鷺の停車場

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川越まつりに行く①特急「川越物語号」で川越へ

10月中旬、川越まつりに行きました。

日曜の午前、柏駅を8時45分に出発する臨時特急「川越物語号」(川越まつり号)を予約していました。

川越まつりが開催される土日のみの運行で、7時10分に日立駅を出発、常陸多賀、大甕、東海、勝田、水戸、赤塚、友部、石岡、土浦、牛久と停車して、柏から先は、終点の川越駅まで停車駅はありません(帰りは、15:35川越駅発、16:52柏駅着、18:26日立駅着)。

なお、同じ土日には、海浜幕張駅を出て西船橋と新松戸に停車して川越駅に向かう「街の蔵川越号」(9:35発・11:24着。帰りは17:15川越駅発・18:53海浜幕張駅着)も運行されたそうです。


列車が停まる快速が走る3番線には、撮り鉄らしき男性が5~6人ほど。


ホームに列車が到着します。車両は、かつて常磐線を走っていた「フレッシュひたち」で使われていたE653系ですが、確か「フレッシュひたち」時代にはなかった水色にカラーリングされています。全席指定の7両編成で、先頭の1号車はグリーン車です。


乗ってみると、午後には晴れる予報ですが本降りの雨、という天候のせいもあってか、かなりガラガラです。私たちが乗った2号車には、定員が70人くらいのところ、10人くらいしか乗客がいない感じで、1号車のグリーン車は誰も乗っていなかったかもしれません。

柏を発車して間もなく、車掌さんが検札に来ました。

快速線にはホームがない北小金駅を通過したあたりで、快速線の上り線からポイントで分岐して、武蔵野線北小金支線へと入ります。高架をゆっくり上がりながら右にカーブして、快速線の下り線を越えると、同じく快速線にはホームがない南側の馬橋駅付近から分岐してくる武蔵野線馬橋支線と合流します。


さらに進んで武蔵野線の外回り(下り線:西船橋方面)を超えると、国鉄時代の特急を彷彿とさせるカラーリングがされた同じE653系武蔵野線の下り線から北小金支線に入っていくのが見えました。後で調べてみると、同じくこの土日のみに運行され、武蔵野線北小金支線を通って大宮からひたち海浜公園の最寄りの勝田に向かう臨時特急列車「海浜公園コキア大宮号」でした。

さて、武蔵野線の内回り線(上り線:西国分寺方面)に合流して、南流山駅を通過すると、ホームには撮り鉄らしき人が数人います。後で知ったのですが、この「川越物語号」は、2013年の「フレッシュひたち」の運行終了後、特急「いなほ」などに使用するため新潟車両センターに移っていたE653系のうちの1編成が勝田車両センターに戻ってきて、カラーリングも新たにして以来初めての営業運転だったそうです。また、先にすれ違った国鉄特急色E653系が近い時間に走ったこともあってか、この後の通過駅でも、人数は様々ですが、ほとんどの駅でこの列車にカメラを向ける撮り鉄らしき人を見かけました。全部合わせると、乗っていた乗客数よりも多い撮り鉄がこの列車を撮影していたのではないでしょうか。

列車は、武蔵野線をゆったりとしたスピードで進みます。考えてみれば、追い越し用の待避線もなく、各駅に停車する普通の電車の間を抜かすこともできずに走るので、駅での停車時間がない分、走行スピードは普通の列車よりも遅くなってしまうわけです。

武蔵浦和駅を過ぎて埼京線東北新幹線の高架をくぐると、武蔵野線西浦和支線へと入り、埼京線中浦和駅付近で西浦和駅方面から分岐してくる武蔵野線大宮支線に合流した後、少し長めのトンネルに入って、地上へ出た後、東北貨物線と合流し、京浜東北線与野駅、さいたま新都心を横目に進みます。


柏駅を出発して約50分走って、9時35分ごろ、大宮駅で一番端の11番線にいったん停車。大宮は通過駅の扱いですが、運転時間の調整のため2分ほど停車するとのことで、ドアは開きません。なお、柏駅から大宮駅までの営業キロ数は、常磐線武蔵野線埼京線というルートで41.3kmなので、ここまでの平均速度は時速約50km、常磐線の快速電車の方がよほど早いことになります。


雨で車窓が濡れて見えにくいですが、向かい側には、宇都宮線の下り線の到着を待つ乗客がちらほらといました。

しばしの停車の後、大宮駅を出発し、川越線に入ります。日進駅から先は単線なので、指扇駅などいくつかの駅で反対方面の電車とのすれ違いのために停車しながら進みます。


ほぼ定刻の10時5分ごろ、終点の川越駅の6番線に到着。


ホームには、駅職員などが歓迎の横断幕を持って歓迎してくれていました。全く予想していなかったので、ちょっと嬉しくなりました。


川越市マスコットキャラクター「ときも」もいました。名所である時の鐘(とき)+名産のサツマイモ(いも)が名前の由来だそうです。


案内表示を見ると、さっそく回送電車の扱いになっていました。


さて、川越駅東口を出て、まずは、行こうと思っていた場所の中で最も遠そうな氷川神社に向けて歩きだしました。雨はけっこう本降りです。


10時20分すぎ、駅から600mほど歩いたところでで見かけた川越八幡宮に立ち寄ります。


お祭りの2日目で、10時から市街地の交通規制も始まっていましたが、しっかり雨なので、人通りは少なく、たくさん出ている露店もほとんどは開店準備中という感じなので、お祭りという雰囲気はまだありません。

最初はまっすぐ氷川神社に行こうと思っていたのですが、午後には天気が良くなる予報だったので、人通りがひどくなる前に行っておいた方がいいのではと考え直し、蔵の街並みに行ってみることにします。


蔵の街並みはまだ先ですが、その手前にも、蔵造りの建物がありました。


八幡宮から1kmほど歩いて、10時45分ごろ、熊野神社にも立ち寄ります。ここは、以前に見た川越を舞台にしたテレビアニメ「月がきれい」で主人公の小太郎がお囃子を練習する場所として度々出てきていました。


熊野神社の100mほど先にあった、蓮馨寺にも立ち寄ります。


道端にはお囃子を奏している場所が何か所かありました。


蓮馨寺から200mほど歩いて、蔵の街並みに入ります。


まだ人通りはまだまばらです。


蔵の街並みを130mほど進んで、ちょうど11時ごろ、うなぎ屋の「傳米」(でんべえ)が目に入ったので、雨宿りも兼ねて、早めにお昼を食べることにします。


入ってみると、蔵造りをリノベーションした造りで、かなり席数があります。近くにある有名なうなぎ店「林屋」の系列店だそうです。入店した時は、まだお客さんはまばらですが、次々とお客さんが入ってきました。


お品書き。


鰻重などのご飯もの。


一品メニュー、御膳とビール。


ドリンクメニューの続きとお持ち帰りメニュー。


季節のおすすめ。


まず、物珍しさに注文した山椒エール(693円)が到着。


あわせて注文した鰻の南蛮漬け(550円)をつまみに、ちょっとだけ飲みます。ビールはなかなかおもしろい味わい。鰻の南蛮漬けは初めて食べましたが、さっぱり食べられて美味しかったです。


注文して6~7分ほどで、鰻重の上(4,400円)が到着。お吸い物は、231円の追加料金で肝吸いにすることができますが、私はそのままでお願いしました。


鰻重のご飯は大盛り(追加料金なし)にしてもらいました。到着まで早かったので、仕上げに焼くだけで出せるように蒸しや下焼きなどの準備をしていたのだと思いますが、よく脂を落としたふっくらとした味わい。辛めのタレとの相性もよく、お米の炊き加減もちょうどいい感じで、とても美味しくいただけました。

11時40分ごろにお店を出ますが、まだ雨は降っています。


傳米から100mほどのところにあった「亀屋栄泉」で、お土産用にサツマイモを使った芋菓子などを買います。


このころには、雨で靴の中もかなり濡れてしまいましたが、さらに蔵の街並みを進みました。(つづく