鷺の停車場

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秋の四国旅行④四万十川 沈下橋めぐりと屋形船

つづき)秋の四国旅行の2日目、8時45分ごろにホテル星羅四万十を出発し、四万十川沿いに走る国道441号線を南下します。途中、1車線で対向車と行き違うことができず、出会ってしまうと、いずれかの車が近くの待避所までバックしないといけない「酷道」と呼ぶにふさわしい区間もありました。

ホテルでもらったリーフレットを見て、途中にある沈下橋に立ち寄りながら屋形船乗り場に向かうことにしました。


9時ごろ、ホテルから7キロほど進んだ先にある岩間沈下橋に立ち寄ってみます。

よくポスターやテレビに登場するのが、この沈下橋なのだそうで、昭和41年の建設、全長は120.0m、幅は3.5mです。趣きのある風景です。


さらに国道441号を13キロ進んで、9時20分ごろ、勝間沈下橋にも立ち寄ってみます。なお、この手前には口屋内沈下橋もあったはずですが、国道からは入口が見つけられませんでした。

昭和34年に建設された橋で、全長は171.4m、幅は4.4m。橋脚が3本あるのは沈下橋としては珍しいのだそうです。


今度は、沈下橋を歩いて渡ってみました。


橋の上から上流側を望んだところ。


反対の下流側。

さらに国道441号線を進んで、川登という地名のあたりで県道340号(川登中村線に入ります。


勝間沈下橋から7~8キロほど走って、9時40分ごろ、「屋形船 四万十の碧」に到着。

10時からの定期便に乗れればと思いましたが、既に予約でいっぱいとのこと。次の11時からの定期便をその場で予約し、時間調整を兼ねて、下流にある沈下橋を見に行くことにします。


四万十の碧に置いてあったガイドマップ。四万十市内で9本の沈下橋があるそうです。

四万十の碧からさらに県道340号を4キロほど走って、10時ごろ、最も下流にある佐田沈下橋の駐車場に到着。


駐車場の隅にあった案内板。


ここから歩いて沈下橋に向かいます。


駐車場から歩いて3分ほどで、沈下橋に到着。

昭和47年に建設された、四万十川に架かる沈下橋の中で最も長い橋、正式には「今成橋」というそうで、全長は291.6m、幅は4.2mです。


確かにかなり長い橋です。


橋の手前から上流側を望んだところ。


よく見ると、かつての沈下橋の橋脚の跡らしいものが残っていました。


橋の奥から下流側を望んだところ。


佐田沈下橋から屋形船乗り場の方に3キロほど戻ったところにある、三里沈下橋にも立ち寄ってみます。


こちらは昭和38年に建設された橋で、全長は145.8m、幅は3.3mです。


勝間沈下橋や佐田沈下橋よりも幅が狭いことがわかります。


橋の奥から上流側を望んだところ。


反対の下流側。


上流側には「四万十の碧」の屋形船乗り場が見えました。


10時45分ごろ、再び「屋形船 四万十の碧」に到着。


既に、11時の便とその次の12時の便は満席になっていました。


建物の中には、数多くの色紙が飾られていました。


建物を出た道の反対側には、白線と日付が書かれています。これは、過去の増水時の最高水位を記録したものだそうです。一番上のラインは、屋形船乗り場の屋根に届こうかという高さ。通常の川の水位からすると5mは優に超える増水があったということになります。


屋形船のリーフレット


さて、10時55分ごろ、スタッフの案内で屋形船乗り場へ。


乗り場には、私たちが乗る定期便のほか、団体の貸切便もスタンバイしていました。


乗る船は一番奥に泊まっていた船。乗客数は最大33人と書かれていましたが、新型コロナ感染防止対策でしょうか、20人程度を上限にしているようでした。


船内はこんな感じ。


いざ出発。
屋形船は、深さがあり流れが緩やかな佐田沈下橋の近くまでの区間を往復する往復約7キロのコースです。


出発して間もなく、さっき見てきた三里沈下橋の下をくぐります。


下流側から、一艘の屋形船が走ってきました。佐田沈下橋のすぐそばに乗り場があった「さこや」の屋形船でした。この船とは逆に、まず川をさかのぼって佐田沈下橋近くの乗り場に戻るコースになっているようです。


さらに下って、佐田沈下橋の手前でUターンします。


もと来た流れを上流に向かって進みます。


三里沈下橋の近くまで戻ってきたところで、1艘の屋形船とすれ違いました。乗り場に泊まっていた団体客用の貸切船のようです。


さらにもう1艘の貸切船がやってきました。


さらにもう1艘。これはさっきもすれ違った「さこや」の屋形船でした。


11時50分ごろ、屋形船乗り場に帰着。

12時ちょっと前、「屋形船 四万十の碧」を出発し、愛媛県に向かいました。(つづく