鷺の停車場

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テレビアニメ「推しの子」(第1期)

テレビアニメ「推しの子」の第1期を見なおしてみました。

ichigoproduction.com

2020年4月から週刊ヤングジャンプに連載されている、原作:赤坂アカ・作画:横槍メンゴによる同名コミックを原作にテレビアニメ化された作品で、2023年4月から6月までの春クールでTOKYO MXなどで放映され、オープニング主題歌のYOASOBI「アイドル」の大ヒットとともに、大きな話題となった作品。主要スタッフは、監督:平牧大輔、シリーズ構成・脚本:田中仁、キャラクターデザイン:平山寛菜、総作画監督:平山寛菜・吉川真帆・渥美智也・松元美季、アニメーション制作:動画工房 など。

放送当時、毎週欠かさず録画してひととおり見ていましたが、第2期の放送の前に、第1期をおさらいしようと改めて見てみました。

 

公式サイトで紹介されている主要登場人物とキャストは、次のとおりです。< >内はそのキャラクターが登場する放送回です。

  • アイ【高橋 李依】:本名は星野アイ。その天性の輝きで一世を風靡した苺プロダクション所属アイドルグループ「B小町」のセンター。秘密裡にアクアとルビーの双子を出産して育てるが、2人が幼い頃に殺されてしまう。<第1・2・11話>

  • アクア【大塚 剛央/内山 夕実(幼少期)】:本名は星野愛久愛海(アクアマリン)。陽東高校一般科の1年生。ルビーの双子の兄。母親であるアイを殺した犯人を見つけ出すため、 芸能界に足を踏み入れる。<第1~11話(幼少期は第1話のみ)>

  • ルビー【伊駒 ゆりえ】:本名は星野瑠美衣(ルビー)。陽東高校芸能科の1年生。アクアの双子の妹。亡き母であるアイのようなアイドルになることを目指している。<第1~11話>

  • 有馬 かな【潘 めぐみ】:陽東高校芸能科の2年生。幼い頃は天才子役として人気を博したが、今は低迷しており、再起を目指している。<第1~11話>

  • MEMちょ【大久保 瑠美】:恋愛リアリティショー「今からガチ恋始めます」(今ガチ)の共演者の1人で、人気ユーチューバーの高校3年生。年齢を偽っており、実際は25歳。<第5~11話>

  • 黒川 あかね【石見 舞菜香】:「今ガチ」の共演者の1人で、劇団「ララライ」に所属し女優として活動している高校2年生。真面目で努力家な性格。<第5~8・11話>

以上の6人のほか、役名が付いている登場人物として、次のような人物が登場します。< >内はそのキャラクターが登場する放送回です。

  • 雨宮 吾郎【伊東 健人】:田舎の病院の産婦人科医。アイの大ファンで、偶然に双子を妊娠したアイの主治医となるが、アイの出産直前、何者かに殺害され、アクアとして生まれ変わる。<第1話>

  • 天童寺 さりな【高柳 知葉】:アイの大ファンだった少女。幼い頃から体が弱く、一生のほとんどを病院で過ごし、12歳で亡くなった後、ルビーとして生まれ変わる。<第1話>

  • 斉藤 ミヤコ【Lynn】:芸能事務所「株式会社苺プロダクション」代表取締役社長で、アクアとルビーの育ての親。アイが生きていた当時の社長・壱護の妻で、アクアとルビーのベビーシッターをしていたが、アイの死後、アクアとルビーを引き取り、壱護の失踪後、苺プロダクションの社長を引き継ぐ。<第1~7・10・11話>

  • 斉藤 壱護【江川 央生】:苺プロダクションの元代表取締役社長。施設育ちだった星野アイをアイドルの世界に引き入れたが、アイが殺害された後失踪する。<第1話>

  • 五反田 泰志【加藤 康之】:映画監督。幼いアクアに目をかけて出演させ、アクアが芸能界にかかわるきっかけを作る。アクアの弟子入り志望を受け入れ、演技指導や映画撮影の手伝いをさせている。親元で暮らしている。<第1~4話>

  • 鏑木 勝也【てらそま まさき】:敏腕プロデューサー。有馬が主役を務めたドラマ「今日は甘口で」に出演したアクアに「今ガチ」への出演を誘う。<第2~5・8・9・11話>

  • 鳴嶋 メルト【前田 誠二】:ドラマ「今日は甘口で」で主役を務めた男性。<第3・4話>

  • 寿 みなみ【羊宮 妃那】:陽東高校芸能科1年生のグラビアアイドルで、ルビーのクラスメイト。<第4・5・9話>

  • 不知火 フリル【瀬戸 麻沙美】:陽東高校芸能科1年生のマルチタレントで、ルビーのクラスメイト。芸能科の中でも別格の有名人。<第4・9話>

  • 鷲見 ゆき【大西 沙織】:「今ガチ」の共演者の1人で、ファッションモデルの高校1年生。<第5~9話>

  • 熊野 ノブユキ【大野 智敬】:「今ガチ」の共演者の1人で、ダンサーの高校2年生。<第5~9話>

  • 森本 ケンゴ【坂 泰斗】:「今ガチ」の共演者の1人で、バンドマンの高校3年生。<第5~9話>

  • ぴえヨン【村田 太志】:苺プロダクションに所属する覆面筋トレ系ユーチューバー。<第5・10話>

  • 泰志の母【斉藤 貴美子】:五反田泰志が一緒に暮らしている母親。<第2・3話>

  • あかねの母【大井 麻利衣】:黒川あかねの母親。<第6・7話>

  • MEMちょの母【三輪 夏紀】:MEMちょの母親。<第9話>

  • かなの母【佐藤 はな】:有馬かなの母親。<第10話>

  • 雷田 澄彰【鈴村 健一】:アクアたちが出演することになった舞台「東京ブレイド」の総合責任者。<第11話>

  • 鈴城 まな【新田 ひより】:新生B小町が参加したジャパンアイドルフェスに出演したアイドルの1人。<第11話>

  • ドラマ監督【林 大地】:ドラマ「今日は甘口で」の監督。<第3・4話>

  • ディレクター【三瓶 雄樹】:「今ガチ」のプロデューサー。<第5~8話>

  • 演出助手【橋本 結】:ドラマ「今日は甘口で」の演出助手。<第3話>

  • 演出助手【若林 侑】:ドラマ「今日は甘口で」の演出助手。<第4話>

  • 吉祥寺 頼子【伊藤 静】:ドラマ「今日は甘口で」の原作マンガの作者。<第4話>

  • 事務所社長【松田 健一郎】:黒川あかねが所属する芸能プロダクションの社長。<第6話>

  • マネージャー【菊池 康弘】:黒川あかねのマネージャー。<第6・11話>

  • 音楽プロデューサー【藤原 聖侑】:有馬かながかつてCDをリリースした際の音楽プロデューサー。<第10話>

  • 子役事務所マネージャー【宮瀬 尚也】:有馬かなが所属していた子役事務所のマネージャー。<第10話>

  • リョースケ【田丸 篤志】:アイに執着し、殺害したストーカー。<第1話>

  • らら【渋谷 彩乃】:アクアが接触した地下アイドル。<第2話>
  • 神崎【山口 正秀】:苺プロダクションのスタッフ。<第2話>

 

各話ごとに紹介すると、次のとおりで、< >が公式サイトで紹介されているストーリーです。

第一話【Mother and Children】

産婦人科医・ゴローの前に現れた患者は、推しのアイドル・アイだった。ショックを受けながらも医者として彼女を支えるゴロー。だが出産直前、ゴローは何者かに襲われ…!?>

この第1話は、90分に放送枠が拡大されており、2023年4月のテレビアニメ版の放送開始に先立ち、2023年3月17日(金)から劇場で先行上映されていました。


(先行上映された劇場版のチラシ)

劇場公開当時、映画館に観に行くことも考えて迷ったのですが、テレビアニメ版の第1話の先行上映と知って、結局、後でテレビで放送されるのであれば、その時に見ればいいやと思って、行かずじまいになってしまいました。

この第1話は、第2期のテレビ放送開始を前に、6月7日(金)から2週間限定で再上映されています。

星野アイの大ファンだったさりなを受け持ったことをきっかけに、星野アイの熱狂的なファンになっていた産婦人科医のゴロー。星野アイの活動休止のニュースに落胆するゴローの勤める田舎の病院に、妊娠していたアイがお忍びでやってくる。双子の妊娠が判明し、ゴローは元気に子供を生ませると決心するが、出産間近のある夜、不審な男に襲われて命を落としてしまう。

しかし、ゴローが目覚めると、アイの双子の兄・アクアに生まれかわっていた。事務所の社長・斉藤壱護は、アイに子どもがいることを隠して、B小町のメンバーとしての活動を再開させ、妻・斉藤ミヤコにその間の双子の面倒をみさせることにする。同じく生まれ変わり(アクアは知らないが、実はさりな)である妹のルビーとともに、成長していく2人だったが、ある日、自宅を訪問した熱狂的なファンによってアイは刺殺されてしまう。その場に居合わせ、アイが息を引き取るのを目の当たりにしたアクアは、犯人への復讐を誓う。そして、ミヤコが母親となって育てられたアクアとルビーは、高校に入学する。

第二話【三つ目の選択肢】

<アイの死から十数年。遺された双子の妹・ルビーはアイドルを目指すが、兄・アクアの根回しによってチャンスを掴めずにいた。だが母に憧れるルビーの気持ちは止まらず…。>

アイドルを目指してオーディションに応募したりするルビーだが、それを止めようとするアクアの巧妙な根回しによってつぶされていた。しかし、街中でルビーがスカウトされたことで、アイドル部門がなくなっていた苺プロダクションでアイドルグループを結成する方向に動き出す。

第三話【漫画原作ドラマ】

<元天才子役・かなと再会したアクア。ドラマ出演の打診をすげなく断るが、プロデューサーの名前を聞くなり返事を翻す。その名はアイの携帯電話に残されたものと同じで…!?>

プロデューサーがカブラギと聞いたアクアは、その名前がアイの携帯電話に残されていたものと気付き、鏑木に接触しようとかなの誘いに乗って、かながヒロイン役を務めるドラマ「今日は甘口で」への出演を決める。アイは自分の演技力で起用されていると思い込んでいたが、出演は、名前を知られた元子役を安い出演料で使えるという打算からだった。

第四話【役者】

<作品を少しでも良くしようと懸命に演じるかな。だが主演の酷い芝居や、それを是とする監督達に失望が募る。そんな中、アクアの演技が現場を一変させる…!>

主演のイケメン俳優たちの酷い演技の中で孤軍奮闘するかな。しかし、最終回に悪役のストーカーとして登場するアクアは迫真の演技を見せ、現場の雰囲気は一変し、最終回は視聴者からも高い評価を得る。

第五話【恋愛リアリティショー】

<一刻も早くアイドル活動を始めたいルビーは、かなをスカウト。ルビーに可能性を感じつつも、かなはリスクを鑑みて断ろうとする。だがアクアに熱烈に口説き落とされ……!?>

アクアに呼び出されたかなが心を躍らせて待ち合わせ場所に向かうと、そこにはルビーもおり、かなをアイドルグループにスカウトする。一方、アクアは、アイについての情報を求めて、鏑木の誘いに乗り、テレビ番組の恋愛リアリティーショー「今からガチ恋始めます」(今ガチ)に出演することになる。

第六話【エゴサーチ

<『今ガチ』の収録が進む中、女優・あかねは爪痕を残せずにいた。目立ちたい一心でヒールのように振る舞うも、望む反響は得られない。焦りを募らせたあかねは…!?>

ルビーとかなは、アイドル活動に向けた取り組みを開始する。一方、「今ガチ」で思うような反響が得られないあかねは、焦りで空回りを重ねて追い詰められていく。SNSで炎上して精神的に限界に達したあかねは、ついに、歩道橋の欄干に立ち身を投げようとするが、それをアクアが止める。

第七話【バズ】

<歩道橋の欄干に立ったあかねを引きずり戻したアクア。共演者に支えられ彼女は番組を続ける決意をする。一方アクアは、あかねに染み付いた偏見を払拭する為の策を実行する!>

メンバーから役を演じることを助言されたあかねは、アイにそっくりなしぐさ・口調でアクアの前に現れる。

第八話【初めて】

<完璧にアイを理解し、行動をトレースしてみせるあかね。さらに彼女は、アイに隠し子がいたことまで見抜いていた。女優・あかねに強い興味を抱いたアクアは…!?>

プロファイリングをしてアイを理解しようとするあかねは、アイに隠し子がいることまで見抜いていた。番組の収録を終え、アクアは、仕事上の彼氏彼女として交際を続けることにする。打ち上げの帰り、MEMちょと一緒になったアクアは、彼女の話を聞いて、新生B小町にスカウトする。

第九話【B小町】

<元々アイドルを夢見ていたというMEMちょ。人気も知名度も高く、契約上の問題もない。B小町の新メンバーとして申し分のない彼女だが、とある秘密を抱えていて…!?>

新メンバーとして問題のなさそうなMEMちょだったが、ある事情から、年齢を7歳もサバを読んでいた。しかしルビーやかなはそれを受け入れ、新生B小町がスタートする。アクアは、「今ガチ」に出演した代わりとして、鏑木からアイについての話を聞く。

第十話【プレッシャー】

<ジャパンアイドルフェス出演決定!そんなB小町に立ちはだかる『センターを誰にするか』問題。ルビーとMEMちょは、歌が上手いかなをセンターにしようと画策するが…!?>

歌が上手くないルビーとMEMちょの画策によって、かながセンターになることに決まり、ジャパンアイドルフェスに向けてトレーニングを積む。そうしてフェスの当日、かなは子役の年代を過ぎてから期待に応えられなかったかつての自分を思い返し、自分が2人を引っ張らなければとプレッシャーを感じる。

第十一話【アイドル】

<ついにステージに立ったB小町。MEMちょ目当ての客が詰めかける中、ルビーは亡きアイを思わせる笑顔で観客を魅了する。だが、かなを応援するサイリウムの光はなく…。>

ステージに立ったB小町の3人。センターを務めるかなの目には、MEMちょを応援する黄色、ルビーを応援する赤のサイリウムが打ち振られる様子が映り、自分を応援する白のサイリウムがないことに心は消耗するが、白いサイリウムを振るアクアの姿を見つけた瞬間、かなはアイドルとしての目標を心に決める。その帰り、アクアとあかねが仕事上の関係だと知ったかなは、アクアと普通に話ができるようになる。そして、アクアとあかねには、大人気マンガを舞台化する「東京ブレイド」の出演オファーが入る。かなにもその舞台のオファーが入り、あかねとかなは互いにライバル意識を燃やす。アクアは、アイを殺した犯人の手がかりを得るため、オファーを受けることを決める。

 

(ここまで)

 

第2期は7月3日(水)からTOKYO MXなどで放送開始されることがアナウンスされています。


そのうち、第1話については、6月30日(日)に先行上映会が行われるようです。

第2期のテレビアニメも、引き続き見ていきたいと思います。