(つづき)秋の京都旅行の2日目、12時過ぎに嵐電の龍安寺駅に到着し、龍安寺まで歩いて向かいます。
10分弱で龍安寺の入口に到着。ここから参道が延びています。
境内の案内図。
山門の手前の拝観受付で拝観料を払います。
拝観料は大人500円でした。
順路に沿って歩いていくと、鏡容池が見えてきます。
池に突き出している弁天島にも、小さな祠がありました。
池から石庭がある方丈に向かう階段の麓に、看板がありました。
方丈の入口。
入口でいただいたリーフレット。
方丈に入るとすぐ、有名な石庭が目に入ります。
ちょうど真ん中あたりから見たところ。
反対側の端から見たところ。
方丈の襖絵も見事です。
方丈の側面も風情のある雰囲気です。
蹲踞(つくばい)。中央の水穴を漢字の一部の「口」に見立てて、吾唯足知(われただ足ることを知る)と刻まれています。
方丈を出て、順路に沿って池のほとりを進み、対岸側から方丈を望んだところ。
12時45分ごろ、金閣寺までバスに乗ろうと龍安寺前バス停に来たのですが、時刻表をみると、お目当てのバスは、つい数分前に行ってしまったようです。次のバスまでの時間もあるので、歩いた方が早いかと思って歩き出したのですが、しばらく歩くと、そのお目当てのバスが私たちを追い抜いていきました。定刻よりもけっこう遅れていたようです。これは失敗でした。
龍安寺から約1.5km、20分ちょっとかけて歩いて、金閣寺の入口に到着。足もだいぶ疲れてきました。
境内の案内図。
拝観料は大人400円でした。
拝観受付でいただいたリーフレット。
順路に沿って境内に入ると、すぐにきらびやかな舎利殿(金閣)が目に飛び込んできます。
さらに順路を進むと、金閣が一番美しく見えるスポットに。
方丈と陸舟の松。
金閣の裏側に回ってきます。この角度から見る金閣もいい感じですが、屋根の上のスプリンクラーが丸見えなのは興ざめです。1950(昭和25)年に放火により当時国宝だった金閣と安置されていた仏像などが焼失してしまい、1955(昭和30)年に再建されたという経緯から、火災対策に万全を期すのは仕方のないことかもしれませんが。
さらに順路を進んだところにある龍門滝。龍門の滝を鯉が登りきると龍に化するといわれる中国の故事登竜門にちなんだ鯉魚石が置かれています。
順路の最後の方にある不動堂。
13時半ごろ、境内を出ると、送り火で有名な大文字山(正式には如意ヶ嶽というそうです)がよく見えました。
歩いて5分ほどで、金閣寺道バス停に到着。
10分ほどバスを待って、13時45分ごろ、京都市営バスの205系統、西大路四条・西大路七条・京都駅行きに乗車します。
およそ45分ほどバスに乗って、14時半ちょっと前に京都駅前に到着。
帰りの新幹線までは50分以上あったので、コインロッカーに預けていた荷物を回収した後、お土産などを買いに駅ビル内にあるJR伊勢丹に行きましたが、時間があると思ってゆっくりしていたら、かなりギリギリの時間に。あわてて新幹線ホームに向かいます。
何とか発車時刻ギリギリに15時24分発のぞみ30号に乗車できました。
発車時間ギリギリになってしまったため、駅弁を選ぶ余裕はなく、新幹線コンコース内のデリカステーションでパッと目についた、中谷本舗の「ゐざさ 焼さば鮨」(1,080円)を買いました。後で調べてみると、奈良県で有名な「柿の葉寿司」などを作っている大正10(1921)年創業の老舗の商品でした。
シンプルなお寿司ですが、期待以上の美味しさでした。
家族の方は、JR伊勢丹の地下2階で美濃吉の「紅葉」(1,944円)を購入。享保元(1716)年創業の京懐石の老舗の秋限定のお弁当です。
舞茸、さわらの柚庵焼きなどの季節の料理、出汁がきいた煮物、牡蠣を使った炊き込みごはんなどが色鮮やかに盛り付けられています。こちらも美味しかったようです。
新富士駅の手前、富士川鉄橋あたりから、富士山がきれいに見えました。夏に神戸に行った帰りには全く見えなかったので、ちょっと満足。
ほぼ定刻の17時半ちょっと前に品川駅に到着。ここから在来線に乗り継いで、19時前に帰宅することができました。
2日ともかなり歩いたので、その後1~2日は足の痛みが残りましたが、久しぶりにいろいろ回れて、満足できる旅行でした。(おわり)