鷺の停車場

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NHK総合「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見る

しばらく前になりますが、NHK総合で放送している「プロフェッショナル 仕事の流儀」の「当たり前が、当たり前であるために 〜路線バス運転手・大森透〜」を見ました。

www.nhk.jp

プロフェッショナル 仕事の流儀」は、数年前までは毎週録画して欠かさず見ていたのですが、自分には興味が薄いテーマが次第に増えてきて、最近は、時々タイトルなどで気になった回だけを見る感じになっています。

箱根登山バスで運転手を務める大森透さん、今は定年退職して再雇用の形で働いておられるようですが、その方の仕事ぶりに密着したドキュメンタリー。

バスの運転手となって40年を超えるキャリア、お正月の箱根駅伝でテレビでも見ることができるカーブが続く箱根の山道を走る運転技術の高さを端的に紹介した後、運転技術だけではない乗客に心を配る温かい接客と気配り、そしてその仕事ぶりを育んだ大森さんのキャリアを紹介していきます。

私自身は、通勤でバスを使っておらず、旅行もほとんどが車なので、バスに乗る機会はあまりないのですが、これまではほとんど気にとめたこともなかった、路線バスの運転のテクニックや、日頃のルーチン、プロ意識を垣間見ることができ、私たちの何気なく過ぎていく日常の日々は、こうした人たちの確かな仕事ぶりに支えられていのだと改めて認識させてくれる、いい番組でした。