鷺の停車場

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晩秋の長崎旅行③出島、孔子廟、グラバー園

つづき)11月に行った長崎旅行の初日。12時すぎに出発した定期観光バス「よかとこコース」、14時ごろ、3か所目の観光スポットの出島に着きました。

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ここでの観光時間はおよそ50分です。

f:id:Reiherbahnhof:20211123130646j:plain2017年にできた出島表門橋を渡って入場します。入場料は大人520円、高校生200円、小中学生100円です。

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入場時にもらった案内。

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入ってすぐのところにある全体案内図。このような形に復元されたのは、平成以降の整備によるもののようです。

入場すると、修学旅行らしい生徒の団体もいて、かなりの人出です。

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乙名詰所・十四番蔵。

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組頭部屋・銅蔵。

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2階に上がると、出島で扱われていた磁器などの展示がありました。

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旧長崎内外クラブ。

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その脇では「出島フェスタ」が開かれていました。

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旧出島神学校。

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江戸時代の出島を再現したジオラマ「ミニ出島」がありました。

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反対側に進んで、カピタン部屋。

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拝礼筆者蘭人部屋。

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筆者蘭人部屋。

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一番蔵と一番船船頭部屋。

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その裏手から、一番船船頭部屋、一番蔵、二番蔵、三番蔵と続いています。

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ひととおり見学を終わって出島表門橋を渡ると、長崎くんちで使われるオランダ船が展示されていました。

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ここにもけっこう人が集まっていました。

14時50分ごろに出島を出発し、次の目的地の長崎孔子廟に向かいます。

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10分弱で長崎孔子廟に到着。ここでの観光時間は30分弱。入場料は大人660円、高校生440円、小中学生330円です。

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中に入ってみると、何やらイベントが始まりました。

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終了後に館内でもらったチラシ。演舞しながら、顔のお面を一瞬で変えていく「変面」の公演でした。

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おそらく10種類以上、次々とお面を変えていくのは鮮やかでした。

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公園の終了後、奥にある中国歴代博物館に入りました。こちらは館内撮影禁止でしたが、中国文化を伝える様々な品物が展示されていました。

15時半ちょっと前に孔子廟を出発、3分ほどで、グラバー園近くの駐車場に到着。ここでの観光時間は1時間半ほど。

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駐車場から歩いて5分ほど坂を上がると、大浦天主堂の入口に到着。時間があったら内部も見学することにして、ひとまずグラバー園に向かいます。

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さらに3~4分歩いて、グラバー園の入口に到着。さらに階段を上がって園内へ。

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園内の案内図。入園料は大人620円、高校生310円、小中学生180円です。

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入園時にもらったルートマップ。

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動く歩道で上がる脇には、洋風建築らしい屋根がいくつも見えます。

ガイドさんの説明の後、ルートに沿って順番に回ってみます。

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最上部にある旧三菱第2ドックハウス。

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2階のバルコニーからは、市内が一望できました。

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旧長崎高商表門衛所。

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長崎地方裁判所長官舎。

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旧ウォーカー住宅。海運業で成功を収め、サイダーの大量生産にも取り組んだロバート・ニール・ウォーカーの住宅で、明治中期の建築。

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旧リンガー住宅。お茶の貿易をはじめ、幅広い事業で成功を収めたフレデリック・リンガーの住宅で、大政奉還直前の1867年に建てられています。国指定重要文化財になっています。

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旧オルト住宅。お茶の貿易で利益を上げたウィリアム・オルトの住宅で、1865年の建築。こちらも国指定重要文化財になっています。

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旧スチイル記念学校。

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三浦環像。

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三浦環像前の広場からも、長崎の景色が一望できました。

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自由亭。喫茶となっています。

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旧グラバー住宅。1863年に建てられた日本最古の木造洋風建築で、国指定重要文化財。2015年7月に登録された世界文化遺産明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成遺産の1つにもなっています。しばらく保存修理工事が行われていたそうですが、ガイドさんによれば、つい数日前に内部の見学が可能になったそうです。まだ建物前では工事が終了していないようですが、元の予定どおり1年半ほど前に長崎に来ていたら、ここに来ても見られなかったわけなので、運が良かったと思います。

トーマス・ブレーク・グラバーは、20代で長崎に移り、生糸や茶の輸出、採炭などの事業で成功を収めた実業家。キリンビールの創設にもかかわっていて、ラベルの麒麟のイラストは、グラバーの発案なのだそうです。

急ぎ足でグラバー園を見学し、16時半ごろに出て、坂を下り大浦天主堂に向かいます。

5分弱で大浦天主堂に到着。ここは定期観光バスのコースに含まれていないので、料金を払って中に入ります。拝観料は大人1,000円、中高生400円、小学生300円です。

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入場時にもらった小冊子。1864年に竣工した国内に現存する最も古いキリスト教建築物で、国宝に指定されており、2018年7月に登録された世界文化遺産長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の12の構成遺産のひとつとなっています。

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建物内は撮影禁止でしたが、ゴシック様式の内部、ステンドグラスなど、趣きのある建築でした。

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大浦天主堂の内部を見学した後、隣接している大浦天主堂キリシタン博物館も見学しました。

こちらも急ぎ足での見学の後、駐車場まで坂を下りてバスに乗り、17時ごろ出発。なお、グラバー園からのバスには乗らず、ここでツアーを終える方も2組ほどいらっしゃいました。時間を気にせずグラバー園などを観光できるので、身軽でホテルが近ければいい選択肢だと思います。

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7~8分ほどバスに乗って、長崎駅東口のバス停に到着。ここで「よかとこコース」は終了です。どこも時間を気にしながらの駆け足の観光となって、じっくり見ることができなかったきらいはありましたが、テンポよく観光スポットを数多く回ることができたのは良かったです。

ここからは、歩いて駅近くのホテルに向かいました。(つづく