8月後半の日曜~月曜に、犬も連れて家族旅行に行きました。
4時半過ぎに自宅を出発、5時ごろに首都高に入って、特に渋滞もなく5時半くらいに中央道に入ります。この日は日曜日でしたが、中央道も目立った渋滞はなく、かなり順調に進みます。お盆の帰省ラッシュのピークだった8月11日(日)には、上野原インター付近を先頭に最大50.1kmと、お盆期間中でも全国最長となる渋滞になったそうですが、この日は日曜日とはいえ、お盆期間の反動もあったのか、通常の日曜日以上に空いているのではと思えるほど順調で、6時10分ごろ、大月ジャンクションから中央道の支線に入りました。

5分ちょっとで、高速最後の休憩地点となる谷村パーキングエリアでトイレ休憩に入り、ついでに、犬も少し散歩させてみます。フードコートが開いていれば朝食を食べてもいいかなと思っていましたが、写真のとおり、お店はまだ閉まってました。
10分弱でパーキングエリアを出発し、6時半すぎに河口湖インターで高速を降ります。

そこから、国道139号→山梨県道707号(富士河口湖富士線)と進んで、湖北ビューラインとの愛称が付けられている山梨県道21号(河口湖精進線)に入り、6時45分ごろ、河口湖湖畔の大石公園に到着します。

好天であれば、富士山がきれいに見えるはずのスポットですが、残念ながら、富士山があるであろうあたりには、雲が一面にかかってしまっています。
まだ朝早いので、道が空いているうちに、富士五湖の最西端の本栖湖まで行ってみることにします。
山梨県道21号をさらに進んで河口湖と西湖の北側の湖畔を進み、西湖の先で富士パノラマラインとの愛称が付けられている国道139号に合流、さらに西に進みます。

本栖湖の手前の「本栖」交差点で「本栖みち」との別名がある国道300号に入り、7時15分ごろ、数百m進んだところにある「本栖館」に到着。
インターネットの情報では、夏季は朝7時台から朝食が食べられるとのことだったので、ここで朝食をと思っていたのですが、まだ閉まっています。

ひとまず、駐車場から階段を降りると歩いてすぐに湖畔まで出られるようだったので、本栖湖畔まで行ってみます。

湖畔に出てみると、テントを張って、サップを楽しむ方が多く遊びに来ているようでした。
湖畔から戻って7時半になっても、一向に営業が始まりそうな気配がないので、朝食は精進湖畔にある最寄りのコンビニで済ませることにして、本栖湖をぐるっと一周してみます。


浩庵キャンプ場近くでいったん停車。このあたりからも富士山が望めるらしいのですが、やはり雲に隠れていました。

再び国道139号で精進湖方面に戻り、「赤池」交差点で「精進ブルーライン」との別名がある国道358号に入り、8時ごろ、「ヤマザキショップ精進湖店」に到着。ここでパンなどを買って朝食を食べます。

15分ほどの休憩の後、国道358号を少し進み、山梨県道706号(精進湖畔線)に入って精進湖畔を一周してみます。

山田屋ホテルの近くに車を停め、一度湖畔に出てみます。カヌーか何かの大会が開かれるらしく、多くの人が集まっていました。後で検索してみたら、翌日から精進湖カヌー競技場で「日本カヌースプリントジュニア選手権大会」が開催されたみたいなので、準備のため先入りしていた人たちだったのだろうと思います。ここも富士山がきれいに見えるスポットのはずですが、やはり雲に隠れて見えませんでした。

精進湖をぐるっと一周して再び国道139号に戻り、西湖方面に戻り、山梨県道21号に再び出ますが、ちょっと時間に余裕があったので、西湖の西側から右折して、市道→山梨県道710号(青木ヶ原船津線)と西湖の南側の湖畔をぐるっと回り、再び山梨県道21号に出て西湖の北側を走り、9時ちょっと前、この日最初の観光施設である「西湖いやしの里根場」に到着。
旧足和田村の根場(ねんば)集落は、1966年(昭和41年)9月の台風26号の集中豪雨で発生した土石流により、養蚕のため2階に窓を設けた「兜造り」と呼ばれる茅葺民家41棟のうち37棟が全半壊、死者・行方不明者は94名と、壊滅的な被害を受け、元の集落の数百メートル南方に集団移転したのですが、2003年(平成15年)に河口湖町・足和田村・勝山村の合併による富士河口湖町の誕生を契機に、当時の根場集落の兜造りの茅葺屋根を再建して2006年(平成18年)にオープンしたのがこの「西湖いやしの里根場」だそうで、現在は20棟の茅葺民家が立ち並んでいます。


入場の際にもらったリーフレット。

入口から順路に沿って進んでみます。

場内マップ。7番の「砂防資料館」では、1966年の土石流による災害の原因や被害の状況、その後の再建の取り組みなどが紹介されていました。

どこか懐かしさを感じる田園風景が広がります。

およそ中間地点、ふじみ橋のあたりまでやってきました。

ふじみ橋から、先ほど歩いてきた入口方向を望んだところ。

こちらは反対側、これから進む方向を望んだところ。

見晴らし家にやってきました。

館内は「まんが日本昔ばなし」などの画家・前田こうせい氏の絵画が展示されています。

2階には大きな作品もありました。

見晴らし屋では、場内の茅葺民家で唯一、2階に上がることができ、その窓からは立ち並ぶ茅葺民家を一望することができました。


場内の茅葺民家の中で唯一国登録有形文化財になっている旧渡辺家住宅。


土あそび富士炉漫釜。こちらでは陶芸体験ができました。

入口近くの池では、ニジマスのエサやりもできました。

駐車場に戻る道からは、富士山が見えるはずですが、右側の稜線がわずかに見えるだけ、それでも、朝よりは少し見えるようになってきました。
11時ちょっと前、西湖いやしの里根場を出発しました。(つづく)