鷺の停車場

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秋の京都旅行③ひさごの親子丼、八坂神社、建仁寺

つづき)秋の京都旅行の初日、11時40分ごろに高台寺を出て、歩いて3分ほどで、この日お昼を食べる予定の「ひさご」に到着しました。


お店の右側は待合スペース。約20人くらいの人が並んでいました。あらかじめチェックしたガイドブックにも行列覚悟のお店と紹介されていたので、これは想定内です。


順番が来ると、店員さんが行列の先頭のお客さんに声をかけてくれて、この正面からお店に入っていきます。


光が反射して見にくいですが、店頭には、親子丼、小ざるそば、にしんそばの3種類のメニューだけが紹介されていました。これが人気メニューなのでしょう。

行列に並ぶこと45~50分で順番が回ってきて、お店の中に入りました。並んでいた人数を考えると、けっこう回転が早いようです。

店内は、ざっと見た限りでは、2人掛けテーブルが8卓、4人掛けテーブルが2卓という感じ。


丼ものと温かい麺類のメニュー。


温かい麺類の続きと、冷たい麺類、ドリンクなどのメニュー。外国人観光客向けに、英語でもメニューが案内されています。


注文して5分ほどで、小ざるそば(730円)が到着。外側の看板にも掲げられていたとおり、茶そばです。つゆは甘くない関西風の味わいで、なかなか良かったです。


さらに5分ほどして、親子丼(1,060円)が到着。注文してから10分ほどですから、やはり回転が早いお店なのだろうと思います。


大きめの鶏肉がゴロゴロ入っていて、半熟の卵も美味。長い行列ができるのも納得の美味しさ。途中から、卓上に用意されていた山椒をかけると、少し味わいが変わってこちらも良かったです。

食べ終えてお店を出たのは13時ちょっと前。


もともとは、「ひさご」の最寄りのバス停の東山安井まで歩いて、そこから再びバスに乗るつもりだったのですが、うまくバス停が見つからず、祇園の交差点まで来てしまいました。せっかくなので、祇園の交差点に面している八坂神社に行ってみることに。


八坂神社は、794年の平安京遷都より前からある古社だそうです。

四条通に面した西楼門から境内に入ります。この門は1497年に建立された現在残るこの神社最古の建築物だそうで、重要文化財に指定されています。


江戸時代の1654年に再建された本殿。神社本殿建築としては最大級なのだそうで、2020年に国宝に指定されています。


たまたまですが、この神社で結婚式を挙げた新婚夫婦が歩いてきました。


手前は、1903年に建立された舞殿。こちらも重要文化財です。先ほどの新婚夫婦はここで結婚式を挙げたようで、雅楽の奏者たちが後片付けをしていました。


1879年に建立された南楼門から外に出ます。こちらも重要文化財です。


さらに進むと、1646年に建立された石鳥居がそびえています。こちらも重要文化財

13時20分ごろ、八坂神社を出て東大路通に戻り、祇園の交差点で四条通を左折して少し歩きます。


花見小路に入ってみます。


こちらもかなりの人が歩いていました。


しばらく歩くと、建仁寺の入口(北門)が見えてきます。


「大双龍図」が公開中だそうです。中に入ってみます。



境内の案内図。1202年に創建された京都最古の禅寺だそうです。


拝観料は、大人600円でした。


拝観受付でいただいたブックレット。かなり詳しめの解説があります。


本坊から建物内に入り、大書院に進むと、国宝の風神雷神図屏風が展示されています。ただし、ブックレットの説明によると、これは高精細デジタル複製のようです。


1599年に移築された重要文化財の方丈と、庭園の大雄苑。


1765年に建立された法堂(はっとう)。


ややピンボケですが、釈迦如来坐像、その両脇には阿難・迦葉像が安置されていました。


天井には入口に案内のあった「大双龍図」が描かれています。これは、もともとあったものではなく、2002年に創建800年を記念して描かれたものだそうです。


方丈庭園の大雄苑を正面から見たところ。


方丈の側面にも石庭が伸びています。


本坊の大書院と小書院の間の中庭にあるのは潮音庭。こちらも風情のある庭です。


小書院と本坊の間の中庭は、石庭の○△□乃庭がありました。

13時50分過ぎ、建仁寺を出て、再び祇園交差点方面に向かいました。(つづく