(つづき)川越まつりを目当てに川越にやってきた日曜日、14時20分すぎ、川越城本丸御殿を出て、再び市役所や蔵の街並みの方面に向かうと、お囃子の音が聞こえてきます。天気が良くなって、各町の山車の曳航も始まってきたようです。
川越まつりのチラシ。
川越まつりパンフレットの表紙と裏表紙の交通規制の案内。
今回の祭りに出る山車の一覧(なお、下部の協賛企業の紹介部分はマスキングしました)。
会場案内図。
会場案内の詳細と見どころ。
500mほど歩いて市役所の近くまで戻ると、郭町の山車がお囃子を奏していました。
市役所の前でも、川越市の山車がお囃子を奏していました。
その先に、元町二丁目の山車が曳航されているのを見つけ、近くまで行ってみます。
先ほど氷川神社の近くで見た宮下町の山車も曳航されていました。
元町二丁目の山車が蔵の街並みを進んでいく後をしばらく付いていってみました。
途中、お囃子を奏している場所があると、いったん止まり、山車の向きを変えて相対させ、挨拶するようにしばらくお囃子と舞を奏で、向き直して進む、といった感じで進んでいきます。
再び宮下町の山車に出会いました。
蔵の街並みは、午前中とは一変してかなりの混雑です。
もう1台、山車がやってきました。
幸町の山車です。
よく見ると、街中の交差点の信号は、山車の通行に邪魔にならないように、向きが変えられています。
これは、「札の辻」交差点から430mほど南下した蔵の街並みの南端の「仲町」交差点の信号。こうしたところは、歴史あるお祭りがある街ならではという感じですね。
何台か山車を見ることができたので、そろそろ帰るつもりで、行こうと思っていて忘れていた名所の「時の鐘」に行ってみます。
「仲町」交差点からは300mほどの距離ですが、蔵の街並みからは見えず、ちょっと迷った末、15時すぎに到着。
ここから、一番混雑してそうな蔵の街並みのある大通り(県道12号(川越栗橋線))を避けて、1本中に入った通りを川越駅に向かって歩き出します。
途中で、元町一丁目の山車に出会いました。
時の鐘からは700mほど歩いて、15時半ちょっと前、県道15号(川越日高線)と交わったところで、数台の山車が集まっているのが目に入ったので、近くに行ってみます。
川越まつり会館で、夜に祭りで最も盛り上がると説明があった「曳っかわせ」でしょうか、県道12号と県道15号、県道229号(本川越停車場線)が交わる「連雀町」交差点で、上の写真では隠れてしまっていますが、奥に中原町、手前が西小仙波町、左手に大手町の3台の山車が向き合っていました。
しばらくすると、写真の左手からもう1台、仲町の山車もやってきました。
最終的には、計4台の山車が向き合う形に。手前は大手町、右手は西小仙波町、奥は中原町、左手は仲町の山車です。
よくこの祭りに来ているらしき近くの観衆の方が、今年は凄い、3台集まることはよくあるが4台は珍しい、と言っているのが聞こえたので、かなりいい光景が見られたのかもしれません。
「曳っかわせ」が終わり、山車がそれぞれの方向に戻り始めたところで、再び1本中に入った通りに戻り、駅に向かいます。
午前中とは打って変わって相当な人混みで、進むのに苦労する場所もありましたが、1.3kmほど歩いて、15時55分ごろに川越駅に到着。
帰りは普通に電車を乗り継いで帰ることにして、東武東上線へ。
ここで池袋行の急行に乗ります。
朝霞台駅で降りて、改札を出て少し進み、JR武蔵野線の北朝霞駅へ。ここで武蔵野線の下り(外回り:西船橋方面)の電車に乗り換えます。
ここから西船橋から先、京葉線に乗り入れて走る東京行の電車に乗り、17時半ごろ、無事に帰宅しました。
午前中の天候はあいにくでしたが、午後は天気も回復して、山車も、実質1時間ちょっと街中を歩く間に、曳航されているものだけで8台、止まってお囃子を奏でていたものも含めると、祭りに参加していた18台中10台の山車を見ることができました。午後の人混みは大変でしたが、国指定重要無形民俗文化財になっているだけあって、歴史と伝統、また、参加している地元の人たちのエネルギーも感じられ、とても良かったです。(おわり)