(つづき)秋の四国旅行の2日目、12時ちょっと前、「屋形船 四万十の碧」を出発し、県道340号を戻って国道441号に出てさらに南下し、四万十市(旧中村市)の中心部に向かいます。
なお、県道50号(有岡川登線)を通れば20キロほどショートカットできるのですが、さっき走ってきた国道441号のように狭い山道だと嫌だなと思い、高速道路を通るルートにしてみました。
四万十市の中心部で国道439号→国道56号と進み、屋形船乗り場から15キロちょっと走って、12時20分ごろ、四万十インターから中村宿毛道(無料区間)に入ります。そのまま20キロちょっと走って、終点の宿毛和田インターで下り、さらに国道56号(宿毛街道)を走り、愛媛県に入ります。
高速を降りてから20キロちょっと走って、愛南町中心部近くの連乗寺交差点で県道46号(宇和島城辺線)に入り、県道297号(久良城辺線)に進んで、13時ごろ、愛南町中心部にある「うさぎ堂」に到着します。連れが行ってみたいということだったので、立ち寄ってみました。
お店でもらった愛南町の案内リーフレットに掲載されていた町内マップ。愛媛県の南端の町で、北側は宇和島市、東側は高知県宿毛市に隣接しています。多少縁のある/あった人や比較的近くにお住まいの人でなければ、あまり聞いたことがない町だろうと思います。私も旅行の計画を立て始めるまでは町の名前すら知りませんでした。
ランチもやっていたので、ここでお昼を食べることに。
ランチメニュー。なお、ジビエカレーはこの日は品切れでした。
うさぎ堂の案内。
テーブルには、醤油、さしみ醤油、藻塩、ごまドレッシング、ポン酢、卵かけ醤油と、地元愛媛県産の調味料が並んでいます。
いよ盛プレート(880円)。右下はキビナゴの唐揚げです。
この日のお魚は、はまち、真鯛の炙り、グレ(メジナ)の3種類とのこと。前日はカツオをたくさん食べましたが、こちらのお刺身もとても良かったです。
きまぐれ定食のブリカツ定食(880円)。定食なので当然ですが、このほかにご飯とお味噌汁が付いています。こちらもシェアしていただきましたが、予想と違って大ぶりのブリカツは、臭みもなく、とても美味しかったです。
昼食後、店内でしばしお買物。店内には色紙も飾られていました。
伊予晩柑など柑橘類が名産のようで、フルーツジュースも購入してみました。
さて、14時ごろ、「うさぎ堂」を出発し、再び国道56号に戻って北上し、うさぎ堂から25キロちょっと走って、14時半すぎ、津島岩松インターから松山自動車道(無料区間)に乗って宇和島に向かいます。
14時45分ごろ、14キロほど先の宇和島坂下津インターで高速を降り、県道269号(無月宇和島線)→国道56号と進んで、14時50分ごろ、宇和島城の上り口のすぐ手前の城山下駐車場に到着。
その隣には観光情報センターもありました。
さっそくお城に向かいます。
入口手前の案内板。
案内板に置かれていたリーフレット。
天守の観覧時間は16時までです。
17世紀後半ごろに築かれた長門丸石垣。端の角の部分だけ石の積み方が違っていることがわかります。
長門丸跡は児童公園になっていました。
ここから階段を上がっていくと天守になりますが、反対側の入口にも回ってみます。
城内最古だという藤兵衛丸石垣。
南側登城口の上り立ち門に出てきました。
その脇には、宇和島出身で、明治時代に大審院長(今でいう最高裁判所長官)を務め、大津事件などで有名な児島惟謙の像がありました。
その脇には市内の観光案内図がありました。
すぐ近くにあった護国神社に立ち寄ってみることにしました。
階段を上がっていきますが・・・
最近は手入れがされていないのか、かなり荒れた感じの境内でした。
がっかりした気分をとり直して、再び天守に向かって登り始めます。
式部丸跡の案内。
さらに天守に向かって登っていきます。
時間の都合でスルーしましたが、途中には城山郷土館がありました。
ようやくかすかに天守が見えてきました。
二の丸跡。
ようやく本丸跡まで上がってきました。
かつては城郭の一部が海に面していたそうです。
いよいよ天守へ。前日の高知城と同じく、こちらも現存12天守の1つで、国の重要文化財に指定されています。
天守を入ってすぐのところにあった案内板。
宇和島城の歴史なども紹介されていました。
天守の模型がありました。
伊達家の甲冑も展示されていました。
モダンな屏風絵も展示されていました。
城下の古絵図。
宇和島城下絵図屏風のレプリカが飾られていました。
最上階から南東方面を望んだところ。
北東方面の景色。
北西方面の景色。海がすぐ近くに見えます。
北側登城口に戻る途中には、井戸丸跡がありました。
16時ごろ、城山下駐車場を出発し、松山に向かいました。(つづく)