(つづき)岩手旅行の3日目。8時40分ごろに宿を出発して国道342号線を戻ります。天気が悪くなければ犬を連れて厳美渓を散策しようと思っていたのですが、本格的な雨模様のため諦めて通過、県道31号線を左折して平泉方面に向かいます。
しばらく進むと、道沿いに岩壁に食い込むようにたっているお堂を見かけて、立ち寄ってみることに。
達谷窟毘沙門堂というお堂。そういえばガイドブックに小さく載っていたような気がします。
拝観料は大人400円、高校生・中学生は100円。鳥居をくぐって進みます。
毘沙門堂。1615年に伊達政宗が再建したお堂は昭和21年に焼失し、今のお堂は昭和34年に再建されたものだそうです。
順路に従って進むと、岩面大仏がありました。上部の黒い岩には確かに大仏の顔の彫刻が見えます。
弁天堂。
1789年に移築された姫待不動堂。
その脇にある鐘楼。
1490年に焼失し、平成7年に昔ながらの工法で再建された金堂。
樹齢500年という大オッコウ。
ざっと20分くらいで境内を回り、9時半ちょっと前に出発、途中ちょっと買い物に立ち寄ったりして、平泉駅前で県道300号線を左折、9時50分ごろに町営の中尊寺第1駐車場に車を停めます。
駐車場の入口。少し弱まったとはいえまだ雨なので犬は車で留守番、と思っていたのですが、一緒に行きたがる犬の様子を見て、濡れるのを覚悟で連れていくことに。
境内の案内図。
駐車場近くの月見坂を上がっていきます。
途中はこんな感じ。
八幡堂。
弁慶堂。1827年に建立。
観音堂。
本坊の表門の薬医門。
本堂。明治42年に再建された建物だそう。
不動堂。昭和52年建立の比較的新しいお堂。
峯薬師堂。1689年にこの地に移され、昭和57年に改築されているそうです。
1802年に再建された大日堂。
旧鐘楼。梵鐘は1343年に鋳造されたものだそうです。
1715年に再建された阿弥陀堂。
1716年に建立された弁財天堂。
白山神社。
能楽殿。1853年に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。
1719年に再建された釈迦堂。
宝物館で、仏像や奥州藤原氏の副葬品など様々な文化財を見てから、金色堂がある有料エリアに入ります。なお、拝観料は大人800円、高校生500円、中学生300円、小学生200円です。
まず覆堂に向かいます。この中に1142年に建立された国宝の金色堂が建っています。内部は撮影禁止だったので写真は撮っていませんが、金箔の豪華絢爛さだけでなく、見事な螺鈿細工をはじめ、細部の装飾まで、当時の栄華を感じさせます。
重要文化財の経蔵。
天満宮。
重要文化財の旧覆堂。昭和38年の新覆堂の建築に伴い移築されたもの。
参拝を終え、月見坂を戻る途中、東物見からの風景。
駐車場に戻り、すっかり濡れてしまった犬を拭いてから、11時45分ごろ、昼食に駐車場そばにある泉橋庵(支店)に入ります。
店頭のメニュー。
秀衡盛付わんこそば24杯(1,680円)。薬味は、なめこ、山菜(わらび)、ネギ、海苔、わさび、鰹節、とろろの7種類。盛岡で食べたわんこそばは、お椀につゆ入りのそばを入れて食べる形でしたが、ここのわんこそばは、お椀におつゆを注いで、つゆなしのそばを入れて食べる形のようです。写真は左端上下の2つのお椀に、右端下のおつゆ入れからおつゆを注いだ後の状態。
そばはこんな感じにまとめて出てきます。自分でお椀に入れて食べる方式。12杯でざるそば1人前の量ということなので、24杯は2人前ということになります。
1杯のそばはこんな感じ。
自分のペースでのんびり食べるのは、盛岡で食べたわんこそばとはまた違う感じで良かったです。
家族が食べた前沢牛丼定食(1,260円)。メニューによれば、そばは包丁切り手打ちそばということで、わんこそばよりも太めに切られていました。
12時10分ごろに出発して、10分ほどで平泉前沢インターから東北道に乗り、帰路に就きます。
行きは常磐道→三陸道を経由して東北道に出ましたが、帰りは磐越道経由にしてみます。13時10分ごろに富谷ジャンクション、13時半ごろに村田ジャンクション、14時すぎに福島ジャンクションを通過し、14時半ごろに郡山ジャンクションから磐越道に入ります。
14時45分ごろから20分ほど、阿武隈高原サービスエリアで休憩。犬も軽く散歩させます。
15時半すぎにいわきジャンクションから常磐道に入り、16時半ごろに友部ジャンクションを通過。17時ごろ、谷田部インターを過ぎたあたりで自然渋滞にはまってしまいましたが、18時20分ごろに無事帰宅することができました。(おわり)