの良さでチームに貢献する。心からみほを尊敬している。

  • 冷泉 麻子【井口 裕香】:大洗女子学園戦車道チーム所属。あんこうチームの操縦手。成績優秀だが低血圧の為か朝に極端に弱い。マニュアルを一読するだけで操縦方法をマスターする天才ぶりと操縦技量の高さで、みほの意図通りにⅣ号戦車を自在に操る。沙織とは幼馴染で、ケーキを食べることと寝ることが大好き。

 (カメさんチーム)

  • 角谷 杏【福圓 美里】:大洗女子学園戦車道チーム所属。ヘッツァー(38(t)改)に搭乗するカメさんチームの車長。前生徒会長。戦車道から距離を置くために転校してきたみほを、強引な手法でチームに引き込んだ。やる事は強引な割にいい加減なところもあるが、人情に篤く学園の事を人一倍大事に思っている。好物は干し芋

  • 小山 柚子【高橋 美佳子】:大洗女子学園戦車道チーム所属。カメさんチームの操縦手。前生徒会副会長。普段は何もしない杏に代わって生徒会を切り盛りする有能な右腕。意外にも戦車操縦に適性があるらしく、第63回大会のプラウダ戦では、多数のT-34戦車を翻弄するように38(t)を操り、ゼロ距離射撃で強敵を撃破する一助となった。

  • 河嶋 桃【植田 佳奈】:大洗女子学園戦車道チーム所属。カメさんチームの装填手兼砲手兼通信手。常に高圧的で上から目線だが、ピンチに弱く直ぐにパニックになる。角谷前会長を信奉しており、2回目の廃校危機の際は不在の会長の代役として役立とうと健気に振る舞う姿が見られた。砲手を担当するが、射撃の腕は呆れるほど悪い。

 (アヒルさんチーム)

  • 磯辺 典子【菊地 美香】:大洗女子学園戦車道チーム所属。八九式中戦車甲型に搭乗する、元バレー部のアヒルさんチームの車長兼装填手。バレー部再興を夢見て戦車道に勤しむ熱血少女。セッターとして毎日トスの練習を欠かさず、口癖は「ちょっとだけ頭使って、あとは根性―!」

  • 近藤 妙子【吉岡 麻耶】:大洗女子学園戦車道チーム所属。アヒルさんチームの通信手。赤い鉢巻がトレードマークでジャンプサーブが得意。冷静なツッコミ役になることも。

  • 河西 忍【桐村 まり】:大洗女子学園戦車道チーム所属。アヒルさんチームの操縦手。ポジションはアタッカー。おっとりとしていて我慢強い。試合を通じ操縦の腕がメキメキ上達した。

  • 佐々木 あけび【中村 桜】:大洗女子学園戦車道チーム所属。アヒルさんチームの砲手。バレーではブロックが得意。命中精度は高いが、八九式の砲の威力が弱いためなかなか有効打を与えられないのが悩み。

 (カバさんチーム)

  • カエサル【仙台 エリ】:大洗女子学園戦車道チーム所属。Ⅲ号突撃砲F型に搭乗し、歴女で構成されるカバさんチームのリーダーにして装填手。歴史好きで特に古代ローマ史に詳しい。カエサル歴女チームのソウルネーム。

  • エルヴィン【森谷 里美】大洗女子学園戦車道チーム所属。カバさんチームの車長兼通信手。ドイツ軍の名将エルヴィン・ロンメルに傾倒し、欧州戦史が得意。

  • 左衛門佐【井上 優佳】:大洗女子学園戦車道チーム所属。カバさんチームの砲手。日本の戦国時代に造詣が深い。真田こねつけ餅が好物。

  • おりょう【大橋 歩夕】:大洗女子学園戦車道チーム所属。カバさんチームの操縦手。幕末史に詳しく、坂本龍馬を尊敬している。

 (ウサギさんチーム)

  • 澤 梓【竹内 仁美】:大洗女子学園戦車道チーム所属。M3中戦車リーに搭乗し、1年生で構成されるウサギさんチームの車長。面倒見がよく、チームを良く纏めている。調子に乗り易いメンバーの中にあって、慎重かつ思慮深い。

  • 山郷 あゆみ【中里 望】:大洗女子学園戦車道チーム所属。ウサギさんチームの75mm主砲の砲手。ボーイッシュでさっぱりした性格の持ち主。

  • 丸山 紗希【小松 未可子】:大洗女子学園戦車道チーム所属。ウサギさんチームの37mm副砲の装填手。おとなしく殆ど喋らず、一人あらぬ方向を向いていたりするが、たまにチームを窮地から救う「ひとこと」を発するので、動向から目が離せない。

  • 阪口 桂利奈【多田 このみ】:大洗女子学園戦車道チーム所属。ウサギさんチームの操縦手。アニメ・特撮好き。考えるより先に行動する、やればできる子。

  • 宇津木 優季【山岡 ゆり】:大洗女子学園戦車道チーム所属。ウサギさんチームの通信手兼75mm主砲の装填手。マイペースののんびり屋。「バターになっちゃいますよ~」

  • 大野 あや【秋奈】:大洗女子学園戦車道チーム所属。ウサギさんチームの37mm副砲砲手。性格の明るいツインテール。試合でよくメガネが割れる。

 (カモさんチーム)

  • 園 みどり子(そど子)【井澤 詩織】:大洗女子学園戦車道チーム所属。ルノーB1bisに搭乗し、風紀委員で構成されるカモさんチームの車長兼副砲砲手兼副砲装填手。普段は規則一点張りで融通が利かないが、周囲に感化されつつある面も。遅刻常習犯の麻子とはなぜか気が合う。愛称は「そど子」。

  • 後藤 モヨ子(ごも代)【井澤 詩織】:大洗女子学園戦車道チーム所属。カモさんチームの操縦手。そど子と同じおかっぱだが若干髪が長い。愛称は「ごも代」

  • 金春 希美(パゾ美)【井澤 詩織】:大洗女子学園戦車道チーム所属。カモさんチームの主砲砲手兼通信手。おかっぱが一番短い。愛称は「パゾ美」。

 (レオポンさんチーム)

  • ナカジマ (中嶋 麗羅)【山本 希望】:大洗女子学園戦車道チーム所属。ポルシェティーガーに搭乗し、自動車部員で構成されるレオポンさんチームの車長兼通信手。ラリー好き。雨の日の外出が好きで、「雨はナカジマ」と呼ばれるほど。

  • スズキ (鈴木 真莉阿)【石原 舞】:大洗女子学園戦車道チーム所属。レオポンさんチームの装填手。プロ戦車道チームのオーナーになる事を夢見ている。

  • ホシノ (星野 慶子)【金元 寿子】:大洗女子学園戦車道チーム所属。レオポンさんチームの砲手。車の運転が得意で、「大洗一早い女」の二つ名の持ち主。

  • ツチヤ (土屋 夢屯)【喜多村 英梨】:大洗女子学園戦車道チーム所属。レオポンさんチームの操縦手。ドリフト好き。金曜日のドリンクバーが好きなことから、「ドリキン」と呼ばれる。

 (アリクイさんチーム)

  • ねこにゃー (猫田 舞)【葉山 いくみ】:大洗女子学園戦車道チーム所属。三式中戦車に搭乗し、オンライン戦車ゲーム仲間で構成されるアリクイさんチームの車長兼通信手。メガネを外すと美人との噂も。本名の苗字は猫田。

  • ももがー (百瀬 多希)【倉田 雅世】:大洗女子学園戦車道チーム所属。アリクイさんチームの操縦手。桃の形をしたピンクの眼帯がチャームポイント。

  • ぴよたん (日吉 葵)【上坂 すみれ】:大洗女子学園戦車道チーム所属。アリクイさんチームの砲手兼装填手。小学校での合宿生活で砲弾を片手で扱えるほど身体を鍛えた。

 (サメさんチーム)

  • お銀【佐倉 綾音】:大洗女子学園戦車道チームに新たに加わった、Mk.Ⅳ戦車に搭乗するサメさんチームの車長。学園艦の艦底にあるBAR「どん底」に集まる船舶科の荒くれ者たちのリーダー。ロングコートと赤い羽根付きの帽子がトレードマーク。口にくわえているのはパイプ形の飴。ニックネームは「竜巻のお銀」。

  • ラム【高森 奈津美】:大洗女子学園戦車道チームに新たに加わった、サメさんチームの操縦手。酒を飲んでいるわけではないが、まるで酔っ払いのように、いつも頬を赤らめている。赤毛のチリチリパーマも特徴。お銀のことを「親分」と呼び、慕っている。ニックネームは「爆弾低気圧のラム」。

  • ムラカミ【大地 葉】:大洗女子学園戦車道チームに新たに加わった、サメさんチームの砲手。サメさんチームの中で最も長身な上、筋骨隆々。制服の着こなしはオーソドックスで、一見真面目そうにも見えるが、荒くれ者のメンバーの中でも特にケンカっぱやい。ニックネームは「サルガッソーのムラカミ」。

  • フリント【米澤 円】:大洗女子学園戦車道チームに新たに加わった、サメさんチームの操縦手兼通信手。スラリとした長身の美人で、深いスリットの入ったロングスカートがよく似合う。カラオケが得意でBAR「どん底」のステージでいつも美声を披露している。ニックネームは「大波のフリント」。

  • カトラス【七瀬 亜深】:大洗女子学園戦車道チームに新たに加わった、サメさんチームの砲手。荒っぽい性格のメンバーが多いサメさんチームの中では、比較的クールで無口なタイプ。BAR「どん底」では、バーテンダーとしてカウンターに立っている。ニックネームは「生しらす丼のカトラス」。

<継続高校>

  • ミカ【能登 麻美子】:継続高校戦車道チームの隊長とBT-42の車長を務める。チューリップハットを愛用し、カンテレを嗜む。飄々として捉えどころがなく、思わせぶりなセリフで、周囲を煙に巻くことも。
  • アキ【下地 紫野】:継続高校の隊員で、BT-42の乗員で砲塔内での役割を殆ど一人でこなしている。ミカとは仲が良いが、その哲学的風味な台詞の意味がわからず困惑することも。

  • ミッコ【石上 美帆】:継続高校の隊員で、BT-42の操縦手を務める。天才的な操縦テクニックで、大学選抜チームのM26パーシングを翻弄する。

  • ヨウコ【若山 詩音】:継続高校の「白い魔女」と呼ばれる狙撃手。2回戦では、サンダースのフラッグ車を遠距離から仕留めた。寡黙で真面目な性格。ちょっとだけ融通がきかないところがあるらしい(ミカ談)。

<黒森峰女学園>

  • 逸見 エリカ【生天目 仁美】:黒森峰女学園チーム新隊長。まほがドイツに旅立った後、新たに隊長として就任した。

  • 小島 エミ【葉山 いくみ】:ヤークトパンター車長。

聖グロリアーナ女学院

  • アッサム【明坂 聡美】:聖グロリアーナ女学院3年生。砲手。ダージリンと同様、ジョークを好む。ブロンドの縦ロールと大きなリボンが特徴。

  • ローズヒップ【高森 奈津美】:高貴で優雅な聖グロリアーナ女学院随一のスピード狂。ダージリン達に憧れを抱きながらも、すぐに少々がさつな地が出てしまう。クルセイダーMk.Ⅲに車長として搭乗し、クルセイダー隊を指揮する。

  • ルクリリ【倉田 雅世】マチルダⅡの戦車長。優雅な校風の中では珍しい血気盛んな性格で、口調も荒い。高い実力で前線を支える。

  • 島田 愛里寿【竹達 彩奈】:元大学選抜チーム隊長。大学まで飛び級した天才少女。戦車道流派のひとつ島田流家元の娘で、戦車道の指揮に天性の素質を持つ。ボコの大ファンで、大学選抜チームと大洗女子学園の試合前にボコミュージアムでみほと出会った。試合後、聖グロリアーナ女学院に転入する。

 

ネタバレになりますが、もう少し詳しめにあらすじを記すと、

 

継続高校との準決勝、開始早々にあんこうチームがヨウコの遠距離からの狙撃にやられて走行不能となり、司令塔不在の戦いを強いられた大洗女子学園。事前に西住みほと打合せをしていたカメさんチームの角谷が代わりに指揮をとるが、継続高校に包囲されピンチに陥る。しかし、ウサギさんチームの澤が地形図を見てあることに気づき、意表を突く作戦を実行し、危機を免れる。カメさんチームも走行不能となった後は、澤が指揮をとることになり、状況を踏まえた的確な判断で、互角の戦いを繰り広げるが、雪での戦いに慣れた継続高校に苦しみ、2両を残す継続高校に対し、大洗女子はフラッグ車のアリクイさんチーム1両に追いつめられる。しかし、筋肉が自慢のももがーのアイデアによるアリクイさんチームの機転により、継続高校のフラッグ車を撃ち、大洗女子学園が決勝進出を決める。
準決勝のもう1試合は、ダージリン率いる聖グロリアーナ女学院とエリカ率いる黒森峰女学園の戦い。西住流正統のまほとは異なる戦いぶりを見せる黒森峰女学園だったが、聖グロリアーナ女学院に転入した島田愛里寿にフラッグ車を撃破され、あと一歩及ばず、聖グロリアーナ女学院が決勝に進出する。

 

・・・というもの。

 

物語の設定からして、大洗女子が準決勝で負けるというオチはまず考えられず、継続高校に勝つのは全くの予想どおりの展開なので、どういう戦いをやって勝ったのかという過程の描写をどう見るかが本作の評価を左右することになるのだろうと思います。

前作の第3話の最後、そして本作の冒頭であんこうチームの戦車が撃破され、事実上の隊長である西住みほが早々に戦線を離脱したこともあって、これまでの戦いと比べると、やや面白さに欠ける感じはありましたが、スリルとスピード感のある映像でうまくカバーしていた印象です。Dolby-ATMOSだったからかもしれませんが、迫力ある音響も良かったと思います。

準決勝のもう1試合は、いろいろあっても最後は黒森峰女学園が勝つのだろうと思って観ていましたが、聖グロリアーナ女学院の戦車の1台に島田アリスが乗っているのを見て、なるほど、こう来たか、それじゃ聖グロリアーナ女学院が勝つのだろうと思ったら、やはりその通りになりました。最終章のこれまでの話で、飛び級で大学に入っていた島田愛里寿が高校の転入先を探していて、みほからも誘いを受けるエピソードが出てきていましたが、その伏線がここで回収された形です。

続く第5話がいつ公開されるのか分かりませんが、そこでは、大洗女子学園と聖グロリアーナ女学院の決勝、劇場版で対戦した西住みほと島田愛里寿との事実上の再戦が描かれることになるのでしょう。


なお、公開1週目の入場者特典をいただきました。


キャラクター原案の島田フミカネ描き下ろしミニ色紙、全3種からのランダム配布でした。